本文へスキップ

星占いとタロット・ブログ SPACE・和

和代のゆうゆう日記

HEADLINEさざんか

 Site Menu

INDEX
西洋占星術
タロットカード
占い鑑定案内
陶芸
プロフィール
サイトマップ
お問い合わせ
スピリチュアルエッセイ

2021

2月15日(月)
 ここ約一週間の、東京の新規感染者の数。
 2月7日、429人。
 8日、276人。
 9日、412人。
 10日、491人。
 11日、434人。
 12日、307人。
 13日、369人。
 14日、371人。
 そして今日は、266人です。

 オリンピック、パラリンピック委員会は、森会長が辞任し、後継者をお友達の川渕氏に託したことが問題になって、川渕氏が辞退しと、もめにもめている。国民の多くは、オリンピックをやらないほうがいいと思っている。






2月9日(火)
 東京の新規感染者、412人。昨日よりだいぶ増えている。目安となる検査件数は5065件。
 国内の新規感染者は1216人。
 緊急事態宣言が解除された栃木県の、今日の新規感染者は3人。宣言が解除されても、外出自粛を続けている人が多い。緊急事態宣言が発令されていたときは、街にほとんど人がいなかったそうだ。東京は栃木県から学ばなければならない。東京の人間は、いい加減すぎる。

 ワクチンの効果が、いろいろ言われている。一度打てば一年近く効果が保たれるという報告もある。
 コロナの後遺症も、次々と報告がおこなわれている。後遺症が半年以上続くケースが、罹患者の25%あるとか。かなり怖い報告がされている。

 イギリス由来の変異型コロナが、市中でじわじわと広がっているようだ。イギリスでは、変異型コロナは、10日間で感染者が倍増しているらしい。

 オリンピック・パラリンピック委員会が揺らいている。森会長の問題発言のせいで、大会ボランティアに登録していた人の辞退が続き、340人に上っている。
 二階幹事長が、森さんの発言を、深い意図はなく、瞬間的な発言だったと言ったことで、今度は二階さんへの非難も高まっている。
 以前、麻生財務大臣が、東京オリンピックは呪われたオリンピックだと言ったが、まさにその通りかもしれない。








2月8日(月)
 東京の新規感染者、276人。300人を下回るのは、2ヶ月ぶりだそうです。重症者は104人。昨日の新規感染者は429人。
 だいぶ減ってきているが、自粛を緩めたら、感染者数はすぐに増えると、お医者さんは警告を発し続けている。
 栃木県が、緊急事態宣言から外された。
 大阪府は、緊急事態宣言の解除を検討しているが、府民の間からはまだ解除は早いという意見が聞かれる。

 ここ数日、森さんの女性蔑視発言で、持ちきりだ。オリンピック・パラリンピック組織委員会委員長を辞任せよという世論が高まっている。プラカードを掲げるだけのサイレント・デモも行われている。海外メディアもこぞって森さんの発言を取り上げているし、ツイッターによる手厳しい非難も多い。
 今日のニュースによると、森さんは発言のあと、反発が凄かったので、辞任の意向を固めたが、組織委員会のメンバーが留まるように説得したそうだ。性差別はオリンピック憲章にうたわれている男女平等に反する。組織委員会の人々は、いったいどういう考えで、オリンピックの準備を進めているのか。森さんがいなかったら、行き詰まるとでも言うのか。だらしないったらありゃしない。

 東京女子医大が、職員に向けた文書で、コロナに感染し、職務を休んだ場合、感染の状況によっては休んでいる期間、無給にすると通告した。感染による休職は、義務の不履行だとか、契約違反だとかいった文言もある。東京女子医大は、去年の夏、ボーナスを払わないとして非難され、態度を改めたが、またぞろこのような挙に出た。現場で頑張っている職員を大事にする気持ちはまるでないのだろう。そういう心の持ち主が、はたして患者の気持ちを思いやれるのか。







2月6日(土)
 東京の今日の新規感染者、639人。
 4日の新規感染者、676人。
 今日の全国の新規感染者、2372人。前日と比べて、205人減っている。
 検査数が多い木曜日の感染者が、676人ということで、だいぶ減ってきたなと思う。全国の感染者も、多いときは7000人台だった。

 ワクチン接種に向けて、準備が進んでいる。今月半ばから、医療従事者への接種が始まる。






2月3日(水)
 東京の新規感染者、676人。直近7日間の
平均は、1日あたり708人。
 だいぶ減ってきたが、病床の占有率はまだ6、7割だそうだ。
 緊急事態宣言の延長には、ほとんどの人が仕方がないと思っているようだ。

 花粉症とコロナの初期症状が似ているので、感染しているのに花粉症だと思っていたり、コロナかもしれないと不安を抱えたり、少なからず混乱が生じている。
 私は花粉の季節以外でも、よくくしゃみが出るので、人中でくしゃみが出そうになると、とても気を遣う。

 接触確認アプリ「ココア」に不具合が見つかった。濃厚接触者に通知が届いていない。なんだかなぁ。台湾に比べると、日本はほんとうにお粗末だ。

 アストロゼネカのワクチンを高齢者には接種しない国が増えている。65歳以上の人の治験が十分に行われていないからで、ドイツに続いてフランス、ポーランドなどが高齢者への接種を控えている。

 去年のダイヤモンド・プリンセス号の感染から1年たっても、後遺症に苦しんでいる人がいる。60代の人で、不眠や高血圧、背中の痛みなどがあるという。一年たっても体調がもとに戻らないのは、恐ろしい。

 イギリスで、コロナの変異種がさらに変異した株が見つかった。南アフリカの変異種とともに、現在接種が行われているワクチンでは、効果が減るらしい。感染が広がれば広がるほど、変異種は出やすくなる。




2月2日(火)
 東京の新規感染者、556人。重症者は129人。全国の新規感染者は、1791人で、前日より882人減っている。
 20代の感染者が減ってきている。若者にもコロナ・パンデミックの怖さが伝わり始めたのか。
 若い人たちに、深刻なしわ寄せが生じている。オンライン授業が続いて、家にこもりがちになり、飲食店の経営難でアルバイトがなくなり、精神的にも経済的にも追いつめられている人が多くなっている。年金をもらっている高齢者は、暮らしに困ることはないが、若い人たちは切実な問題に直面している。コロナを前に、高齢者はぼやくが、若者は嘆くと誰かが言った。

 緊急事態宣言が3月7日まで伸びた。飲食店は苦しい。バーなどに氷を卸す氷屋さん、酒屋さん、食材を卸す会社なども経営難に見舞われている。
 広範にPCR検査をして、感染者を隔離し、安全な人だけで経済を回すのは、まるで不可能なことなのだろうか。







2月1日(月)
 東京の新規感染者、393人。検査件数は6400件くらい。

 緊急事態宣言は一ヶ月延長になる見込みだ。

 海老名市は独自に、自宅療養中の人を支援する体制をスタートさせる。健康観察や食料の提供などを行う。一人暮らしで買い物に行けず、餓死の恐れを感じた人が少なからずいるから、こういう体制をすべての自治体でやるのが、本筋だと思う。

 石原伸晃が、退院した。感染し、ほとんど症状がないのに、持病があるという理由で入院した。そのことにネットで批判が高まり、上級国民という言葉が飛び交った。批判を考慮して早々に退院したのだ。今さら、遅いよ。
 国会議員の会食や銀座でのクラブのはしごなど、国民の感情を逆なでする行為が続いている。そんな中、自民党の国会議員全員にPCR検査をするという報道が出た。それはいいことだが、費用は税金だ。自腹でやれよと言いたい。

 ワクチン製造が間に合わなくなっている。コロナのワクチンは短い治験期間といい、製造の問題といい、ドタバタのうちに進んでいる。安全性は大丈夫だろうか。







1月31日(日)
 東京の新規感染者、633人。昨日、一昨日と1000人を下回っている。
 2400人くらいをピークに感染者数は減ってきた。2000人を超える数字を見て、日本人は恐怖感を持ったのだろうか。昼間の街の人出はそう減っていないようだが、のんきな人もさすがに怖くなったのか。
 
 海外ではワクチン接種が始まっている。治験期間を十分に取っていないのに、どんどん接種するのは、いかがなものか。フランスではワクチン接種に疑問を持つ人が多いようだ。イギリスとアメリカの国民は、接種に前向きだ。一日に何万人という感染者が出ていたら、ワクチンに飛びつきたくなるだろう。
 ニューヨークは感染が減少傾向にあり、ロックダウンが解除されるらしい。日本の緊急事態宣言はさらに一ヶ月延長される。
 ドイツは、65歳以上の人にワクチン接種を勧めないという声明を出した。日本は医療従事者と高齢者を先行して接種する。ドイツが出した声明の理由は何? とっても気になる。
 






1月28日(木)
 東京の今日の新規感染者、1064人。
 全国の新規感染者、3970人。

 ふじみの救急病院の院長先生が感染した。最初の検査は唾液によるPCR検査と抗原検査で、それは陰性だった。熱が高くなり、二度目のPCR検査で陽性になった。陰性の結果が出ても、安心はできないということだ。
 人生で一度か二度というくらいつらい症状だったと言う。女優の井上和香さんも感染したが、経験したことのないくらいの体の痛みがあったと言う。ほかにも、8日間、高熱が続いたと言う人がいる。軽症であっても、コロナの症状は本当に深刻なのだと、あらためて思う。

 ワクチン接種のリハーサルが始まっている。健康状態を調べる問診のコーナーを設けてはいるが、これだけでは足りないと思った。前もって、お医者さんに自分の健康状態とワクチンを打っても大丈夫かどうか、じっくり相談したい。
 ネットのアンケートでは、すぐにワクチンを打ちたいと答えた人が全体の約3割、様子を見てからにしたいという人と、打たないと答えた人が、それぞれ約3割だ。
 アレルギーを持っている人は、過去にどういう物質が原因で発症したかを、明確にする必要があるようだ。私の場合、薬以外のものでは実にさまざまなものが原因で、ジンマシンが起きる。薬は不明だが、風邪で高熱が出ると、体中にジンマシンが出るから、風邪薬の中の成分に反応しているかもしれない。

 家で食事をする人が増えたため、豚肉の需要が高まり、値段が上がっている。仕入れ値が高騰しているので、飲食店が打撃を受けている。








1月27日(水)
 東京の今日の新規感染者、973人。重症者は昨日より11人増えて、159人。
 全国の新規感染者、3852人。

 イスラエルはワクチン接種が進んでいて、12万人くらいに接種して、一週間たった時点でPCR検査をしたところ、陽性者は20人だった。さらに日数が経過した場合、どういう人数になるか、観察が必要だが、明るいニュースではある。
 私はアレルギーを持っているので、副反応が心配だが、やはり打ったほうがいいのかもと思い始めた。

 感染者が少し減ってきたのは、緊急事態宣言の効果が現れているからだろう。西村大臣は東京の新規感染者が500人になったら、宣言を解除すると言っていたが、感染の傾向を見極めてからと、慎重な語調に変わってきた。
 国会議員が二人、緊急事態宣言の最中にもかかわらず、銀座のクラブで夜11時まで飲酒をした。はしごをしたというから、何軒か店は開いていたということだ。菅総理が処分を考えると、謝っていた。
 入院できずに亡くなる人が増えていることについても、菅さんは謝っていた。ひどいかすれ声で、力がない。PCR検査は受けていると思うが、検査については触れなかった。

 この冬、日本海側は異常な大雪だ。異常気象とパンデミックに世界は打ちのめされている。人類は滅亡の方向に向かっているのだろうか。








1月26日(火)
 東京の今日の新規感染者、1026人。せっかく1000人を下回っていたのに、もとに戻った。重症者は148人。

 ドアノブから感染が広がったケースがある。みんなが触る箇所だ。水道の蛇口もそうだ。

 補正予算に、感染対策よりGoToキャンペーンの予算のほうがはるかに多く盛り込まれている。政府は国民の健康より経済を重視している。菅さんはGoToキャンペーンにしがみついているかのようだ。風邪をひいているのか、菅さん、声が嗄れている。コロナじゃないよね。

 自宅療養中の人の死亡が続いている。呼吸が苦しくならず、血液中の酸素濃度が急に下がって、短時間で死に至る。苦しくないところから、ハッピーなんとかという名称がついている。






 1月25日(月)
  東京の今日の新規感染者、618人。重症者は148人。感染者が減ったのは、緊急事態宣言の効果が現れているからだろうか。

 京都大学の研究チームが、GoToトラベルの感染への影響をまとめた論文を発表した。それによると、県境を越えて旅行した人と、旅行しなかった人では、旅行した人のほうが、感染の割合が高くなっている。

 夜8時以降、飲食店が閉まっているので、路上や公園で飲み会をやる人が増えている。マスクをしないで酒盛りをし、人々が去ったあとは、ごみの山だ。フラストレーション発散のために宴会をしたいのは、わからないでもないが、ごみくらい持って帰れと言いたい。会社勤めをしているくせに、社会性がゼロだ。感染拡大を食い止める心がけを持たないと、あんたが勤めている会社だって、先行き不透明になるかもよと、言ってやりたい。







1月23日(土)
 東京の今日の新規感染者、1070人。重症者は156人。昨日の新規感染者は1175人。
 少し減ってきたかな。

 イギリスの報告によると、新たな変異種は従来型より致死率が1%くらい高いそうだ。
 
 コロナに感染した30代の母親が自殺した。シングルマザーで、感染後、2人の子供は元の夫に預けていた。痛ましいことだ。
 若い人たちはニュース報道をあまり見ず、コロナに感染しても軽症ですむと思っている。現実がどうなっているか、何が起きているか、知ろうとするパワーを持っていない。






1月21日(木)
 東京の今日の新規感染者、1471人。重症者は159人。
 全国の新規感染者、5532人。重症者は1014人。累計死亡者数、4778人。
 一日に5000人以上が感染するというこの現実。恐ろしい。しかし一方で、魔の木曜日にしては新規感染者が少ないかなと思う。緊急事態宣言の自粛効果が、少し出ているのか。

 電通が本社ビルを売却する。リモートワークが広がり、本社ビルを利用するのは、社員の約2割だからだそうだ。
 洋服の青山は店舗を減らしていて、銀座の店舗を閉めるそうだ。
 東京から地方へ、移住を考える人が増えている。コロナが社会を変えつつある。

 アメリカはトランプ支持者のために荒れているが、バイデン新大統領の就任式
は無事に終わった。
 レディー・ガガが唄う国歌が素敵だった。ニューヨーク株式相場は過去最高の値上がりで、それにつれて日経平均も上がった。
 コロナのせいで困窮している人が急増しているのに、株価は上昇している。このアンバランスが怖い。




1月20日(水)
 東京の今日の新規感染者、1274人。重症者は160人。
 全国の新規感染者、5320人。死亡者数は4686人で、公表されている中国の死亡者数を上回った。
 
 群馬県のクリニック、インターパーク倉持呼吸器内科の院長である倉持先生は、コロナの現状をテレビで率直な言葉で語ってくれる。好感が持てる先生だ。PCR検査の設備が整い、積極的に検査を行っている。
 このクリニックに誹謗中傷の手紙と封筒に入れたカッターナイフの歯が届いた。倉持先生がテレビに出るから、群馬県で感染が拡大しているという、わけのわからない内容の文章が、拙い字で書いてあった。
 大学センター試験で、40代の受験生が鼻を出してマスクをつけていて、試験官が何度注意しても改めず、受験資格を剥奪されるという事件が起きた。男は逃走してトイレに立てこもり、警察に逮捕された。
 言語道断の行いをする人が増えているような気がする。コロナ禍の中、やり場のないうっぷんを抱えている人は多い。それがこんな形で噴き出すのだろう。しかし本当に腹立たしい。





1月19日(火)
 東京の今日の新規感染者、1240人。重症者は過去最多の155人。全国の重症者は1001人。初の1000人超え。
 英国由来のコロナ変異種が、国内の渡航歴のない人から見つかった。女性二人と男性一人で、女性は回復している。変異種の感染は、水面下で広がっているかもしれない。

 接触の8割削減を提唱した、京都大学の西浦教授の本を読んでいる。国民の目には触れないところで、分科会の尾身会長初め、感染症の専門家の人たちがどれほどの闘いを続けてきたかがよくわかる。あれよあれよという間に広がっていくコロナウイルスを前に、学者や医療従事者の方々は心身ともに疲弊していると思うと、胸が痛む。
 







1月18日(月)
 東京の今日の新規感染者、1204人。
 全国の重症者は972人。新規感染者は5869人(一日前)。
 特措法が改正され、休業要請に従わない場合は罰金が課される。刑事罰ではないので、前科はつかない。
 夜8時までの時短営業に従わない店に、客が殺到している。店内は密で、みんな盛り上がっている。ここから感染が広がりそうだ。

 アメリカの複数の新聞が、日本はオリンピックを開けないのではないかと書いている。菅さんは開催すると強い口調で言うが、具体策は語らない。オリンピックの開催については、これからはIOCではなく、国連の判断になるそうだ。





1月17日(日)
 東京の今日の新規感染者、1592人。日曜日の最多を更新。重症者は前日より2人増えて、138人。
 国内の感染者数は72289。新規感染者は7012人。重症者は972人。死亡者数は4475人。

 20代の感染者が、他の世代にくらべて突出して多い。この世代に現状の危機をどう伝えるかが課題になっている。若者がテレビのニュースを見ないことは世界的な傾向らしく、イギリスでは駅や街角に逼迫している医療現場の写真を載せたポスターなどを貼って、赤裸々に現実を伝えようとしている。日本は過激な写真や映像を公共の媒体に載せないが、当たり障りなく曖昧にしてしまう伝え方がマイナスになっていると言えるだろう。

 自宅待機のコロナ感染者が亡くなったというニュースが、毎日のように報じられている。決まりでは高齢者や持病がある人は優先的に入院できることになっているが、もはやそれは守られていない。そういう人を入院させたくてもできない状況が起きている。受け入れ病院が見つからず、症状が悪化してからやっと入院できたり、救急車でぐるぐる回った挙句、自宅に戻されたりという例が増えている。
 





1月16日(土)
 東京の今日の新規感染者、1809人。重症者は前日より3人増え、136人。
 家庭内感染が増えている。
 家庭内でどのように感染するかを調べた報告によると、寝室を共有すること、マスクなしで会話をすることが、最も危険なようだ。飛沫感染が最も多いということだ。
 空気が乾燥している冬は、ウイルスが空中を漂いやすく、また鼻の粘膜や鼻毛を通り抜けて、直接肺に入ることが多い。

 コロナに感染してしまって、初めて恐怖を覚える。感染していないうちは、大丈夫だろうという思いがなんとなくあって、気が緩むのだ。

 自民党の石破さんが、9人でふぐ料理の会食をした。週刊文春が記事にし、非難にさらされている。




1月15日(金)
 東京の今日の新規感染者、2001人。
 緊急事態宣言が出された東京、大阪、京都、兵庫、福岡、愛知、栃木で、通勤時間帯の人出は減っていない。夜8時以降は閉まっている店が多いので、街は人が少ない。小池都知事や西村大臣が昼間の外出、ランチを控えるよう、強く要請している。
 これに対してサイゼリヤの社長が、やや乱暴な言葉で反発している。なぜならサイゼリヤのようなチェーン店の大企業には、協力金が出ないからだ。

 コロナ感染者が入院できなくなっている。自宅療養中の人は、一ヶ月前の約7倍の、8414人に上っている。自宅療養中に亡くなる人が増えている。
 感染爆発が起きていることを、ひしひしと感じる。







1月14日(木)
 東京の今日の新規感染者、1502人。
重症者は前日より6人減って、135人。
 13日の、国内の新規感染者は5871人。現在感染している人の総数は、69831人。累計感染者数は、304,104人。亡くなった人は4275人。

 政府はビジネスも含めて、すべての外国人の入国を止めると発表した。また帰国した日本人の2週間の経過観察を徹底し、違反した場合は氏名を公表する罰則を設けることとした。
 菅総理は数日前までは、ビジネス目的の外国人を受け入れると言っていた。急に方向転換したことで、菅さんへの信頼度がまた低下している。

 コロナ感染者の自宅待機がどんどん増えている。家で療養中に亡くなる人も出てきている。

 飲食店の時短営業要請の協力金が、1店舗につき1日6万円出る。緊急事態宣言は一ヶ月続くから、180万円もらえる。小さな店で売り上げが6万に満たないところは、けっこう喜んでいるようだ。必要経費を引いても、150万円くらい余り、たっぷりの小遣いと一ヶ月の休みをもらったようなものと、ツイッターに嬉しそうに書いている人がいた。







1月13日(水)
 東京の今日の新規感染者、1433人。重症者は141人。
 国内の累計感染者数が30万人を超えた。昨年12月下旬には20万人台だったので、3週間くらいで10万人増えたことになる。感染爆発がついに起きてしまった。
 医療崩壊も始まった。医師会の先生たちが連日のようにテレビに出て、危機的状況を訴えている。誰を診察するか、選別が始まっている。感染者のうち、65歳以上の人や基礎疾患のある人が優先される。
 東京都は新たにコロナ専門病院を作る。現在ある病院をコロナ専門にし、その病院の患者さんを他の病院に移す。
 
 西村大臣や小池都知事が、昼間も不要不急の外出を控えるようにと、やや強い口調で呼びかけている。夜8時までの休業要請の印象が強いのか、昼の時間帯は出歩いてもいいのかと、国民は思ってしまっているみたいだ。
 
 政府は法改正により、コロナ患者が入院を拒否した場合、一年以下の懲役か100万円以下の罰金を想定している。ほかにも休業要請に応じない店への罰則など、法律で取り締まる方向へ舵を切ったようだ。国内に対して厳しくするなら、水際対策も厳格にしなければならない。

 森喜朗会長が、オリンピック開催について、弱音をもらした。私の立場ではオリンピックを開けないとは、口が裂けても言えないとか、神に祈るしかないとか。
 菅総理はこれとは対照的に、何がなんでもやると述べた。マイクロソフトのビル・ゲイツ氏に励まされたとか。しかしオリンピックを実現させる具体的な方法については、まったく言及していない。





1月12日(火)
 東京の今日の新規感染者、970人。
 都心で初雪が降った。ほんの少しだ。
 東京は、夜の人出は減っているが、昼はけっこう人が出ている。買い物やランチに出かける人が多そう。コロナは夜行性じゃないんだよ。

 緊急事態宣言が、明日から大阪、京都、兵庫に出される。岐阜と愛知も加わるらしい。

 コロナの日本での変異種が認められた。また英国型、南アフリカ型の変異種が拡大した場合、一日に1万人以上の新規感染者が出るというシミュレーションが発表された。日本の水際対策は強制力がなく、ビジネス目的の外国人は入国できるので、海外の変異種はどんどん入ってくるだろう。イギリスでは変異種が発見されてから、感染者が爆発的に増えているのだ。

 医療現場では、命を助けるのに優先順位をつける、命のトリアージが始まる模様だ。
 入院を望んでもできない人が増えるいっぽう、予定していた手術が延期になる人も増えている。保健所のコロナ対応はパンク寸前だ。即刻入院が必要なコロナ患者が自宅待機になったり、家で療養できるレベルの患者が入院していたりと、ちぐはぐな事態も数多く起きているらしい。






1月11月(月)
 東京の今日の新規感染者、1219人。重症者は131人。 国内の新規感染者は3852人。
 救急車を呼んでも熱が高くないと来てくれなかったり、受け入れ先の病院がなかなか見つからず、いくつかの病院を回るケースが急増している。高齢であっても入院が難しくなっている。
 自宅療養をしている30代の女性の窮状が、ニュース番組で報じられていた。シングルマザーで、子供二人は元夫が引き取り、一人で家にいる。胸の痛みや息苦しさがあり、時々意識がもうろうとなる。食料が底をつき、わずかの菓子類や砂糖水で飢えをしのいでいる。コロナで死ぬか、餓死するかというとてつもない不安と恐怖の真っ只中にいる。
 医療崩壊が始まっている。








1月10日(日) 
 東京の今日の新規感染者、1494人。重症者は128人。
 国内の新規感染者は9日の時点で、7790人。死亡者は59人。
 あと2週間たつと、このままの水準で感染が増えれば、都が用意した4000床の病床は満杯になるという。その先は入院できない人が急増する状況が訪れる。
 年末から新規感染者が急に増えたのは、正月休みに帰省する前に検査を受ける人が増加したこと、今年の正月休みは最長で11日までと長いので、その間に体を調べ、陽性だったら休み中に治せば、会社に知られなくて済むという思いが、若い世代にあることが考えられると、都の職員は言う。
 検査で陽性になっても医療を拒む若い人が増えている。20代、30代はコロナにかかっても静かにしていれば治ってしまうことも多いので、医者にかかって感染したことが会社にばれることのほうが恐ろしいのだ。感染が発覚すれば解雇される恐れがあり、最悪の場合、住むところを失う。
 検査で陽性が判明し、入院やホテル療養の手続きを看護師が進めようとしたら、「クソばばあ」と怒鳴って病院を出ていった人がいるそうだ。感染しても絶対に解雇されず、生活が保障される社会であれば、このようなことは起こらない。
 倒産件数は増え、解雇や雇い止めが急増し、家賃が払えなくなり路上に追い出される人が後を絶たない。いっぽうで株価は上がり続け、お金持ちはより裕福になっている。海外では、コロナ撲滅を理由に、強権政治をおこなう国が出てきている。個人の意思を尊重する民主主義より、強い力で民衆を支配する独裁的な政治の方がよいと思う国民も増えている。








1月8日(金)
 東京の今日の新規感染者、2392人。重症者は前日から8人増えて、129人。
 
 二階幹事長が、オリンピックを開催するのは当然のことで、開催しないという考えの根拠を聞いてみたいくらいだと、挑戦的な発言をした。この人の頭の中を覗いてみたい。

 海外からのビジネス目的の入国者を、受け入れることに、政府の方針が変わった。与党も野党も、議員の多くが外国人の入国に反対しているなか、菅総理の強い思いがあって、受け入れが決まった。イギリスや南アフリカの感染力が強いウイルスが、どんどん入ってくるだろう。政府は目先の経済しか考えていない。






1月7日(木)
 東京の今日の新規感染者、2447人。昨日から856人増えた。重症者は121人。恐ろしい勢いで感染が増えている。検査件数はわからない。
 大阪の新規感染者は607人。過去最多。吉村知事は、国に緊急事態宣言を大阪に出すことを要請する。
 全国の新規感染者は、この24時間で8000人を超える。

 今日から東京都と隣接する県の、緊急事態宣言が始まる。飲食店中心の営業制限だ。国民のコロナに対する緩んだ気持ちがどれだけ引締められるか、どれだけ感染者数を減らせるのか、疑問だ。もっと早く緊急事態宣言を出すべきだったという声も多い。
 菅総理が、今記者会見をしている。緊急事態宣言は2月7日までと言っていた。なんとしても感染を食い止めると言っていたが、具体的な内容はわからない。早口で原稿を棒読みするだけの会見で、気持ちが伝わってこない。

 飲食店が夜8時までの営業になることを受けて、店内での営業をやめ、デリバリーに絞ったり、8時前に店を閉めるところが出てきている。8時以降が客足のピークなので、8時まで開けていてもその前に閉めても、同じことなのだそうだ。
 飲食店には緊急事態宣言の期間、一日6万円の支援金が出る。
 渋谷のセンター街は人が少なくなっている。6時前の時点ですでにシャッターを閉めている店もある。鎌倉の小町通りは、観光客はほぼゼロだ。もっとも小町通りの店は、普段から閉まるのが早い。土曜日からの連休にどんな光景が広がるのか。

 中国が、WHOのウイルス調査団の入国を拒否している。








1月6日(水)
 東京の今日の新規感染者、1591人。検査件数は4500件ほど。重症者は153人。7日間の平均は、一日当たり1071人。すべて、うなぎ上り。

 緊急事態宣言が明日、発令される。飲食店の時短営業要請が主で、カラオケ店、パチンコ店なども含まれる。ネットカフェは、ここに寝泊まりする人が多いので、対象からはずされる。
 イベントの観客動員数も、今まで緩和されていたのが、制限が厳しくなる。小さなライブハウスは飲食店として登録しているケースが多く、そういうところはライブを夜8時で終わらせることは不可能なので、事実上の閉店になる。
 飲食店の夜8時までの営業要請に応じない店は、店名を公表する罰則を設ける。
 学校や図書館などの施設、映画館、百貨店は閉めない。映画館は状況が変わることを考慮して、前売り券の販売を停止した。

 都は企業に対して、テレワークを増やすよう求めている。目安としては、週3日のテレワークで、社員の6割ほどを在宅にする。

 老人介護施設でのクラスターが、相次いで発生している。






1月5日(火)
 東京の今日の新規感染者、1278人。重症者は前日から3人増えて、111人。陽性率は12%台。
 大谷クリニックの大谷先生によると、年末年始の陽性率は34%に上る。
 今日の全国の重症者は771人で、過去最多。

 イギリスでは一日の感染者が5万人を超え、3度目のロックダウンに入った。ロックダウンに反対するデモが起きた。
 南アフリカで現れているコロナの変異種は、現在使用が始まっているワクチンが効かないことがわかった。ワクチンを作り直すには、1ヶ月半はかかるという。

 バドミントンの桃田賢斗、横綱の白鳳が、コロナに感染した。ほかにも俳優やアイドルら数人が、検査で陽性になった。







1月4日(月)
 年末年始、東京の感染が急拡大している。
 12月31日、東京の新規感染者、1337人。
 1月1日(金)、700人台。
 1月2日(土)、814人。重症者は94人。
 1月3日(日)、816人。重症者は101人。
 そして今日は、884人。重症者は108人。今日の人数の目安となる検査件数は、2000件ほど。

 政府は緊急事態宣言を今週土曜日から実施する。具体的な内容は、飲食店の時短営業以外は発表されていない。

 帰省や旅行に行く人は激減しているが、都内の人出はそれほど減っていない。福袋の売り出しに大行列ができている。渋谷のスクランブル交差点のカウントダウンも、例年よりは人が少ないが、それでもけっこう込み合っている。
 川崎大師の初詣は、押すな押すなだ。高尾山は電車とロープウエイが2日は動いていたので、山頂には一日遅れのご来光を拝むために、多くの人が集まった。
 スーパーも電車の中も、ソーシャルディスタンスを守っている人は少ない。みんな、のんきなもんだよ。自分は感染しないと思っているんだね。その楽観論の根拠はどこにあるの?








12月29日(火) 
 東京の今日の新規感染者、856人。火曜日としては過去最多だそうです。もう嫌になっちゃうね。

 立憲民主党の羽田雄一郎議員が、コロナウイルスに感染して亡くなった。53歳だ。発熱してから4日ぐらいで、予約していたPCR検査を受けに行く途中、車の中で容態が急変し、病院に向かったが、ほどなく病院で亡くなった。基礎疾患があったという。国会議員がコロナで命を落としたのは初めて。
 発熱したがすぐ熱が下がるなど、初め症状は軽かったが、あっという間に亡くなってしまった。コロナの恐ろしさを改めて感じる。50代の前半で亡くなったことで、これまで自分は大丈夫と思っていた中年の人たちも用心深くなることだろう。

 南アフリカで感染が広がっている、イギリスとは別種のコロナの変異種が、ついに日本に入ってきた。南アフリカから帰国した30代の女性が、変異種に感染していたことがわかった。
 日本政府は海外からの入国を禁止したが、ビジネスでの入国者は受け入れている。






12月28日(月)
 東京の今日の新規感染者、481人。月曜としては過去最多。27日の新規感染者は708人。
 イギリスからの帰国者とその濃厚接触者から、感染力が強い変異種のコロナが広がりそうだ。空港の検疫に引っかからなかった30代のパイロットの男性とその家族が変異種のウイルスに感染していることがわかった。航空会社の規定で、パイロットは空港の検疫を通らなくていいそうだ。理由はパイロットが検疫で足どめを食った場合、運行に支障をきたすからだそうだ。何かあった場合のフォローを航空会社はどう設定しているのだろう。
 国は海外からの変異種の流入を防ぐために、いっさいの入国を拒否した。

 今日からGoToトラベルがストップするので、空港も新幹線のホームも人が少ない。旅行のキャンセルはすごい数に上っている。しかし渋谷など若者が集まる街は、相変わらず混雑している。若者にパンデミックの実態をどう理解させるかがカギだと、専門家は言っている。

 北海道は道民が外出を控えたので、感染者数が減り始めた。人が移動しなければ、感染はおさまる。コロナ対策はシンプルだ。





2020

12月26日(土) 
 東京の今日の新規感染者、949人。恐るべき数字だ。
 イギリスからの帰国者と濃厚接触者5人が陽性になり、そのウイルスが感染力の強い変異種であることがわかった。
 日本の水際対策は拘束力がないので、変異種のウイルスが今後入ってくる可能性は十分にある。来年はとんでもない年になるだろう。

 コロナで自宅ワークをすることで、家族との間がギクシャクする人が増えている。妻への暴力も、離婚も、増えている。勤め先が倒産し、生活に窮する人も増えている。






12月25日(金)
 東京の今日の新規感染者、884人。検査件数は9600件ほど。重症者は81人。

 今日が仕事納めの人も多い。帰省する人は少なく、新幹線の利用者は、去年の仕事納めの頃と比べて、7割減。飛行機も同様だ。東京駅の新幹線のホームはガラガラ。
 アメ横も客が少ない。あの混雑を考えて、行かない人が多いのだ。かわりにアメ横のネット販売が好調だそうだ。値切る楽しさはなくなるけれど。
 お正月を家で過ごす人が多いことを反映して、食料品の売れ行きが好調だ。お餅の売れ行きが去年までの何倍にもなっているらしい。ちなみに今年はクリスマスケーキの売れ行きも良く、作るのが間に合わないと言うケーキ屋さんもいた。

 コロナの変異種が感染拡大しているイギリスからの帰国者とその濃厚接触者4人が感染していることがわかった。変異種かどうかはまだわからない。

 コロナの後遺症に苦しむ人が、罹患した人の約半数に上ることがわかった。インタビューに応じた30代の女性は、軽症だったが味覚、嗅覚障害が残り、感覚が元に戻ることはないかもしれないと、耳鼻科の医者に言われた。食事をしても味がないので、半分以上残してしまうそうだ。体力が維持できなければ、ほかの病気になってしまうかもしれない。
 倦怠感や頭痛など、症状はさまざまで、仕事をするのがつらいが、コロナは陰性になったので、職場の人は治ったから働けるだろうと思い、その重圧にも苦しんている人が多いという。






12月24日(木)
 東京の今日の新規感染者、888人。検査件数は12500件ほど。重症者は73人。888人は過去最多です。
 小池都知事は政府に、特措法を改正するよう要請した。時短営業について、従わない場合は罰則を設けることを検討していると、西村大臣が会見で話した。
 とめどもない感染拡大を食い止めるには、国の強い拘束力が必要という意見が多くなっている。これだけ陽性者が増えているのに、若い世代には危機感が届いていない。東京の繁華街の人出は減っていない。

 イギリスでコロナの変異種が猛威をふるっていることを受けて、政府はイギリスからの入国制限を厳しくした。原則、日本人しか入れない。二週間のホテル待機も厳しく義務づける。

 南アフリカで、イギリスの変異種とは別の変異種が広がっている。特徴は今まで感染しにくいとされていた子供の間で感染が拡大していることで、若者の重症化も目立っている。

 こういった変異種が今、日本に入ってきたら、目を覆うばかりの惨状が繰り広げられるだろう。







12月23日(水)
 東京の今日の新規感染者、748人。水曜日としては最多。
 人の流れを抑えると、新規感染者が減ることが、データの結果でわかった。ざっくり考えてそうだろうなとおそらく誰もが思っていることが、データで証明された。
 東京の近県の感染者が、10月、11月、12月と、ひと月ごとに増えていることが、図で示された。これも人の往来が感染を広げていることを物語っている。

 医師は、このまま拡大が続くと来月には一日の感染者が1000人を超えると言う。国に強制力のある外出自粛を発動するよう求めている。
 医療現場が追いつめられているいっぽうで、街のクリニックなどは、院内感染を恐れて診療をひかえる人が増えたため、暇なところが多い。経営難に陥っている病院も少なくない。
 医療従事者はいわれのない差別を受けたり、誹謗、中傷に苦しんている。
 駐車場に仮設のPCR検査場を設けているある医院には、ウイルスが空気感染で広がる恐れがあるので、検査をやめることを求める投書が届いた。PCR検査をやめない場合は、訴訟を起こすとも書いてあった。医院では検査を続けるつもりだが、こうしたことが医療従事者の心をどれだけ傷つけることか。
 目先のことしか考えない、自分のことしか考えない、身勝手な人が、増えているような気がする。こうした身勝手さは、巡り巡って自分の首を絞めることになるのだ。







12月22日(火)
 東京の今日の新規感染者、563人。火曜日としては最多。
 全国の医師会が共同で、医療の緊急事態宣言を出した。日本医師会のトップは、医療現場が早晩崩壊すると、強い言葉で訴えた。言葉の背後に悲痛な叫びが感じられた。
 都知事もいつもより強い言葉で、会食をやめること、家にいることを訴えた。しかし店は夜10時までは開いているのだ。国のちぐはぐなやり方に、ニュースに疎い若者などを除いたすべての人がいらだっている。 

 コロナの変異種がイギリスで猛威をふるっている。それが原因でイギリスとフランス間の物流が滞っている。







12月21日(月)
 東京の今日の新規感染者、392人。月曜日としては最多だ。検査件数は5900件ほど。土日の新規感染者は500人以上。20代、30代の感染者が多い。

 東京の人出はあまり減っていない。
 正月に帰省や旅行をする人は、さすがに少ない。東京にとどまる人が多いので、正月休みに都内の人出が増えるのではないか。
 明治神宮は、大晦日から元日にかけての参拝を中止する。高尾山は初日の出を見るためのロープウェイの運行などを停止する。電車も初詣の終夜運転を止める。
 東京都は年末年始のイルミネーションの停止を要請した。夜10時までの時短営業は1月11日まで続く。

 菅内閣の支持率が38%台になった。  元のIT担当大臣が80人の支援者のパーティーを開いた。菅総理のステーキ会食が批判されたあとのことだ。







12月18日(金)
 東京の今日の新規感染者、664人。検査件数は9200件ほど。昨日、おとといと、高い数字が続いている。重症者は66人。
 人工肺・エクモや人工呼吸器を現在付けてなくても、すぐに付ける可能性がある人を含めると、170人台になる。都の重症者用ベッドは200で、状況によっては患者を受け入れられなくなる。

 感染者が増えたので、民間のPCR検査場が多忙をきわめている。予約が取れない状態が続いている。

 日本海側の大雪で、関越自動車道で1000台を超える車が2日以上立ち往生している。自衛隊が出て、半分以上救出されたが、体調を崩す人が出てきている。
 大雪は山の中の集落を孤立させた。倒木で道路がふさがれ、停電が続いている。







12月17日(木)
 東京の今日の新規感染者、822人。なんとなんと‼ 検査件数は11000件。神奈川県の新規感染者は319人で、過去最多だ。

 大阪で、死亡者179人のうち、重症でない人の死亡が145名あった。入院、転院先がすぐに見つからないこと、中等症が急変して死に至ることが、その理由としてあげられている。大阪では医療崩壊が始まったと言われている。
 
 菅総理の会食に、批判が集中している。8人でステーキ店で忘年会をしたことを、菅さんは国民に誤解を招いたと謝ったが、その翌日にはフレンチレストランでの会食をしている。
 西村大臣が総理の会食について弁解していた。西村大臣が弁明するのはおかしい。

 民間のPCR検査が増えている。木下工務店が新橋に続いて、歌舞伎町に検査場を開設する。郵送でできる検査の需要も伸びている。
 公的なPCR検査はなかなか広がらない。誰でも簡単に検査を受けられる仕組みが整っていない。だから民間企業が検査業務を始めるのだ。

 アメリカで、ワクチンの副作用で、重いアレルギー反応を起こした人が現れた。イギリスでもアレルギー反応の副作用が起きている。

 イギリスでは、コロナウイルスの変異種が現れた。感染力が今までのものより強いらしい。変異種にもワクチンは対応できるとしている。





12月16日(水)
 東京の今日の新規感染者、678人。大変な人数だ。重症者は69人。
 東京では、コロナ専門病院がスタートする。ベッド数は30くらい。当初の予定では100床だが、看護師が集まらない。
 大阪では重症者が170人を超えており、重症者専門の病院が開設された。大阪で感染が広がっているのは、大阪の人は家族で過ごすことを大切にするからだそうだ。
 ドイツのメルケル首相は、クリスマス休暇を親の家で過ごさないようにと、切々と訴えていた。演説原稿を読まず、自分の言葉で、強い感情をこめて国民に話しかけていた。この訴えのおかげで、外出する人数が大幅に減ったそうだ。
 菅さんにはこうした情味が感じられない。切迫感がない。切実な気持ちを感じる閣僚は、田村厚労大臣と、西村経済再生大臣だ。コロナの怖さを感じているのは、この二人の大臣以外にいないのではないかと思ってしまう。
 GoToトラベルを止めた翌日、菅さんは二階幹事長など8人で、会食をした。会食は少人数でと国民には言っているのに、8人とはどういうことかと、批判が巻き起こっている。







12月15日(火)
 東京の今日の新規感染者、460人。

 昨日、突然、GoToトラベルの全国一時停止が決まった。菅さんほか数人の閣僚で決めたのだそうだ。国交省への事前の話はなく、国交省の官僚には、まさに寝耳に水の出来事だ。キャンペーンを止める気はないと言い続けていた菅さんが、急転直下、停止を決めたのは、支持率が下がったからだ。不支持が支持を上回った。
 国民の意見が政治を動かしたと言えるが、数字に反応してころっと態度を変える姿勢に、信頼感は持てない。
 突然のGoTo停止に、現場は大混乱だ。

 アメリカでワクチン接種が始まった。選挙人の投票が行われ、バイデン氏が次期大統領に決定した。




12月11日(金)
 東京の今日の新規感染者、595人。65歳以上の陽性者は過去最多で、107人。重症者は67人。

 分科会は政府への提言で、GoToトラベルの一時停止を発表した。警戒レベルをこれまでより細かく分けているが、結論はストップだ。すべての医者と国民の8割が一時停止を求めているが、菅総理は対策を考えるとしただけで、止める気はないのかもしれない。たしかにこれを止めると観光業は傷つく。ホテルや飲食店や土産物店がつぶれるだろう。

 小池都知事は外出自粛を呼びかけているが、忘年会シーズンということもあって、繁華街の人出はかなり増えている。20代、30代はコロナを軽く見ていて、マスクをつけずに飲み会をしている人も多い。自己中心的な人が多いのだ。若者は感染しても軽くてすむと思っている。感染したら必ず人にうつすことに思い至っていない。ニュースもろくすっぽ見ていないだろう。頭が悪いとしか思えない。

 菅総理はインターネット番組で、GoToが感染拡大の原因になっている根拠はないと言い、分科会の提言を受けて数日で対策を取りまとめると述べた。GoToが悪者にされているとぼやいていた。

 イギリスでは旅行が感染拡大の原因になっているという調査結果が出ている。ウイリアム王子とキャサリン妃が医療や施設の現場で働く人への感謝の旅をした。このことに賛否両論が巻き起こっている。国民は旅行を我慢しているのに、ウイリアム王子夫妻は豪華列車で旅をする。感覚が違うというか、ものが見えていないというか。

 






12月10日(木)
 東京の今日の新規感染者、602人。一日の感染者が600人を超えるのは初めてだ。お医者さんたちは、先月、このままでは一か月後には一日の感染者が600人台になると言っていた。一日1000人になるかもしれないとも言った。
 GoToトラベルやイートは、一時停止するべきだ。このまま行ったら、年末年始のあと、ものすごい感染拡大が起きるのではないか。マスクひとつで身を守れるものだろうか。

 イギリスでワクチン接種の副作用が出た。アレルギー反応だ。アレルギー体質の人は、打たないほうがいいかもしれない。
 副作用があまり出ない薬の研究も進んでいる。トランプ大統領が使った薬で、コロナにかかった人の体から取り出した抗体をもとに薬を作る。抗体は本来体にあるものだから、人工的にそれを増やして体内に取り入れても、異物が入ったわけではないので、副作用が起きにくいそうだ。






12月9日(水)
 東京の今日の新規感染者、572人。重症者は59人。
 感染拡大は手がつけられない状態だ。いったいどうなってしまうのか。

 スーパーマーケットやドラッグストアで、店員さんに暴言を吐いたり、レジ前の飛沫防止のビニールのカーテンを破るなど、暴力的な行為をする人が急増している。マスクをつけていない客がいると、なぜ注意しないと店員に食ってかかったり、レジを打っていると、汚い手で商品に触るなと怒鳴ったり、目をおおうばかりのありさまだ。
 荷物を届けに来た宅急便の配達員に、いきなり消毒液を浴びせかけたり、その場で荷物をダンボールから出し、箱を配達員に投げつけた人もいる。
 コロナでみんないらいらしているとは言え、これはひどすぎる。この現象をカハラ(カスタマーハラスメント)というそうだ。
 コロナは人間の本性をあぶりだすウイルスだとつくづく思った。







12月8日(火)
 東京の今日の新規感染者、352人。重症者は60人。
 東京都医師会の尾崎会長は、GoToトラベルを即刻やめるよう訴えている。また東大の研究チームが、2万8000人を対象に調査した結果、旅行した人で嗅覚味覚障害や発熱などのコロナの症状を呈した人は、旅行しない人と比べて、2倍の発症率であることがわかった。この結果はさらに精査しなければ根拠を確定できないが、GoToの危うさをいちだんと印象づけることになった。政府はエビデンスが確定していないとして、GoToの続行を主張している。

 菅さんはもっと国民に向き合う姿勢を持ってほしい。キャンペーンを続けるなら、その必要性を、自分の言葉でていねいに語らなければならないと思う。能面のように無表情で、決まりきった言葉を繰り返す態度は、国民に対して強固な壁を作っているように見える。国民をまったく信じていないように見える。

 福岡県で47人のクラスターが発生した。北九州市の福祉施設だ。北海道の大規模クラスターといい、各地で集団感染が起きている。
 旅行者が各地に感染を広げている可能性があると、東大の研究チームは述べている。

 イギリスでワクチン接種が始まった。エリザベス女王もワクチンを打つという。しかし国民の中には、治験の期間が短いことを不安に思っている人も多い。




12月7日(月)
 東京の今日の新規感染者、299人。
 北海道で200人台の大規模なクラスターが発生した。大阪は看護師が足りず、医療崩壊が起きている。北海道と大阪は、自衛隊の派遣を要請した。
 各地で医療が追いつめられている。コロナ以外の患者の医療が後回しにされている。このままでは救える命が救えなくなると医師は訴えている。

 医療機関への支援金は閣議決定されているが、手続きが複雑で医療現場にお金が届いていない。またまた役所のシステムの目詰まりが起きている。
 GoToキャンペーンについて、国民の8割くらいが、一時停止や停止が良いと回答している。







12月6日(日)
 東京の今日の新規感染者、327人。重症者は54人。全国の重症者は519人。
 奥尻島でクラスターが発生し、陽性者が船で運ばれた。
 大阪は看護師が足りず、他県からの派遣を求めている。状況は深刻だ。
 外出自粛要請が出ている大阪は、ガクッと人出が減っている。大量に感染者が出ている東京は、繁華街の人出はむしろ増えている。出歩いても大丈夫だとみんな思っているのだ。

 石川県で、PCR検査を断られた男性が、死亡した。男性は発熱や倦怠感があったため、自宅近くのクリニックを受診し、インフルエンザの検査は陰性だった。コロナの疑いがあるとは言われなかった。薬を処方されたが、症状は良くならず、男性は自分で発熱センターに電話し、PCR検査を求めたが、かかりつけ医の診断でコロナの疑いが出ていないので、検査は受けられないと断られた。
 男性は自宅療養していたが、勤務先の人間が様子を見に行ったところ、死亡していた。死後、検査をして、コロナ陽性が判明した。男性はぜんそくの持病があった。
 小さなクリニックの医師の診断が100%正しいとは限らない。かかりつけ医の診断にすべてまかせるのでなく、本人の要請で検査を受けられる体制が整わなければならない。
 東京では新橋にPCR検査センターができた。2,900円で検査が受けられ、翌日に結果がメールで送られてくる。

 







12月5日(土)
 東京の今日の新規感染者、584人。大阪は394人。北海道は184人。旭川の病院で大規模なクラスターが発生している。
 大阪、北海道を始め、各地で医療が行き詰まりつつある。これまでコロナ患者は軽症でも入院できていたが、軽症者はホテル療養になりそうだ。第一波のときと同じような状況になっている。神奈川県は年齢や症状によって点数をつけ、入院かそうでないかを振り分けるシステムを作った。

 観光産業や飲食店だけが苦しいのではない。さまざまな形で倒産や解雇、採用取り消しが起きている。GoToキャンペーンだけで経済が支えられるのではない。永田町には、コロナ禍の下での経済を下支えする姿勢が、本当にあるのだろうか。







12月4日(金)
 東京の今日の新規感染者、449人。検査件数は7400件ほど。コロナで初めての10代の死亡者が出た。 
 大阪は警戒レベルが最上位になり、不要不急の外出を自粛するよう要請が出た。通天閣が真っ赤にライトアップされている。病床数に余りがなくなり、医療現場は追いつめられている。大阪には日本で初めてのコロナ専門病院があるが、あまりにも過酷な労働が続いているために、医師と看護師が25人もやめた。

 ロンドンは食料など必要な買い物以外の外出禁止が解かれた。ど派手なイルミネーションのパブが、嬉しそうにお酒を飲む客でにぎわっている。ワクチンの接種も始まる。
 ロシアは地方の病院で医療崩壊が起きている。ベッドが足りず、患者は椅子に座ったままだ。亡くなる人も多数に上り、埋葬を待つ遺体が布に包まれて積み重なるように置かれている。ロシアもワクチンの接種が始まり、プーチンが接種を奨励している。しかしワクチンを信頼できない国民が多いようだ。

 菅さんはGoToキャンペーンを来年5月まで延期すると発表した。国会は延長されず、今日閉幕する。国会議員は休んでいる場合ではないのに。医療現場の人たちの悲惨な状況を考えてもらいたい。







12月2日(火)
 東京の今日の新規感染者、500人。検査件数は1400ほど。重症者は前日より6人減って、59人。この6人は亡くなった方だ。
 昨日の感染者は372人。
 1週間の平均は、一日あたり459人になり、5月の第一波に比べるとはるかに多い。

 小池都知事は、65歳以上の人はGoToトラベルを自粛してほしいという要請を出した。この要請によって、年齢が若い人は旅行してもいいのだという気分が広がるという批判がある。基礎疾患がある人も自粛要請の対象だ。旅行会社の人は、「あなたは基礎疾患がありますか」とお客さんに聞くわけにはいかない」と、対応に困惑している。

 お医者さんや看護師さんは、休暇をまったく取れず、睡眠時間を削っての激務が続き、なおかつボーナスがカットされている。35万円もボーナスを減らされた人もいる。コロナ患者は人手が要るのに加えて、先の見えない激務と感染の恐怖、周囲からの差別などが原因で、やめていく人が多く、看護師さんが足りない。。
 国は医療現場への支援をしていない。検査の拡充もせず、GoToキャンペーンにしがみついているだけだ。お医者さんたちは国の姿勢に怒っている。






11月30日(月)
 東京の今日の新規感染者、311人。月曜日にしては多い。検査件数は5100ほど。
 重症者は70人になった。あっという間に増えていく。

 都心の繁華街の人出は減っているが、観光地は混雑している。京都の渡月橋は、行列ができており、たいへんな密だ。
 政府がGoToトラベルを続けているので、旅行に行ってもいいのだという気持ちの緩みが国民の間に出ていると、医療関係者は言う。GoToトラベルのさまざまなプランをテレビが紹介し、盛り上げたことが、気の緩みを生んだという批判も出ている。
 GoToトラベルによる感染者は、188人であるとして、感染拡大につながっていないと、菅さんは相変わらず言っている。旅行者はさまざまなところに行くし、その動きをすべて把握することはできない。ましてや無症状の感染者が多いのだ。報告が上がってきた数字から影響を判断するのはおかしい。菅さんは自分が推進している政策が間違いだったと認めたくないのだという批判もある。
 西村大臣の考えが、分科会の専門家の意見に近くなっていることを、自民党の幹部が非難している。「西村大臣は政治家ではなく、お医者さんになった」と言っているそうだ。自民党の議員たちは医者の意見には耳をふさいでいるらしい。






11月29日(日)
 東京の今日の新規感染者、418人。
 
 コロナ患者のために、手術や治療を受けられない人が出始めている。手術で入院したら、感染してしまったという人が、知人の知り合いにいる。院内感染を恐れて、体調が悪いのに、病院に行くのをためらう人がいる。お医者さん、看護師さんは、追いつめられている。病院は経営が行き詰まっている。
 それでも、マスクと手洗いを気を付けていれば大丈夫と、軽く言う人が多い。どういう根拠があるのか知らないが、コロナは自分には関係ないと言い切る人がいる。
 テレビ・キャスターは、この3週間が正念場ですと、力をこめて言う。この緩んだ空気が続くのなら、3週間たっても感染は減らないだろう。







11月28日(土)
 東京の今日の新規感染者、561人。重症者は67人。
 感染がぐんぐん広がっているのに、人々は外出を自粛していない。我慢の限界ということか。
 北海道と大阪はGoToトラベルから、出発地としてもはずれる。最も感染者が多い東京は、東京からどこかへ旅行しても割引が受けられる。なぜ東京をGoToトラベルから除外しないのかと質問されても、菅さんは貝のように口を閉ざしている。
 政府も国民も、現実を直視することを避けているのだ。最悪のパターンになっている。







11月27日(金)
 東京の今日の新規感染者、570人。この数字のもとと思われる3日前の検査件数は、9792。重症者は60人。
 昨日、新規感染者が481人と聞いても、その数字に慣れてしまったと言っている人がいた。その隣にいた人が、あんまりぎりぎり縛られてもねえ、適当に息抜きできないと、とつぶやいていた。みんな、コロナ慣れして、危機感がとても薄くなっているのだ。実際に感染しないと、事の重大さに気づかないのだろう。
 父親がコロナに感染したが、受け入れてくれる病院が見つからず、恐怖を感じたと言う人がいる。これはたいへんなウイルスだと、思い知ったそうだ。

 スーパーコンピューター富岳が、飛沫の拡散についてのいろいろな映像を提供している。タクシーで両側の窓を少し開けた状態と、窓を閉めた状態とでは、飛沫の拡散にほとんど差がないこと、屋外のバーベキューなどの飲食は、飛沫がけっこう漂って、あまり安全ではないこと、カラオケではマスクをして、換気口の下で歌えば比較的安全なこと等々だ。
 富岳の映像は、説得力がある。
 






11月26日(木)
 東京の今日の新規感染者、481人。検査件数は2500件ほど。検査件数、間違いではないのか? 重症者は60人になった。兵庫県は新規感染者が182人。
 
 関西大学で、数は限定だが夕食を100円で提供している。バイトが減り、生活が苦しくなっている学生が増えているからだ。食事を抜く人も出てきている。ほかの大学でも、支援を工夫している。
 実家の経済も苦しいので、仕送りを増やしてもらうわけにもいかない。休学や退学をする人も少なくない。

 東京都は飲食店への時短営業要請と同時に、不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。
 西村大臣は、このまま感染拡大が続けば、緊急事態宣言を出すことになると述べている。
 飲食店は本当につらい。都は一日2万円の補償をするが、そんなものでは店は救えない。

 国は、経済を維持するためには、ある程度の感染拡大は仕方がないと考えているようだ。死者が増えなければいいという考えでいると、政府の動きに詳しい記者や専門家が言っている。政府関係者は、どれだけ事態が深刻になっているか、実態を把握していないという意見もある。背筋が寒くなる。





11月25日(水)
 東京の今日の新規感染者、401人。重症者は54人。
 東京都は飲食店に夜10時までの時短営業を要請する。

 アメリカで豆腐が売れている。家で過ごすことが多くなったために、カロリーの高い物を控えるなど、健康志向が強くなったからだという。在宅ワークで間食が増えるのは、どこの国でも同じだ。
 
 トランプ大統領は政権移譲にようやく同意したようだ。共和党の州知事などからも、いつまでも政権を渡そうとしないトランプ氏に対して、厳しい非難の声が上がっている。このニュースを受けて、NYダウが3万ドルを超えた。日経平均も上がった。

 忘年会をやらないと決めた会社が、全体の8割くらいに上っているそうだ。飲食店で忘年会のキャンセルも増えている。お店にとっては本当につらい年末になりそうだ。

 菅総理はGoToトラベルは感染拡大の原因になっていないとし、このキャンペーンを完全に止める考えは持っていない。しかし医療現場は逼迫しており、医療現場の状況が国に十分に伝わっていないと、相当にいらだっている。菅さんは大きな決断をしなければならないのに、どっちつかずの態度を続けている。







11月24日(火)
 東京の今日の新規感染者、186人。重症者は前日より10人増えて、51人。

 PCR検査を拒否する人が増えている。濃厚接触者になった場合、検査を受けなければならないが、仕事に支障が出る、会食やイベントの予定がある、陽性だった場合に差別されたり、イジメを受ける恐れがある、等々の理由で、検査を断る人が多い。
 この状況を受けて、検査拒否について5万円の罰金を取る条例を作る案を、都民ファーストの会が出した。
 もし陽性だった場合、子供の世話をする人がいなくなるので、事実をあいまいにしておきたいという人もいる。頭に来る理由だが、子供を預けられる親が近くにいなかったり、シングルマザーで経済的にギリギリの暮らしをしている人を想定すると、追い詰められた心境が理解できる。
 検査は受けなければならないが、検査によって生活に支障が出た場合の補償を、国はしなければならない。

 GoToキャンペーンの停止について、東京などの感染が拡大している地域への旅行は割引を適用しないが、東京などから他県へ行く時は、キャンペーンの対象になる。どっちつかずのこのやり方は、国の姿勢がふらついていることの証拠だ。





11月23日(月)
 東京の今日の新規感染者、314人。
 連休の最終日は、観光地がすごい人出だ。箱根、高尾山、京都、過密の光景が広がっている。感染が拡大しているのに、どうしてみんな出かけるのだろう。GoToトラベルのせいだろうが、コロナが怖いと思いながら旅行しても楽しくないだろう。
 嵐山の人出は、コロナ前の何倍にもなっているそうだ。

 政府はGoToトラベルの見直しを言っているが、具体的な内容は決まっていない。西村大臣は具体策は各自治体に任せると言い、小池都知事は国が主導してほしいと言う。緊急事態宣言の折、国が小池さんのやり方に異議を唱えて牽制したことを、小池さんは根に持っているのだろうか。4月、東京の感染が突出して増えたとき、菅さんが東京問題だと言った。小池さんと菅さんは馬が合わないのだろう。

 食べるときだけマスクをはずすというマスク会食、実行している人はほとんどいない。いくら日本人が真面目に取り組む民族だからと言って、これは無理だよ。




11月22日(日)
 東京の今日の新規感染者、391人。300という数字が、少なく思えてきた。

 GoToトラベルに誘発されて旅行に行った人が約4000万人で、そのうち感染した人は176人だそうだ。この数字が正しいかどうか定かではないが、GoToキャンペーンの感染に対する影響は、それほど多くないのかもしれない。しかしマスコミがこぞってGoToを取り上げ、お得感満載のイケイケムードを作ったために、人々の気持ちが緩んだことは間違いない。テレビは報道について、考えるべきことがたくさんあると思う。







11月21日(土)
 東京の今日の新規感染者、539人。重症者は40人。兵庫県は過去最多で、153人。
 紅葉が見ごろだ。高尾山は人でいっぱい。都内の行楽地も人、人、人。私はみんなが押し寄せる時期には、遊びに行かない。
 菅さんがGoToトラベルの一時停止を表明した。感染拡大地域への旅行を見直すなど、運用を変更する。旅行、飲食業界は痛手だが、こう感染が増えては、キャンペーンを続けたとしてもみんな外出をためらうだろう。

 アメリカで、来月末にもワクチンが打てるようになる。日本は来年5月くらいにはワクチンが実用化されるらしい。少しずつ道が開けてきたと言っていいだろう。







11月20日(金)
 東京の今日の新規感染者、522人。あれよあれよという間に、感染者は増えていく。
 新聞や専門家、お医者さんは、割引キャンペーンを止めるなど、強い対策を政府に求めている。
 菅さんはマスク会食などという珍妙な対策を打ち出している。食べるときだけマスクをはずし、お口をもぐもぐさせているときはマスクを元通りにして、会話を続けるのだそうだ。マスクの内側が食べ物で汚れるだろう。
 小池都知事は「5つの小」という標語を掲げている。会食は「小一時間」、「小声」で喋り、大皿料理をやめて「小皿」を使い、人数は「小人数」で、「小まめ」に換気をするのだそうだ。なんだか馬鹿にされているような気がしてきた。「5つのコ」という童謡でも作ろうか。
 こんなことでGoToキャンペーンを無事に乗り切れると思っているのだろうか。変な比喩かもしれないが、太平洋戦争当時、降ってくる爆弾に竹槍で立ち向かおうとしたことと、本質の部分で通じるものがあるような気がする。物事の本質を見ようとしないごまかしが、そこにはある。

 




11月19日(木)
 東京の今日の新規感染者、534人。大阪は338人。全国の新規感染者は2263人。検査件数は東京で7000件以上、大阪は4000件くらいだ。

 国も都も、明確な方針を示さない。感染拡大に注意すれば、GoToキャンペーンを続けても問題はないと、加藤官房長官は言う。
 政治は経済重視の姿勢を押し通すつもりなのだろう。
 もっと寒くなり、空気がカラカラに乾いたら、コロナはどれだけ広がることだろう。市中感染が拡大し、マスクや消毒を真面目に実行していても、どこで感染するかわからないという状況になってきた。





11月18日(水)
 東京の今日の新規感染者、493人。過去最多だ。重症者は昨日より2人減って、39人。
 全国の新規感染者は、1742人。これも今までで最も多い。
 後遺症専門の病院ができている。軽症だが、長く後遺症が残る例が多い。コロナが治っても、しばらくたって倦怠感や頭痛が起き、長く続く。味覚、嗅覚障害や、脱毛もある。後遺症は30代が最も多いらしい。
 ある程度の症状が出て、病院でしっかり治療をした人のほうが、後遺症が出にくいという意見もある。いずれにしても、まだまだわからないことが多い。

 東京都は警戒レベルを最高のランクに引き上げた。しかし街の人出は多く、国は割引キャンペーンをストップしない。医療現場は徐々に追いつめられていて、医者はイライラしている。




11月17日(火)
 東京の今日の新規感染者、298人。検査件数は3600。検査件数の少ない火曜日の割には、この人数は多すぎる。
 GoToイートの人数制限、4人までしか割引の対象にならなくなる。少人数の飲み会をどんどんやればいいと言う人がいる。行動を制限されるのはいら立ちが募るのだろう。国の発表では、感染者は10万人当たり15人だそうだ。僅かな感染者のために不自由を強いられるのは耐えられないのかもしれない。しかし、国は感染者の人数を正確には把握していない。信頼できる数字はどこにもないのだ。
 北海道は新規感染者が170人を超え、札幌では不要不急の外出を控えるよう、要請が出された。飲食店は稼ぎ時の忘年会シーズンがふいになるかもしれない。飲食店の中で最も廃業が多いのは、ラーメン店だそうだ。テイクアウトが難しいからだろう。






11月16日(月)
 東京の今日の新規感染者、180人。検査件数は4100。昨日の感染者数は、255人。
 
 IOCのバッハ会長が来日している。バッハ会長は、観客を入れてのオリンピック開催を考えているという。菅総理は感染に打ち勝ったことを証明するオリンピックにしたいと述べている。しかし実際にどのような方法をとるのか、国民に向けての具体的な説明はない。
 アンケートを取ると、オリンピックを延期したほうがいいという答えが33%くらいで、中止すべきという答えが30%くらいだ。国民の6割強が来年開催に反対している。オリンピックのせいで感染が拡大したら、菅さんはどう責任を取るのか。




11月14日(土)
 東京の今日の新規感染者。352人。重症者は前日から二人増えて、41人。
 感染が拡大しているのに、人出は多い。コロナに慣れてきたとか気が緩んでいるとか言っているが、そんな生ぬるいことを言う場合ではない。
 政府はもっと強い対策を取らなければならないと思う。こういった書き込みがネット上で増えている。

 米大統領選で、すべての州で票の集計が終わり、バイデン氏の当選が確実になった。選挙人で70人以上の差をつけている。トランプ大統領は敗北宣言をしていないが、日に日に状況は悪くなっている。共和党内でも、6割の人がバイデン氏を次期大統領と認めている。









11月13日(金) 
 東京の今日の新規感染者、374人。重症者は39人。検査件数は6100。家庭内感染が多い。直近一週間の感染者数の平均は、288人。このままのペースで感染が広がると、一か月後の一日当たりの感染者は1000人を超えるそうだ。
 白鳳大学の岡田先生は、マフラー、手袋は毎日洗濯するのが望ましいと言っている。旅館でお風呂に入るときは、戸の取っ手や脱衣かごなど、多くの人が触れる箇所を消毒する必要があるという。そこまで神経を配らなければ、感染対策にはならない。
 マスクと消毒、換気ができていれば安心というのはまやかしだ。

 友人との会食でコロナに感染した人が、コロナは想像以上に市中に広がっていると感想を述べていた。別の人はランチ以外はマスクをつけていたのに感染した。マスクをはずして食事をしたことがいけなかったらしい。知人とマスクなしで十数分話しただけで感染した人もいる。
 ふつうの生活を、コロナに気を付けてしていて、感染してしまうのだ。









11月12日(木)
 東京の今日の新規感染者数、393人。寒くなるに従って、感染者が増え続けるのだろう。無症状の感染者が100人くらいいるらしい。
 陽性者の年齢も、若者から高齢者まで、人数もあまり偏りがない。家庭内感染が増えているからだ。
 5月の頃は、歌舞伎町など接待を伴う飲食店の感染が多かったが、今は居酒屋やレストランなどふつうの店での感染が増えている。市中感染が広がり、感染経路を追えなくなっている。







11月11日(水)
 東京の今日の新規感染者数、317人。大阪、北海道も、新規感染者は増加している。
 東京の一週間ごとの感染者の増加の割合を、そのまま今後に当てはめていくと、来月の今頃は一日の感染者が600人になるという。
 白鳳大学の岡田教授など、冬の感染拡大を心配していた専門家の人たちの言葉が、現実になりつつある。
 医療現場で使うさまざまな物の値段が高騰していたり、注文してもなかなか届かなかったりしているという。国の支援が行き届いていない。

 ワクチンには希望の光が見え始めたようだ。アメリカの製薬会社が開発中のワクチンは、今までのワクチン製造とはまったく異なる方法をとっており、有効性が90%という驚異的な数字を出している。ウイルスを無害にして体に入れるという従来のやり方に対して、この新たな方法では、ウイルスの遺伝子を取り出して体内に入れ、体の中に入った遺伝子がウイルスの一部であるタンパク質を作り、それを人間の免疫が覚えて、ウイルスに対する抗体ができるのだという。
 しかし日本にこれが供給されるのは、来年の春ぐらいだそうだ。
 
 コロナとの闘いは、あと一年くらいは続くのだろう。









11月10日(火)
 東京の今日の感染者、293人。北海道の感染者数は166人。
 北海道をGoToトラベルからはずすことはまだしないという、加藤官房長官の発表だ。いいのかね。
 東京の感染者も増えている。みんなの気持ちは緩んでいる。スーパーなどに行っても、レジの前で皆ソーシャルディスタンスを守っていない。買い物ぐらいで感染することはないと思っているのだろう。
 政府は相変わらずコロナより経済を優先している。

 アメリカでワクチンの治験がうまくいっているようだ。年内に実用化されるらしい。このニュースとバイデン氏の次期大統領決定で、株価が急上昇している。日本の株価もそれに引っ張られて、日経平均は2万5千円台になった。バブル崩壊前の株価を上回り、29年ぶりの最高値だ。








11月9日(月)
 東京の今日の感染者、157人。
 北海道の感染者数、200人。札幌市では新たに158人が感染している。東京の感染者数を超えた。
 やはり冬は危ないのだ。

 西村大臣が、イベントの観客人数制限を、当分は緩和させないと発言した。プロ野球で、客席を満席にした場合の感染状況を調べる実験をやったが、その試みは無駄になったようだ。
 コロナと経済は両立しない。






11月8日(日)
 東京の今日の感染者、189人。感染が広がりつつある。
 インフルエンザのワクチンが不足気味だ。コロナを心配して、インフルエンザの予防接種をする人が増えている。
 韓国で、インフルエンザの予防接種をした人が何十人も亡くなったとき、日本のお医者さんが、アレルギーのある人はインフルエンザの予防接種で、危険な副作用を起こすことがあると言っていた。私はアレルギー体質なので、心配だ。知人がインフルエンザのワクチンを打って、体調を悪くしたと聞いていたので、今までインフルエンザの予防接種を受けたことはない。

 米大統領選で、票の集計が終わり、バイデン氏が勝利した。トランプ大統領は郵便投票の不正を理由に訴訟を起こすことに固執しているが、婿のクシュナー氏が、敗北を認めるよう説得を始めている。不正の証拠がないので、裁判で勝つ見込みがないからだろう。勝訴の見通しが立たないなら、敗北宣言をすると、トランプ氏は言っているらしい。







11月7日(土)
 東京の今日の感染者、294人。300人に近い数字は気になる。
 空気が乾燥しているから、ウイルスも広がりやすい。
 部屋の換気に、あらかじめ取り付けられている小さなファンを回すだけでもいいと聞いて、暖房をつけながらそれを回している。このファンは外気を取り込むためのもので、部屋の空気を外に出さない。これじゃ意味がないか。
 みんなの気が緩んでいることもあり、この冬は感染が凄いことになるだろうか。
 ある人は、発熱していますと近所のクリニックに電話をかけたら、来ないでくださいと言われたそうだ。
 コロナはおかしな現象をあちこちで引き起こしている。

 豚やアヒルや果物を大量に盗んだベトナム人に対して、NPO法人の人が同情的な発言をした。窃盗グループはコロナで仕事がなくなり、生活していけないので、盗みを働いたというのだ。コロナで仕事を失ったのは、日本人も同様だ。生活に窮したら、人の物を盗んでいいということにはならない。NPOの人もそういうつもりで言っているわけではないのだけれど、なんか腑に落ちない発言だ。








11月6日(金)
 東京の今日の感染者、242人。
 直近の陽性率は、4%。3・5%から4%に推移した。
 北海道は木曜日が119人、金曜日が115人で、依然として高い数値が続いている。ススキノでは、夜10時までの時短営業を実施する。
 全国の今日の感染者数は、1000人ちょっとだ。これに比べ、フランスの一日の新規感染者は12万5千人、アメリカも同程度の数字だ。
 アメリカでは、ソーシャルディスタンスの考えがまったく薄れているそうだ。努力しても無駄だ、ワクチンや薬ができるまで耐えるしかないと、コロナに関してはあきらめムードになっているようだ。

 アメリカ大統領選挙は、バイデンさんが優勢で、勝利を宣言するイベントのリハーサルを早くもしている。
 大統領が決まりそうだということで、株価は上昇している。日経平均は24,300円で、1991年11月以来の高値をつけている。
 上下両院の選挙では、下院は民主党が過半数を占めたが、上院は共和党が優勢で、グーグルの独占的なやり方を規制する裁判は行われないとの見通しだ。これを受けてIT関連株が上昇している。







11月5日(木)
 東京の今日の感染者、269人。重症者は38人。

 イギリスは今日からロックダウンに入る。ただし学校は開かれる。飲食店は持ち帰りはOKだ。

 アメリカ大統領選挙はもめている。トランプ陣営はあちこちで訴訟を起こしている。暴力沙汰も起きた。
 バイデンさんが優勢だ。トランプがごね続けるから、大統領が決まるまでにだいぶかかるらしい。アメリカの民主主義はどこに行ったのか。
 






11月4日(水)
 今日の東京の感染者数、122人。
 
 朝からテレビはアメリカ大統領選挙の模様を映している。ほとんど選挙一色だ。どの放送局も、局をあげて取り組んでいる感じだ。
 興味はあるけれど、日本のマスコミがここまで一生懸命になる必要はないように思う。
 アメリカ人にとっては、あと4年トランプが国のトップに居座るのは、とても不幸なことだと思うけれど、日本経済にとっては、トランプが大統領でいたほうがいいのかもしれない。
 よくわからないけれど、バイデンさんが優勢だった今朝は、日経平均が500円くらい上昇していた。
 今(午後4時)はトランプが猛烈に追い上げ、トランプ当選を言う有識者も少なくない。







11月3日(火)
 昨日の東京の感染者、87人。今日の感染者数は209人。
 昨日の北海道の感染者数は、90人台で、東京を超えた。気温と湿度が下がると、ウイルスは空気中に長くとどまり、感染しやすくなる。世界の研究機関のデータを見ると、気温が5度から11度、湿度の数値は忘れたが、要するに冬の気候でウイルスは蔓延しやすくなる。

 北海道の感染者数が東京を超えたことを受けてか、羽鳥慎一モーニングショーがひさしぶりにコロナの特集をやった。報道番組には、真摯にコロナに向き合ってほしいと思う。

 欧米が感染爆発に直面しているなか、ニュージーランドは感染者をほとんど出していない。ニュージーランドでは死者が出ていないうちに厳しい封鎖をした。
 感染が広がってからでは、コロナを撲滅することはできないのだ。アメリカもヨーロッパもインドやアフリカも、もう手遅れだ。








10月30日(金)
 東京の今日の感染者、204人。
 羽鳥慎一モーニングショーで、コロナに関するものを、まったくと言っていいほどやらなくなった。2週間くらい前に、「そもそも総研」で、田村厚労大臣を招き、PCR検査について語ってもらっただけだ。
 GoToキャンペーンの特集ばかり組んでいる。お得な旅行の話題で盛り上がっているが、医療従事者や高齢者、生活に窮して旅行どころではない人のことは、まるで眼中にないみたいな晴れやかさで、反感が湧いてくる。
 うがった見方をすれば、経済重視の国の方針に忖度しているように思える。この番組に対する信頼度が、どんどん低下している。






10月28日(水)
 東京の今日の感染者数、171人。26日の感染者数は102人。27日は158人。

 ヨーロッパでコロナが猛威をふるっている。ベルギーでは医療崩壊の危機が迫っている。
 営業規制や外出禁止に反対する激しいデモも起きている。暴動寸前だ。
 イギリスでは食料品の買い物以外は外出を禁じる政令が出て、衣料品も必要不可欠という抗議のために、男性がパンツ一枚でスーパーマーケットに入ろうとする動画がアップされた。男性の妻が動画を撮影した。警備員は根負けして男性を店内に入れ、妻は「あなた、よくやったわ」とコメントした。
 スペインではたくさんの医療従事者が、過酷な労働環境と上がらない報酬に抗議し、白衣の下の衣服を脱いで、下着一枚になった。
 欧米の人はヌードになりたがるね。

 海外の反応を見ていると、日本人は世界で最も聞き分けのいい国民だと思える。この聞き分けの良さが、感染拡大を食い止めていると思えるが。







10月24日(土)
 東京の今日の感染者数、203人。一日の感染者数が200人を超えるのは、一週間ぶり。
 
 JRが終電を繰り上げたが、深夜0時台の利用客は66%減だそうだ。これでは終電を早めるのも無理はない。利用者減少の理由は、テレワークの普及と、コロナを用心して外での飲酒を控えているからだという。

 国が二度目の給付金を出すという偽メールが来た。一人5万円の給付金を出す案を、自民党の国会議員が総理に提言しているが、菅さんは前向きに検討すると答えただけで、実現のめどは立っていない。麻生さんは難色を示している。
 念のため総務省のホームページを見たら、クレジットカードなどの情報を得るための偽メールだと書いてあった。








10月23日(金)
 東京の今日の感染者数、186人。検査数は昨日と同じくらいで、5600件ほど。
 都民が都内の宿泊施設を利用したときに割り引きが受けられる、「もっとTokyo」というキャンペーンが始まった。GoToトラベルと併用すると、普通の料金の半額か3分の1くらいで泊まれる。都内の高級ホテルに泊まってみると言う人もいる。
 都内のホテルは興味がないな。伊豆大島とか小笠原ならいいかも。
 とは言え、感染は収まっていないので、私はどこにも行く気はない。
 経済を支えなければならないが、コロナ対策について、国はどんな手を打つつもりなのか。
 短期滞在の外国人は、72時間の観察期間が過ぎれば、自由行動ができる。海外のような厳しい規制がないから、入国した人から感染が広がる可能性は十分ある。








10月22日(木)
 東京の今日の感染者数、185人。検査数は5500ほど。
 木曜日にしては少ないか。

 テレワークで、都心を離れ、近県への引っ越しを考えている人が増えている。同じ金額の家賃で、広い家に住める。家で仕事をするようになったので、書斎が必要と言う人がいた。
 私も遅ればせながら、ズームをインストールした。

 あと10日あまりでアメリカ大統領選だ。過去何十年かの大統領選を分析し、どちらが勝つかを予測して、9割方当てているアメリカの学者が、勝者はバイデンと予測した。今回は前回のような逆転勝利は、トランプさんにはないだろう。
 激戦区のペンシルヴェニア州に、オバマさんが応援演説に入った。私はオバマさんのファンなので、歯切れのよい口調や強い説得力に、うっとりしてしまいます。

 年内にワクチンが実用化するというニュースが流れている。

 マスクにコロナウイルスを吹きつけて、どの程度防御できるか実験した。不織布マスクは50%、布マスクは80%、ウイルスが通過してしまう。それでも生真面目にマスクを着けている日本では、欧米のような感染の広がりはない。

 ペットを購入する人が増えるいっぽうで、捨てる人が激増している。命をどのように考えているのか。許せない。汚い心の持ち主だ。







10月20日(火)
 東京の今日の感染者数、139人。
 私も世間も、コロナに慣れてきた。このままだらだらとコロナがいる日常が続くのだろうか。
 GoTo商店街には、国の予算がたしか50億円しか割り振られていない。商店街は国から軽く見られているのだろう。わが町の商店街など、ほとんど死に体だ。店は次々に姿を消し、かわりにマンションが建っている。







10月19日(月)
 東京の今日の感染者数、78人。一昨日、17日は235人。一週間平均の感染者数は、少しずつ増えている。

 政府は旅行や飲食のキャンペーンに続いて、GoTo商店街というものを始めた。これは消費者に何かの割り引きがあるのではなく、商店街が目玉となるようなイベントや企画をやるときに、政府が助成金を出すというものだ。ただし、助成金の支払いは来年3月で、それまに実行したイベント等は、商店街の持ち出しとなる。資金にゆとりのある商店街は恩恵を受けるが、イベント費用を立て替えられない懐事情の商店街は、まったくプラスにならない。








10月16日(金)
 東京の今日の感染者数、184人。新規感染者は僅かずつ増えているようだ。

 時事通信が、5万円の特別定額給付金を盛り込んだ追加経済対策を、自民党の議員が菅首相に提言したと述べた。実現するかどうか。麻生さんは追加の給付には否定的だ。

 








10月15日(木)
 東京の今日の感染者数、284人。
木曜日は検査数がいつも多くなる。

 田村功労大臣がモーニングショーに出演し、PCR検査を増やす方向で動いていることを話していた。ノーベル賞を取った本庶佑教授などが指摘しているように、発症前の感染者が人にうつすことが多いコロナウイルスを抑え込むには、症状が出て、病院に駆け込む人だけを検査していたのでは、意味がない。
 加藤大臣の頃には頑として検査拡大をしなかった国が、ようやく歩みを進め始めたという印象だ。

 夕方のニュース番組で、白鳳大学の岡田教授が、日本はワクチンではなくマスクでコロナを乗り切れるかもしれないと言っていた。欧米の専門家で、ワクチンよりもマスクが有効だと言う人もいる。









10月14日(水)
 東京の今日の感染者数、177人。昨日の感染者数は166人。

 旅行の予約サイトの割引額が、大幅にダウンして、3,500円くらいになった。予約サイトへの政府の補助金が、予約が増えたために底をつきかけているからだ。政府は予約サイトへの補助金を増額する予定だ。
 中小のホテルや旅館は、予約サイトに登録しているから、予約サイトの割引額が減ってしまっては、大きな痛手だ。
 GoToキャンペーンの不備が、いろいろと目立つ。PCR検査の拡大もスムーズにいかないし、入国する外国人への感染防止対策も、十分とは言えない。







10月12日(月)
 東京の今日の感染者数、78人。

 トランプ大統領がコロナ感染で陰性になったと、昼のニュースが報じていた。
 スピード退院、スピード復帰だ。いろんな薬を投与し、薬漬けでようやく治ったのだろうか。
 支持率はバイデンさんに大きくリードされているが、結果はまだわからないと日本のジャーナリストは言っている。

 学者などによる民間の団体が、政府の今までのコロナ対策について、聞き取り調査をした。評価は、しっかりした対策はできておらず、場当たり的な対応の連続だったと結論している。アベノマスクについては、厚労省の職員が、あれは失敗だったと言っている。

 ちなみに、マスクはやっとドラッグストアに箱が山積みされるようになった。50枚で800円くらいで、コロナが発生する前の値段になっている。日本製だ。









10月11日(日)
 東京の今日の感染者数、146人。昨日はたしか240人台。

 GoToイートで問題が起きている。店を予約すれば、昼は500ポイント、夜は1000ポイント付く。夜の予約をし、焼き鳥一皿298円を注文し、飲み物は水だけだと、1000ポイントつくから、602ポイントのプラスになる。これを一晩に5件繰り返せば、約3,000円分の儲けになる。中には、薬味の小皿10円だけ注文し、さっと口に入れて席を立つ人もいる。
 ネットで話題になり、けっこうポイントを稼いでいる人がいる。
 よく考えたものだと思うが、店は大迷惑だ。水と安価な一皿だけがテーブルに乗っていたら、周りの人が不審に思うだろう。人目を気にせずやってのける勇気は、たいしたものだと思うが、つまらない努力をしているよ。
 政府は、対策を店に丸投げしていたが、考えを変えて、昼は500円以下、夜は1000円以下の注文には、ポイントをつけないことにした。そうしたら、安いメニューの店から、ポイント対象にならない注文が多いため、客足が遠のくという不満の声があがった。
 ネットショッピングのように、使った金額に応じてポイントをつければいいのだ。政府のずさんな制度設定に、非難が集中している。








10月9日(金)
 東京の今日の感染者数、203人。
 検査数によるのだろうが、新規感染者数はほぼ横ばいだ。9月の連休の影響も、それほど強く出ていないようだ。欧米やインドに比べて、日本人は圧倒的に用心深いのだ。

 テレビがコロナの報道をあまりしなくなった。羽鳥慎一モーニングショーは、夏前まではコロナの特集を連日やっていた。視聴者はコロナについてずいぶん勉強できたと思う。GoToキャンペーンが始まる頃から、コロナの特集はパタッとなくなった。経済が深刻な状況になっているので、旅行や外食の足を引っ張るような内容は流さないのだろうか。いささかバランスを欠いているように思える。倒産が増えているいっぽうで、コロナで家族を亡くした人、つらい症状が続いている人、日々現場で闘っている医療関係者がいるのだ。お得な旅行の特集とコロナの実情を、等分に伝えなければ、報道とは言えないと思う。








10月8日(木)
 東京の今日の感染者、248人。
 感染者の数字に、慣れてきた。麻痺してきた。手の洗い方も、春の頃に比べてやや雑になってきた。ドアノブの消毒も、あまりしなくなった。良くない兆候だ。

 ホワイトハウスのクラスター、感染者が一人増えた。
 大統領選挙は来月だ。3日だったっけ。トランプ大統領は治っていないのに、仕事をしているそうだ。頭の中は火がついたようになっているだろう。かわいそうなのはホワイトハウスの職員だ。
 








10月7日(水)
 東京の今日の感染者、142人。

 インフルエンザの季節になった。去年の9月のインフルエンザの患者数は、1万9千8百人くらいだが、今年の9月の患者数は18人だ。コロナ予防でマスクを着けていることが効果を発揮している。
 オーストラリアでも、今年はインフルエンザの患者が非常に少ない。棒グラフを見ると、ほとんど患者が出ていない時期もある。

 ホワイトハウスでクラスターが発生している。18人が感染した。
 バイデンさんは、トランプ大統領が未だ陽性だったら、討論会はしないと言っている。
 なんにしても前代未聞だ。








10月6日(火)
 東京の昨日の感染者、66人。今日は177人。

 トランプ大統領が、退院した。顔が少し小さくなった。頬の肉が落ちたのだ。
 入院前の容態は、酸素吸入が必要だったらしい。血液中の酸素濃度が落ちていた。元気そうに振る舞っているが、無理しているのだと思う。
 一回目のPCR検査で陽性の結果が出たことを隠していたという疑惑がある。
 コロナに感染したことで、バイデンさんとの差が10ポイントまで開いた。コロナを軽視したことで、アメリカ国民の非難を受けている。









10月3日(土)
 東京の今日の感染者数、207人。9月の連休の結果が、そろそろ出る頃だろう。
 日本も海外も、みんなコロナの脅威に鈍感になってきているようだ。慣れてきたのだ。欧州では感染が拡大を始め、店の時間短縮営業が行なわれている。日本と違って強制力をともなうから、経営者は大変だ。強い反発も起きている。

 コロナ倒産が増え、飲食店の厨房機器が安く売りに出されている。会社を売る動きも加速していて、仲介するマッチングサイトが活躍している。
 コロナ不況のなか、安く売りに出されているショップを買って、新たな人生を切り開こうとしている人たちがいる。







10月2日(金)
 東京の今日の感染者数、196人。ここ4日間くらい、200人台か、200人に近い数字が続いている。
 GoToトラベルとセットで使うクーポンで、問題が起きている。加盟店が少なかったり、電子決済が間に合わなかったり、紙のクーポン券が突然、大量に登録申請した店に届いたりしている。クーポン券に店の名前や有効期限を手書きで書く作業に、お店の人が追われている。
 ホテルや旅行会社が、GoToトラベルの割り引き分を立て替え、あとで国から支払われる方式になっているが、国からのお金がなかなか振り込まれず、困っている旅館やホテルがある。苦しい状況で営業を続けているのに、立替分の入金が遅れるのは問題だ。
 役所仕事の遅さが、ここでも弊害になっている。

 トランプ大統領とメラニア夫人が、なんとコロナに感染した。側近の女性からうつったらしい。選挙活動の際、トランプ大統領もスタッフも、一人もマスクを着けていない。
 欧米人の感覚は、理解しがたい。






9月26日(土)
 東京の今日の感染者数、270人。  24日の検査数は4465件。だいたい3日前くらいの検査結果が出るので、4465件のうちの陽性者が270人になる。
 一人が何人にうつすかという、実行再生産数が1になった。少し前は1以下だった。

 ソフトバンクが、検査会社を立ち上げた。唾液によるPCR検査を、1回2,000円で行う。今は企業など団体が対象だが、そのうち個人も受け付ける。ソフトバンクのショップに、受付を設けるという。
 営利目的でなく、純粋に社会貢献で、コロナが終息したら、会社は解体するという。
 大量に検査キットを購入できたので、この価格が実現したと、孫正義氏は言っていた。






9月25日(金)
 東京の今日の感染者数、195人。昨日と同じ数だ。

 GoToトラベルとは別に、東京都は都民が都内の宿泊施設を利用する際、一泊5,000円の助成金を出す。GoToトラベルと組み合わせれば、半額以下で宿泊できる可能性がある。
 東京駅の傍、皇居の近くにある星野リゾートのホテル「星のや東京」を、朝の情報番組で紹介していた。もともと高いホテル代だが、国と都のキャンペーンを利用すると、一人5万円くらいで泊まれる。
 下北沢には箱根から温泉の湯を運んでいる、小洒落た旅館があり、こちらはツインルームで一泊17,000円が、キャンペーン利用でたしか3,000円くらいになる。食事はつかない。
 ホテルを出たら、東京の街並みかと思うと、どうなのかねー。

 河野行政改革大臣が、役所や会社での印鑑の廃止を提唱している。ハンコを押すためだけに出社する人もいるから、働き方改革を推進するには必要だろう。しかし、印鑑に携わる仕事をしている人には、厳しい状況になるだろう。銀行印も、指紋認証や瞳孔認証が進めば、そのうち必要がなくなるかもしれない。







9月24日(木)
 東京の今日の感染者数、195人。検査数は1952人。陽性率は4%。
 全国で見ても、コロナの減少傾向はストップしているか、増加傾向にあるという。連休の人出の影響が出るのは2週間後だ。10月の第2週の数字がどうなっているか。

 イギリスで、故意にコロナに感染させて、ワクチンの効果を調べる実験が行なわれている。なんか、怖いね。

 







9月23日(水)
 東京の今日の感染者数、59人。検査数も少なく、500ぐらいとか。ちなみに昨日の検査数も1000くらいらしい。連休なので、検査所が休みのところが多い。検査数の少なさを考えると、感染が減っているとは言えず、むしろ増えているのかな、と思う。

 富士フィルムがアビガンの承認申請をした。昔はフィルムを作っていた会社が、今は基礎化粧品や薬を開発している。
 アビガンの認可が下りれば、コロナの重症化率をだいぶ抑えられるのだろう。
 PCR検査も、今は医師の勧めがあれば受けられるようになった。4月のような、保健所がなかなか検査を受け付けないという事態はなくなった。抗原検査も増えていくのだろう。少しずつ、コロナ対策は前進している。

 菅総理は、寸暇を惜しんで働いている。安倍さんよりは期待できるかな。








9月22日(火)
 東京の今日の感染者数、88人。重症者は、昨日より3人増えて、30人。
 ヨーロッパで感染拡大が再燃し、ロックダウンしているところもある。欧州経済が落ち込むことからニューヨーク株式市場も下落した。
 イギリスでは、一日の新規感染者数が5万人だ。欧米人はマスクをしないから、感染が広がる。

 連休最終日は、昨日に続いて良い天気だ。どこもかしこも混んでいる。立山の雷鳥沢キャンプ場に、びっしりとテントが並び、トイレに行くのに長蛇の列だ。だいぶ前になるが、友人数人で雷鳥沢でキャンプをしたことがある。素晴らしいところなのだが、こんなに混み合っていてはと、テレビ画面を見てため息だ。
 上高地もものすごく混んでいて、駐車場までのバスやタクシーに乗るのに、3時間待ちだ。山梨の、温泉に浸かりながら富士山を眺められる「ほったらかしの湯」、春は満開の桃の花が眼下に広がり、実にいいところ、野趣あふれる温泉も、長い列が伸びる

 働き方改革だけでなく、遊び方改革も推進したほうがいいと思う。








9月21日(月)
 東京の今日の感染者数、98人。検査数は2800ほど。累計感染者数、24306人。退院者数、21472人。死亡者数、390人。
 今日は月曜日なので、少ないですね。月曜日の感染者数は、5週連続で100人を下回っている。

 涼しく、気持ちのいい日だ。富士山では初雪が降った。うっすらと白く山頂に雪がある。富士吉田市の発表では、初雪は例年よりひと月ほど早い。

 連休真っ只中で、観光地は賑わっている。コロナなんかないみたいだ。テレビではGoToトラベルのさまざまな旅行企画を特集している。盛り上げたい気持ちはわかるが、旅行に行けない医療従事者、コロナで仕事がなくなり、生活に窮している人達に配慮してほしい。楽しげに語り合うキャスターやコメンテーターを見ていて、つらい状況にいる人は、自分が置き忘れられたような気持ちになるだろう。

 感染を恐れて、歯医者に行かない人が急増しているらしい。テレワークで、家でお菓子を食べることが多くなり、虫歯になる人も増えている。
 患者さんが来ないので、経営が行き詰まっている歯科医院も多いらしい。
 私も虫歯の治療で詰めたものがとれたので、歯医者さんに行かなければならないのだが、感染がこわいのでためらっている。というか行かないと決めている。待合室が狭く、ほかの患者さんと接近する。先生の体調やコロナ対策は信じられるとしても、待合室に無症状感染者がいたら、と考えると、足が向かない。ずっとお世話になっている先生、経営は大丈夫だろうか。








9月20日(日)
 東京の今日の感染者数、162人。
 全国の累計感染者数、78777人。退院した人、70854人。死者は、1502人。死者数などを見て、日本は海外に比べ、コロナを抑え込んでいるほうだと思う。
 9月前半のインフルエンザの患者数が、昨年は3000人超だったのが、今年は僅か3人だ。マスク、手洗い、消毒の効果がインフルエンザ感染に出ている。

 持続化給付金の詐欺が横行している。都心の店が狙われやすいようだ。給付金は一社で200万円、個人事業主で50万円だから、詐欺の儲けは大きい。被害総額は1億円とも言われている。





9月19日(土)
 東京の今日の感染者数、218人。だんだん増えていく。
 今日から4連休。羽田空港も高速道路も混んでいる。夏休みに旅行に行けなかったから出かけるという人が多い。PCR検査をして、陰性だったので旅行に出ることにしたと言う人もいた。私の友人も、ひと月余り前だが、PCR検査をして、実家の北海道に飛び立った。
 
 イベントの入場制限も緩和された。プロ野球は、これまで上限5000人だったのが、1万人以上になる。収容人数の70%までが許される。
 クラシックコンサート、歌舞伎など、観客が声を出さないものは、収容人数100%がOKだ。映画館も席をすべて埋めていいらしい。
 ただ、この緩和措置は11月までで、本格的な冬に入ったら、入場制限をするとのことだ。
 小規模のライブハウスなどは、これまで通り客席の半分しか、客を入れることができない。
 苦しい経営がまだまだ続く。







9月18日(金)
 東京の今日の感染者数、220人。一週間ごとの感染者数を比べると、新規陽性者は増加傾向にある。
 世界の累計感染者数は、3000万人を超えた。死者は94万人だ。
 マスクを着けないためのトラブルが、世界中で起きている。ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど大きなアミューズメント・パークでは、マスクを着けないと乗り物に乗れなかったり、入場できない場合がある。








9月17日(木)
 東京の今日の感染者数、171人。20代の感染者は減っているが、30代から50代の感染が急拡大している。
 飲食店の時間短縮営業が、解除された。来月からGoToトラベルに東京が加わる。心待ちにしていると、旅館の経営者は言っている。
 倒産が増えるのは困るが、コロナが拡大するのも困る。

 田村功労大臣が、抗原検査を中心に、検査数を一日20万件増やすと言っている。期待したい。
 ただ、抗原検査は、ウイルスがある一定量必要なので、感染していても無症状で、ウイルスの量が少ないと、検査結果が得られないらしい。無症状感染者を探し出すのには使えない検査方法ということらしい。







9月16日(水)
 昨日の新規感染者数、191人。今日は、163人。
 オーストラリアやニュージーランドで、インフルエンザの患者数が激減している。コロナの感染予防対策が、インフルエンザの予防に役立っているらしい。
 これから空気が乾燥する日本でも、インフルエンザの蔓延はなくなるかもしれない。

 柿渋がコロナウイルスをやっつけるらしい。柿渋と唾液を混ぜたものにコロナウイルスを入れたところ、1万分の1に減った。柿渋を唾液と混ぜたのは、口の中の状態に近づけるためだそうだ。研究が進んで、結果が確かなものになれば、柿渋入りの飴などでウイルスを予防できるという。







9月14日(月)
 昨日の東京の感染者数、146人。今日は、80人。

 菅義偉氏が圧倒的な得票数で、自民党総裁に選ばれた。感情を顔に出さない菅さんだが、気持ちが高揚している感じだった。
 省庁の改革を目指している菅さんには、ぜひとも厚労省の内部を変えてもらいたい。
 コロナを抑え込む対策は、ほとんど行なわれていないように見える。経済を優先させることに、政府も国民も傾いているように見える。コロナに対する緊張感が失せ、惰性で慣れてきてしまっているようだ。日本人はこうしたぬるま湯状態が、そもそも好きなのかもしれない。

 飛行機にマスクを着けないで乗り、乗務員にマスク着用を要請されても頑固に断り続け、周囲の乗客が席を移ったり、当人が大声でわめき続けたりしたために、途中の空港に臨時着陸し、当人は警察に連れて行かれてしまった。別の便でも、マスク着用を頑なに拒否する客が現れた。
 美容室でも、マスクをつけることを拒む人がいた。強制でも義務でもないから、着けないのだという。SNSでも大論争になっている。
 何のためのマスクなのか、原点に帰って考えてみろよ。








9月12日(土)
 東京の今日の感染者数、226人。また増えていくのでは?

 東京がGoToトラベルに加わることで、人々の気持ちが緩むだろう。冬に向けて、第三波が始まるのではないか。自分がコロナにかからないと、みんなこの病気を真剣に考えないのだ。家族を亡くした人の気持など、所詮他人事。自分に都合のいいことしか考えない。擦り切れそうになって働いている医療現場の人、後遺症に悩んでいる人、亡くなった人の遺族、そういう人達の気持ちを考える想像力を持っている人が、とても少ない。

 総理大臣になるのは誰がいいかというアンケートで、ちょっと前はダントツに支持されていた石破さんが最下位になり、菅さんが他の二人を大きく引き離して一位になった。国民の考えなんていい加減なものだ。
 菅さんに期待するとしたら、携帯電話料金が下がるかもしれないことくらいかな。







9月11日(金)
 東京の今日の感染者数、187人。
 東京の飲食店の、夜10時までの時短営業が解除される。第二波が減少傾向にあるという判断だ。減少といっても昨日の感染者は276人だった。
 GoToトラベルに、来月から東京が追加される。観光業には救いになるだろう。しかし感染が広がるリスクは否めない。コロナを抑え込む努力をしない限り、コロナに悩む期間が長くなる。
 PCR検査の拡大と、陽性者の隔離をし、安全な人だけで経済を回す。この方向に少しでも向かう気に、国はなれないのだろうか。
 
 NTTドコモのドコモ口座を悪用した詐欺が報道されている。他のケータイ会社のユーザーでも、銀行口座からお金が引き出される被害が相次いでいる。心配になったので、自分の銀行口座をチェックした。
 ドコモは、ドコモ口座の新規申込みはストップするが、現在のドコモ口座の停止はしないと言っている。詐欺の犯人がドコモ口座を持っているのに、停止しないのでは、詐欺を野放しにすることになる。ドコモの社長は、この事態を認識しているのだろうか。
 ゆうちょ銀行が、ドコモ口座への入金を停止すると発表した。ドコモ口座への紐付けをやめる金融機関が増えるだろう。








9月10日(木)
 東京の新規感染者、8日は170人、9日は149人、10日は276人。
 今日の検査数は5千数百です。
 新規感染者の数字に一喜一憂してはいけないと、ニュース番組では言っている。検査数が日によって違うので、根拠が希薄な感染者数だが、どうしたって一喜一憂してしまうよね。

 消毒の仕事をしていた41歳の男性が、コロナに感染し、2週間で亡くなってしまった。コロナの恐ろしさを伝えたいとの思いから、妻がインタビューに応じた。夫と面会もできず、死亡が知らされ、お骨になって病院から戻ってきた。いなくなったことが、まだ信じられないと語っていた。
 幸いにもコロナに自分も家族もかかっていない人は、コロナを甘く見ているように思えてしまう。

 出来レースで菅さんが総理大臣になるのだろう。永田町の権力の綱引きから誕生した総理大臣になど、期待も尊敬の念も抱けない。安倍さんがやめたとたんに、内閣支持率が急上昇した。菅さんへの期待値かもしれないが、しばらくしたらどうせ支持率は下り坂だ。








9月7日(月)
 東京の今日の感染者数、77人。検査数は3500ほど。70人台は約2ヶ月ぶり。重症者は3人減り、24人。昨日の感染者数は、116人。

 世界全体の新型コロナウイルス感染者数が、2700万人を超えた。
 インドの感染拡大が激しく、一日の感染者数が9万人を超えている。

 シャープの空気清浄機などに備えつけられているプラズマクラスターが、実験では大部分の空気中のウイルスを除去できることがわかった。実用化はまだ先だ。
 紫外線を発する機械も売り出された。メーカーはどこだったか。当面は施設などに向けた販売で、個人への販売は未定だ。

 台風の被害が凄い。沖縄、奄美大島、九州全域で、風と雨が荒れ狂った。木が倒れ、家が壊れ、電柱が折れ、土砂崩れで家が埋まった。
 九州全7県で、180万人に避難指示が出た。避難所を避け、ホテルに泊まる人が増えている。ホテルはどこも満室だ。使うつもりのなかったgotoキャンペーンを利用した人もいる。思わぬところで役に立った。
 河川の氾濫を考えて、早めにダムの放流をしている。電車も早い段階で止まった。

 今日は東京も不安定な天気だ。青空が覗くかと思うと、急に暗くなり、叩きつけるような雨が降る。台風の暴風域とはずいぶん離れているのに、嵐めいた天気模様だ。

 世論調査で、次の総裁にふさわしい人は、菅さんが48%でトップだった。石破さんを大きく引き離している。内閣支持率も急上昇している。
 みんな何を考えているのだろう。テレビ報道で、外交や経済における安倍総理の成果が示されたからだろうか。森友加計学園問題は、不問に付される。コロナ禍の中、今は目の前の問題に集中したい、過去のことはどうでもいいという国民の心理だろうか。
 安倍総理はコロナに関してはまったく成果を上げていない。菅さんは安倍路線を引き継ぐ。そういう内閣を、どうして皆さん支持するんでしょうねえ。








9月5日(土)
 東京の今日の感染者数、181人。第二波はピークアウトしたのだろうが、数はなかなか減らない。
 台風が心配だ。天気予報も気象庁のサイトも、見たくないような怖い情報を示している。
 明日から明後日にかけて、九州に上陸する恐れがある。風速70とか80とか言っている。80メートルだと木造家屋は倒れるそうだ。
 地球は危険な状況になってきた。科学者は何十年も前から警告を発していた。真剣に考えなかった私達が悪いのだ。人間の生活、経済の在り方を、根本から考え直さなければならない。







9月4日(金)
 東京の今日の感染者数、136人。検査数は約5400。
 昨日の感染者数は、211人。
 足立区の老人ホームでクラスターが発生した。

 台風10号がやって来る。沖縄、九州が直撃される。最大風速80メートルで、気象庁が十分な準備と警戒を呼びかけている。風速80メートルはこれまでに経験したことのないもので、小石ひとつ飛んできただけで、窓ガラスが粉々に割れ、風圧で車のドアを開けるのも難しそうだ。自転車は飛ばされるし、人は押し倒される。
 窓ガラスが割れると、家の中の家具はめちゃめちゃになるし、屋根が飛ばされる恐れもある。
 去年の千葉の被害が、再び起きるのだ。台風の進路に当たる地方では、窓や店の入口に板を打ち付けたり、ゴルフ場のネットをはずしたりしていた。
 関東は進路に当たっていないが、予報では一週間くらい曇りと雨だ。

 東京は今日は晴天だが、日差しが強く、肌を突き刺すようだ。新潟では昨日の気温が40度を超えた。
 
 サンマが不漁で、高値がついている。サンマが獲れないのは、海水温が高くなっているからで、30度くらいになっているのだという。ぬるま湯だ。これじゃあ魚は寄りつかない。







9月2日(水)
 東京の今日の感染者数、141人。
 伊豆大島で初めてコロナ感染者が出た。4人家族すべてが感染し、ヘリで都内に運ばれた。家族は大島から出たことはないという。ウイルスを持ち込んだのは、外部の人間だ。
 島には激震が走った。病院のない離島で感染が広まったらどんなことになるか。一人一人が自分の行動に責任を持たなければ、誰かがつらい目に合うのだ。

 菅さんが総理大臣になるのだろう。もう決まったようなものだ。菅さんなら、安倍さんがやったごまかしをあばき立てることもない。いちばん安心な後釜だ。








9月1日(火)
 東京の今日の感染者数、170人。
 だんだん減ってる感じはあるけれど。みんながしっかり自粛しているせいか。

 自民党の次期総裁選のニュースで、番組が占められている。コロナの報道ももっとしてほしい。テレビ局はどこも、ひとつの話題に集中する。どの局も、報道の内容が同じだ。これではテレビ局はひとつかふたつあればいいくらいだ。
 政治家が、質が劣化していると言われるが、報道の質もだんだん劣ってきているのではないか。

 総裁選は各地の自民党員の票を入れることはせず、国会議員と地方の代表の票だけで決める、両院議員総会を選択した。党の大勢に反する石破さんを外すためだ。二階幹事長が、選挙で政治空白を作らないためと言ったが、新しい総裁が決まるまでは安倍さんがやるのだから、空白はできない。
 菅さんが次期総裁、総理になるのは明らかだ。コロナ対策はなかなか進まないだろうし、経済も下降するだろう。
 開かれた選挙をせず、密室で内輪の都合で決められた総理大臣に、国民は信頼を寄せない。政治への不信はどんどん深まっていくだろう。








8月31日(月)
 昨日の東京の感染者数、148人。今日の感染者は100人。重症者は2人減って、32人。

 インドの感染者は、一日で8万5千人だそうだ。どうやったらこれほど感染が広がるのだろう。
 イギリスでは、マスク着用義務付けに反対するデモが起きている。何がなんでもマスクを着けないぞ、というわけ。日本人には理解できないデモだ。押しつけられることに反対しているのだろうが、コロナにかからないためのマスクなのだから、抵抗すれば自分が危険にさらされるだけだ。

 菅官房長官が総裁選に出馬した。菅さんは総理大臣のイメージがない。リーダーに適した人なのか。どっちにしても、一年間のつなぎの総理だ。








8月29日(土)
 東京の今日の感染者数、247人。検査数は不明。高止まりが続いている。
 小池都知事は、飲食店の営業時間を夜10時までとする要請を、23区は続けるが、多摩地区は外すという。吉祥寺あたりに客が集中し、クラスターが発生しないだろうか。

 政府のコロナ対策が新しくなった。PCR検査の拡大の方向に進むようだ。重症になる可能性の高い高齢者の検査を拡大する。
 病床数を確保するため、これまでは軽症でも入院だったのが、軽症者はホテルか自宅療養になった。軽症者で占められていた病床が空くのは合理的だが、自宅療養を選んだ軽症者が、買い物などで勝手に歩き回り、感染を広げる恐れは十分にある。症状が出ていない人は、陽性であることを隠して、働きに出たり、飲みに行ったりするかもしれない。特に若い人は感染を軽く考えるから、そういう人達がウイルスをばらまくのではないか。

 安倍さんのあとを決めるので、永田町は大わらわだ。誰がなっても期待はできない。コロナ禍を乗り切る才覚とパワーのある人が、永田町にいるとは思えない。









8月28日(金)
 東京の今日の感染者、226人。

 安倍総理が辞任した。持病の腸の病気が悪化したのが原因だ。コロナ禍の中、辞任は衝撃だ。日本にとって最悪の成り行きだ。しかし仕事をまっとうできないほど体調が悪いのだから、仕方がない。







8月27日(木)
 昨日の東京の感染者、236人。
 今日は、250人。検査数は4000くらい。
 木曜日にしては少ない。

 GoToトラベルに東京を入れるという話が出ている。西村大臣は9月になってから様子を見て決めると言っている。
 神奈川県知事は、キャンペーンに東京を入れてほしいと言っている。箱根の観光客は、首都圏の人がほとんどだからだ。埼玉県知事は、東京除外を続けてほしいと言っている。
 沖縄県知事は、観光客を増やしたい。沖縄は観光で成り立っている県だからだ。医療が逼迫していても、観光に来てほしいと言うのは、沖縄の経済がこのままでは保たないからだろう。








8月25日(火)
 東京の今日の感染者、182人。

 新規感染者は、全国で見て、減少傾向にあるという。7月末がピークらしい。
 残暑は続くが、すこしずつ楽になっているようだ。とはいえ、熱中症の死者が増えている。








8月24日(月)
 東京の今日の感染者数、95人。検査数は2900台か。
 大阪は昨日の感染者が121人。

 世界各国の政府のコロナ対策を、数字でランク付けしたものがある。日本はなんと最下位で、数値はマイナス30くらいだ。まったくその通りだと納得した。
 1月の中国人観光客の受け入れからクルーズ船の対応、拘束力のない緊急事態宣言、小さすぎるマスク配布、拡がらないPCR検査、役所の対応の遅さ等々、国の姿勢は何一つ評価できない。これほど仕事ができなかったら、民間の会社ならどっかに飛ばされるか窓際だ。
 この非常時に国会を開かないことに憤りを感じていたら、安倍さんは今日も慶応病院に行った。6月ぐらいから、これで3度目だ。腸の病気で、回復が困難な難病を抱えているらしい。

 世田谷区は、区内の介護施設、保育園、幼稚園で働く人を、症状があるなしにかかわらずPCR検査をすると発表した。検査数は2万3000だそうだ。こういうことは国が主導してやるべきことだ。安倍さんはこの8ヶ月間、何を考えていたのだろう。






8月23日(日)
 東京の今日の感染者、212人。重症者は2人増えて、39人。

 医師でもある前新潟県知事の米山氏が、経済と感染防止を同時にやろうとしている今のやり方に対して、このままでは感染爆発が起きると、強く批判をしている。経済を回していくなら、検査を拡大して、無症状の人を含め、陽性者を見つけ出す必要があること、安倍総理にも小池都知事にも、感染防止と経済を両立させる具体的なプランがないこと、店を支えるにはまるで足りない協力金を出し、営業短縮を要請する、こんなことがいつまで続くのかという不安が色濃く広がっていること等々を述べている。

 政府も厚労省も、考えを大きく変えなければ、現状を打開できない。感染者も増え、倒産件数も増えていくいくのは確実だ。








8月22日(土)
 東京の今日の感染者、256人。重症者は4人増えて、37人。重症者が増えているのが気になる。

 分科会の尾身会長が、コロナはピークアウトしたと発言した。全国の感染者数のグラフが、少し下り坂になっているからだ。しかし楽観してはいけないという反対意見も多い。東京では重症者数が徐々に増えている。

 国は高齢者の介護施設やデイ・ケアサービスに従事している人に、無症状でもPCR検査をやることを決めた。やっと重い腰を少し上げたという印象だ。

 国内総生産(GDP)が戦後最悪の数字になった。リーマンショックの時より10%近く下がっている。日本だけでなく、世界中がそうだ。テレビはセンセーショナルに伝えているが、国民は当然のことと思っている。証券会社のメールマガジンなどでは、とっくにこうした予想を立てていた。

 安倍総理が健康診断の検査を2度受けたことで、体調を心配する声が自民党内から上がっている。たしかにだいぶ前から疲れている様子が見受けられた。夏休みをとらずに仕事をしているのだという。
 安倍さんより年長の小池都知事も、まったく休みをとっていない。大阪の吉村知事もそうだ。全国の知事さん達は、夏休みを返上しているだろう。








8月21日(金)
 東京の今日の感染者、258人。
 昨日の感染者数は339人だが、検査数は6000台だ。検査数の割には感染した人の数が少ないかもしれない。
 一人が何人にうつすかという実行再生産数は、東京の場合、1を切った。少しずつ感染者が減っていくわけだ。毎日感染者がたくさん出るので、都民は怖がって行動を抑えているのだろう。東京から地方に旅行に行くと白い目で見られるという不安感も、都民の動きを抑え込んでいるのだろう。、








8月20日(木)
 東京の今日の感染者、339人。重症者は4人増え、36人。
 東京の重症者のカウントの仕方が、国のカウントと異なっていることが問題になっている。厚労省は重症者の定義を、ICUに入っている、人工呼吸器をつけている、人工肺エクモを使用している、という3点に決めているが、東京はICUの使用をはずし、人工肺エクモと人工呼吸器を使っているケースを重症者として数えている。理由は、集中治療室は中等症患者も使うからだ。
 数え方の定義が違うために、国全体として正確な状況が把握できず、国民も曖昧な情報しか知ることはできない。PCR検査の範囲が狭いために、ただでさえ曖昧な情報しか得られない都民は、都のやり方におおいに疑問を持つだろう。不安を煽らないために、重症者数をなるべく少なく発表したいのかと、都の思惑を勘ぐりたくなる。

 PCR検査の正確性は、感染していないのに陽性と出る偽陽性については、偽陽性が出る割合は0.1%だそうだ。感染していないのに感染しているという結果がでることはめったにないということだ。
 逆に感染しているのに感染していないと判定される偽陰性については、偽陰性と出る割合は30%で、検体を取る体の部分が関係してくる。鼻の奥の粘膜を取って陰性と出ても、ウイルスがすでに肺やその他の血管に入り込んでいる場合がある。
 このようにPCR検査は絶対ではないが、市中にどれだけウイルスが拡がっているかを調べ、対策を講じるには、有効な手段だと海外の医療関係者は考えている。幅広い検査と陽性者の保護・治療は、コロナを抑え込むために必要な方法という考えは、とても納得できる。
 日本政府は、おそらく膨大な数に上る陽性者の保護、治療を、どうやって行うのかという分厚い壁にぶつかり、後ずさりしているのだと思う。









8月19日(水)
 東京の今日の感染者、186人。重症者は一人増えて、32人。
 日本感染症学会の理事長が、新型コロナウイルスは第二波の真っ只中という見解を述べた。

 熱中症で100人超の人が今までに亡くなっている。エアコンをつけないために亡くなった人が多い。電気代も心配だ。高齢者や社会的弱者にしわ寄せが来る。

 モーリシャス沖で座礁した貨物船から流れ出た重油が、海洋汚染を引き起こしているが、海が元通りになるには、20年から30年はかかると言う。
 重油を取り除くのに、髪の毛が使われている。髪の毛をストッキングに詰めて、海水に浮かんだ油を拭い取る。
 モーリシャスは日本に賠償金を請求するという。







8月18日(火)
 東京の今日の感染者、207人。重症者は31人。昨日から今日の24時間の間に、容態が悪化した人が4人いるということだ。息ができなくなり、機械の助けを借り、意識も朦朧としてくるのかもしれない。不安や恐怖と闘いながら、悪夢を見るのかもしれない。家族は胸が潰れそうになりながら、回復を祈り、今自分にできることを懸命にやる。子供は、生まれてはじめて味わう大きな不安に、顔を引きつらせているかもしれない。そういうつらい思いをしている人を、増やしてはいけない。

 コロナにかかっていない人は、かかった人とその家族の気持を、けんめいに想像しなければならない。もし自分がかかったらと、想像の翼を広げれば、感染した人やその家族を白い目で見たり、軽い気持ちで遊びに出かけたりすることはなくなるはずだ。







8月17日(月)
 東京の今日の感染者、161人。重症者は2人増えて、27人。
 大阪の重症者が増えている。東京に比べて高齢者の感染が多いからだという。
 
 とんでもない暑さが続いている。今日の浜松の気温は41.1度だそうだ。洗濯物が20分で乾くという。それはいいね。
 午前中駅前まで出かけたが、マスクをつけっぱなしは無理だった。家の近辺は人がほとんどいないので、帰りはマスクをむしり取った。
 
 人が少ないので熱中症予防のためにマスクを取って歩いていた女性が、暴行を受けた。いきなり男が近寄ってきて、「マスクをしろ」と怒鳴り、危険を感じたのでスマホで撮影したら、つかみかかってきた。スマホが路上に落ちたのを見て、男はヤバいと思ったのか、去って行った。

 航空各社のお盆期間の利用率は、通常の4割だったそうだ。感染を恐れて旅行をやめた人が多かった。
 飛行機の中で感染したという例もある。飛行機の内部の換気は非常に良いのに、どうしてだろう。

 昨日のMr.サンデーで、保健所の人が、コロナ感染について、感染リスクは避けられないといい、陽性者が出たところを集中的に検査する方法が望ましいと言った。PCR検査は正確ではなく、偽陰性、偽陽性が出る。陰性の結果が出ても、翌日に感染するかもしれず、毎日検査をしなければならなくなる。PCR検査で無症状感染者を見つけるという考えは現実的ではなく、意味がない。そのような意見を述べていた。
 高齢者の介護施設は、症状が出ていなくても、定期的に職員の検査をする必要があると思う。職員に陽性者が出てから検査をするのでは、手遅れになる。もし私が介護施設に親を預けている身だったら、親の死を考えるだろう。職員の定期的なPCR検査を、強く訴えるだろう。

 Mr.サンデーに出演していた橋下徹が、羽鳥慎一モーニングショーが主張しているPCR検査の拡大という考えを、視聴者に誤解を与えていると非難していた。非常に感情的な言い方だったので、橋本さんの意見が正しいのかどうかは別として、嫌な感じがした。どう誤解を与えているのか、また橋本さんはどのような解決策を考えているのか、視聴者にわかりやすく述べてほしかった。テレビで感情をぶつけるのは、電波の無駄遣いだと思う。







8月16日(日)
 今日の東京の感染者、260人。重症者は少し増えた。
 沖縄の今日の感染者は60人で、10万人当たりの感染者数は東京より多い。

 コロナの後遺症で、髪が抜ける症状が報告されている。
 軽症でもめまい、だるさ、微熱、息苦しさ、胸の圧迫感といった症状が続く人が少なくないようだ。札幌に住む30代の男性は、こういった症状がなんと半年続き、今も改善の兆しが見られない。クリニックに行っても、検査の結果は異常がなく、保健所は「皆さん、後遺症に苦しんでいらっしゃいます」と言うだけで、何もしてくれない。男性は日々つらい症状が続き、仕事も満足にできていない。







8月15日(土)
 東京の今日の感染者、385人。昨日に引き続き、300人台。400人に迫る勢いだ。重症者は23人。重症者が増えていないのが救いかもしれない。
 
 東京は気温36度、甲府は39度。強烈な陽差しの日が続いている。私は朝、外に出ただけ。マスクをつけて日盛りを歩くのはつらい。

 新幹線のホームは、お盆の終盤とは思えない人の少なさだ。羽田も空いている。
 高速道路の上り線は渋滞している。











8月14日(金)
 東京の今日の感染者数、389人。検査数は5754。検査数のわりには感染者が少ないという印象だ。

 沖縄では、コロナ患者の軽症者を収容するホテルが足りず、そのためPCR検査を抑える方策が取られている。療養施設の確保が難しくなったのは、GoToトラベルのためにホテルの予約が増え、それまでコロナ用に抑えられていたホテルが、応じられなくなったからで、そのために沖縄の医療事情はたいへん逼迫している。
 沖縄では離島で、80歳代の感染者が亡くなった。持病を持っていたらしいが、ICUに入る前に亡くなっている。
 沖縄で感染が拡大したのは、米軍兵士のせいもあるが、本土から観光客約30万人が来たのが原因だ。キャバクラ嬢とホストが大挙して沖縄に行き、クラスターが発生したことが問題視されているが、クラスターの発生の発表が遅かったことが、感染をさらに拡げる結果になったと、医師が憤っている。発表が遅れたのは、詳細を調べるのに時間がかかったかららしい。間違いがないように心がける日本の役所仕事が、こういうところでもマイナスに働いている。薬の承認もそうだが、日本の役所は迅速さを求められるコロナの現実に、まったくついていけないでいる。

 東京のフィリピンパブで、コロナ対策をしているという表示のステッカーを貼っていた店に、クラスターが発生した。このステッカーは、東京都のホームページで自己申告すれば得られるもので、自分でプリントアウトする。都が対策を監視しているわけではなく、まったく何のためにやっているのかと思ってしまう。
 真面目に対策を実行していても、店がやれることは限界があり、コロナを完全に防御できるとは思えない。国や都が唱える対策が、まやかしに思える。消毒液と体温計とマスクやフェイスシールドと透明なアクリルボードで、コロナが100パーセント防げるとは、誰も思っていないだろう。








8月13日(木)
 東京の今日の感染者数、206人。検査数は1698。重症者は21人。重症者の数は抑えられている。医療が進化したからだと言われている。

 4日連続の猛暑。マスクがつらい。
 熱中症とコロナの症状がやや似ているので、戸惑いや混乱が生じている。コロナに感染したのに、熱中症かもしれないと考え、検査が遅れたり、コロナを疑って怯えていたら熱中症だったり。救急搬送の人達は、この暑さの中、防護服を脱げない。

 保健所の人は、感染が拡大したので、感染ルートを追う今までのやり方は限界に来ていると言う。家庭内感染が増えているし、職場や会食での感染も拡がっている。ルートを特定できなくなっている。
 陽性が判明した人のうち、入院かホテル療養かの調整を待つ人数が、1000人近くに達している。行き先を決めるまでに保健所が感染者に聞き取りをし、それに時間がかかるうえに、感染者の生活状況を知ることで新たな濃厚接触者が見つかり、PCR検査の準備をすることになる。仕事は限りなく増えていくのだ。
 日本の保健所のやり方はていねいすぎるのではないかと思ってしまう。次々と陽性者が出て、数に追われている今、もう少しざっくりした対応をしないと間に合わなくなるだろう。
 医師と保健所とのやりとりに、いまだにファックスが使われているというのも驚きだ。一般の感覚では、ファックスは過去の道具になりつつある。

 分科会の医療の専門家は、厚労省の医系技官だったりと、厚労省系の人で占められているらしい。新宿のエピセンター化を唱え、一刻も早く手を打たないと大変なことになると訴えた児玉名誉教授のような人は、分科会のメンバーにはならないのだそうだ。
 現実を見据え、政府に的確な対応を求める医師や学者たちの声を、政府は耳をふさいで聞き入れようとしない。

 福島原発事故が起きる前、平安時代に起きた巨大地震の記録から、高い堤防を作り、地震への対策を進めるべきとの意見が、費用がかかりすぎるという理由で却下された。
 今、感染症の専門家の警告を、政府は無視している。東北大震災以前の状況と同じ構図で、コロナの現実が動いている。









8月12日(水)
 東京の今日の感染者、222人。検査数は1100くらいで、この検査数で222人の陽性者が出たことは、ずいぶん多いという印象だ。
 島根の高校サッカーのクラスターは100人くらいになったらしい。サッカー部だけでなく、野球部にも感染が拡がったらしい。
 Jリーグのチームにも陽性者が出た。監督と選手数人で、試合はもちろん中止になった。

 小笠原諸島に行く船の乗客全員が、唾液によるPCR検査を受けた。東京都とソフトバンクが共同で、検査を実施した。短時間で結果が出るらしく、陽性になった人は、上陸できず、自衛隊機で東京に送り返される。今回の検査では、全員陰性だった。
 小笠原には父島に診療所があるだけで、病院はなく、感染者が出ると大変なことになる。絶対に感染者を出してはいけない場所だ。
 ソフトバンクが検査会社を立ち上げたから、こういうことが実現したわけで、本来ソフトバンクの役割は国が担うべきものだ。国が何もしないので、民間が見かねて行動を起こしている。
 世田谷区と長崎県が、独自にPCR検査の拡大をめざしている。安倍内閣はこれらの動きを見て、検査体制の改革と強化を考えないのだろうか。また厚生労働省は、現在のやり方の不備を改めていこうとする意欲を持たないのだろうか。








8月11日(火)
 東京の今日の感染者、188人。土日は検査数が少ないので、その影響もあるだろう。
 日本は検査が徹底してないので、すべてのデータが曖昧だ。

 コロナの後遺症について、いろいろな報告がされている。心筋にダメージが起きる症状がドイツで報告されたが、聴覚に障害が生じる人が、海外でも日本でもいることがわかった。耳鳴りがしたり、片耳が聞こえなくなったり、電話で話をするとめまいがしたり、車のエンジン音やセミの鳴き声を聞いても、立っていられなくなったり、ものを食べられなくなったりするという。聴覚の異常を訴える人の割合はは、軽い症状を含めると、全体の半分から3分の1くらいになるようだ。
 退院して2ヶ月以上たっても、後遺症に苦しんでいる人もいる。
 聴覚障害がいつ治るのか、長く残るものなのかは、まだわかっていない。
 このウイルスは、ウイルスそのものは体内から消えても、ウイルスが傷つけた体の部分がいつまでも病むようだ。

 国立感染症研究所が、コロナが日本で拡大する過程で、遺伝子が変異していると発表した。コロナは増殖するとき、自分の遺伝子をコピーするが、コピーのミスが起き、コピーミスが繰り返されることで遺伝子が変わってくるのだという。これは、東大の児玉名誉教授が新宿のエピセンター化を唱えたことと、同じ内容なのだと思う。
 自分が感染していることを知らない、無症状の感染者が、水面下でじわじわとウイルスを拡げ、拡がっていくにつれてウイルスの遺伝子が徐々に変わっていったのだそうだ。







8月10日(月)
 東京の今日の感染者、197人。検査数が3000台で、少ないほうらしい。
 沖縄は新規感染者が159人。10万人当たりの感染者を見ると、東京が17人くらいなのに対して、沖縄は約42人だ。一人が何人にうつすかという数字は、東京が1.1、沖縄は3.2。東京はじわじわ増える傾向だが、沖縄は感染拡大が早い。

 島根県の高校サッカー部で、80人以上の大型クラスターが発生した。寮生活をしているために、感染拡大が早かったらしい。
 青森で、東京から帰省した男性の家に、「さっさと帰って」などという匿名の非難の手紙が投げ込まれた。男性は自費で2度PCR検査を受け、陰性だったので帰省した。名前も住所も書いてないので、自分がコロナに感染していないことを説明することもできない。
 マスクをつけてないオバサンを、つけてるオバサンが非難し、バスの中で殴り合いが始まったり、マスクなしの若者を、おじいさんが自転車で通りすがりに罵倒したりと、とげとげしい摩擦が増えている。
 不安から他人に対して攻撃的になる。しかし感情に走っては新たな問題を作るだけだ。

 海外の研究で、コロナに感染した人のうち、年齢や軽症、重症にかかわらず、7割くらいの人が心筋に問題が起きていることがわかった。不整脈や心筋梗塞などの恐れがあるという。心筋はいったん傷めると再生しないので、後遺症はずっと残ることになる。コロナは風邪のようなものという認識は、まったく誤っているのだ。
 抗体を獲得するために、コロナに感染するという考え方も、たいへん危険だ。コロナは、絶対にかかってはならないウイルスなのだ。
 







8月9日(日)
 東京の今日の感染者数、331人。
 東京の現在の患者数の累計が、約3600人。東京都の人口が約1400万人。それをもとに1万人あたりの患者数を計算すると、2.5人になる。把握できていない無症状感染者もいるから、以前言われていたように、公表の数字の10倍から20倍と考えると、1万人あたり25人から50人という結果になる。この割合をどう考えるか。

 GoToトラベルが始まった7月の連休から、約2週間たつ。コロナの感染結果はだいたい2週間後に現れるから、最近の数字が連休の状況を反映していることになる。それによると、2週間前は国内の累計感染者数が2万人台だったのが、4万人台になっており、細かく言えば約1万8000人増えているそうだ。

 GoToトラベルの経済効果は、思ったより上がっておらず、観光業の収益は去年の4割り程度だそうだ。感染が拡大したので、旅行を控える人が増えている。このキャンペーンはウイルスを拡散することに貢献したのか。







8月8日(土)
 東京の今日の感染者数、429人。東京都の累計感染者数は、退院した人数も含めて、15536人。
 沖縄の新規感染者数は、84人。累計は968人。兵庫で新たに55人が感染。

 日本全体の新規感染者数は、1602人。現在感染している人は13448人。退院した人は31404人。亡くなった人は、1042人。トータルでこれまでにコロナに罹った人数は、45894人。

 都知事は帰省、旅行は控えるようにと、強い口調で言っている。官房長官は、コロナ対策を万全にするよう述べているだけで、行動の自粛を言ってはいない。各県知事も、旅行や帰省を控えるよう、強く要請する人もいれば、お盆は大切な行事だから、帰ってきてほしいと言う人もいる。
 バラバラな意見のなか、国民は自分で判断するしかない。確たる判断基準もない。

 仮に日本の人口を1億3000万人として(実際は約1億2600万人)、現在感染している約13000人をもとに計算してみると、感染の割合は、1万人に一人ということになる。少ないね。しかし誰かは、1万人のうちのひとりになってしまうのだ。







8月7日(金)
 東京の今日の感染者数、462人。
 一人の人が何人に感染させるかという実行再生産数は、1.1。じわじわ増えるという感じだろう。感染者数の多さから、急激に増えているような印象だったのだが。
 実行再生産数が最も多いのは沖縄で、3.2。一人が三人以上にうつしていることになる。米軍の兵士が街で飲み歩くからだろうか。沖縄の人はみんなで賑やかに過ごすのが好きな気質があるから、という話も出ている。その気質はとても良いものだ。

 コロナは人と人を引き離す。お盆で親戚が集まるのを妨害し、マスクが原因のケンカを引き起こす。人々の気持ちをささくれ立たせる。
 本当に悪魔のようなウイルスだ。原生林に棲んでいたこの悪魔を、人間の無知が、人間社会に引っ張り出してしまったのだ。







8月6日(木)
 東京の今日の感染者数、360人。
 感染者数は、検査と集計に3日かかるので、3日前の検査結果が今日の数字になる。
 土日は検査が休みになるところがあるため、月曜に検査が集中する。なので木曜日に発表される数字が、週のうちで多くなりやすい。
 そう思って覚悟していたら、意外に少なかった。500以上いくかと思っていたのだ。
 しかし、360人で意外に少ないと反射的に思ってしまうのは、どういうものか。以前は、50人でも多いとため息をついたのだ。人間の、状況に慣れる感覚というのは、良くも悪くもすごいものだと思う。







8月5日(水)
 東京の今日の感染者数、263人。

 昨日、大阪の吉村知事が、うがい薬でコロナウイルスが減り、陽性者が少なくなったという研究結果を発表し、イソジンなどのうがい薬の使用を勧めたことについて、今日のニュース番組はその是非の議論で埋め尽くされている。
 反響は大きく、ドラッグストアからうがい薬が消えた。転売は法律違反になるという呼びかけも行われている。
 厚労省はむろん認めていないし、お医者さんも否定的だ。口中のウイルスがなくなっても、体内にはウイルスがあるかもしれないから、PCR検査をしたときに、実際は陽性なのに陰性の結果が出る恐れもあるという。
 大阪は急ぎすぎたのだと思う。このうがい薬の効果に飛びつきたくなる気持ちはわかる。

 自民党は10月まで国会を開く気はないらしい。審議する法案がないからだという。医師会が特措法の改正を要求しているのに? 現行のまま、何も変える気はないということか。
 岸田政調会長がテレビに出て、説明をしていたが、与党の消極的な姿勢にコメンテーターが腹を立てていた。

 この前の連休にGoToトラベルを利用して沖縄に行き、そこで感染したかどうかはわからないが、陽性になった女性がテレビ局の聞き取り調査に応じていた。沖縄でミュージックバーとダンスホールに行き、居酒屋でお酒も飲んだ。ミュージックバーもダンスホールも、客は誰もマスクをつけていなかった。沖縄から帰って、会社に行き、その後、友達と一泊で海に出かけた。嗅覚に異常を感じたのはそのあとで、検査をしたら陽性だった。女性は家族と同居しているので、会社の同僚や友人の他に、家族に感染させた可能性もある。
 女性は30代で、判断をあやまったかなと思っている、みんなにとても迷惑をかけたと反省していると語っていた。
 このような意識で行動している人が日本人の大部分だったら、コロナを抑え込むことはとうていできないだろう。







8月4日(火)
 東京の今日の感染者数、306人。200人弱が若い世代。
 沖縄で83人が感染した。過去最多だ。沖縄で感染者が増えるのは、とても心配だ。

 感染者数が増えたので、危機感が募ったのか、都内の繁華街の人出が減ってきた。飲食店の時短営業には、全体の6割が応じているという。10時閉店では、売上が伸びず、要請に反して営業を続けるのも、感染の心配など気が引けるという。
 飲食店は本当にキツい。
 
 夏休みに旅行をするかというアンケートで、6割の人が旅行を控えると答えていた。車で近場を日帰りで回るという人、お盆に帰省しないという人もいた。郷里の親から、帰らなくていいと言われた人もいる。万が一、帰省して家族に感染させたら、家族の闘病だけでなく、近所に噂が広がる。あその家の息子がコロナを持ってきたと言われる。純粋にコロナを心配するより、そういった社会的圧力を懸念する人もいる。

 東京都医師会は、医師会に入っているクリニックに、PCR検査の場所を作れば、都内に1300箇所くらいの検査場を実現できると説明した。街のクリニックで、PCR検査に前向きなところは多く、家から近い場所で検査を受けられることが望ましいという。

 ソフトバンクはPCR検査の会社を立ち上げた。
 PCR検査キットも販売されていて、家で唾液を採取し、ケースに入れて送れば、結果を電話で知らせてくれるという。一個2万円くらいだが、すでにかなり売れているそうだ。

 仕組みの目詰まりを直せないでいる役所を飛び越えて、民間が活発に動き出している。








8月3日(月)
 東京の今日の感染者、258人。大半が20代、30代。

 沖縄で感染が拡がり、病床が埋まり始めているらしい。離島で重症者が出ると、ヘリで運ぶこともできなくなる。沖縄の繁華街では、自主的にシャッターを閉めている店もある。

 国の方針がはっきりしないなか、感染者が多い県の知事は、休業要請を出している。国は、この状況でも夏休みに旅行をしてほしいらしいが、家族間感染が心配されるお盆の帰省は控えるようにと言っている。

 今朝の羽鳥慎一モーニングショーで、分科会の釜萢さんが、激しい攻撃をうけていた。PCR検査の拡大を渋る釜萢さんの意見に、岡田先生、玉川さん、石原良純さんが鋭い意見を述べていた。釜萢さんの説明は説得力に乏しく、医師としての精神をどこかに置き忘れてきたのではないかという印象を受けた。
 専門家会議も分科会も、政府の国民向けの中身のないパフォーマンスに見える。GoToトラベルを今やるべきではないという意見が医師から出されたが、分科会でそれについて討議することはなく、その意見はスルーされたという話も聞こえてくる。
 









8月2日(日)
 東京の今日の感染者数、292人。年齢は10歳未満から、100歳以上にわたっている。家庭内感染が増えているからだと思われる。
 全国の今日の感染者は、1500人を超えている。

 安倍総理が6月18日以来、記者会見を行なっていないことをメディアが非難している。
 国交大臣はGoToキャンペーンを、安全安心な旅行を実現するためのチャレンジだと言い、菅官房長官はGoToキャンペーンの推進に不退転の決意で取り組むと述べた。感染者数がうなぎ登りに増えている中、国は国民の健康を犠牲にして、経済を回そうとしている。

 コロナの後遺症がひんぱんにメディアで伝えられるようになった。英国の統計によると、145人くらいのコロナ患者で退院した人のうち、128人くらいの人に後遺症が出ている。治るのが困難な後遺症もある。









8月1日(土)
 東京の今日の感染者、472人。夜の街の報告漏れが、今日の数字にも加わっているのだろうか。そうではないとしたら、この数字は恐ろしい。(どっちにしても、恐ろしい)
 大阪の今日の感染者は、216人。東京も大阪も、お酒を出す店の営業時間短縮を要請している。
 大阪は、コロナ対策を基準通りにしていない店には、休業要請をする。また小池都知事は、独自の緊急事態宣言を出すことも考えていると発言した。沖縄は、独自の緊急事態宣言を発令した。
 岩手県では、コロナ発生からずっと感染者ゼロだったのが、ここ数日で、4人になった。最初の感染者は、県外でキャンプをしてうつされたそうだ。この人、肩身が狭いだろう。

 菅官房長官が、東京都と小池都知事を非難している。今朝の報道番組でいろいろ語っていたらしい。菅さんもたいした人間じゃないね、と言いたい。人に文句をつけてる場合じゃないだろう!!!
 安倍内閣の人達は、現状を正しく把握できていないのではないか。








7月31日(金)
 東京の今日の感染者、463人。昨日の感染者数には、新宿の夜の街の検査結果が、報告が間に合わず、加算されていなかった。そのぶんが今日の感染者数に加わり、この数字になった。
 各県の感染者数も増えている。愛知県では過去最多の192人だった。沖縄は47人くらいだが、人口の割合で見ていくと、これを東京に当てはめれば400人以上になる。

 各地で部分的な時短要請が検討されている。僅かな協力金で営業時間の短縮に応じる店が、どれくらいあるのだろうか。強制力がない要請に疑問の声が多い。

 東京都医師会の会長が、国に向けて怒りの声を上げ、いくつかの提言をした。犬のロボットのアイボを使ったジョークを導入部に、あとは国に向けて、PCR検査の拡大をすること、そのためにただちに国会を開き、特措法の改正をすること、法的拘束力のある休業要請をすることなどを訴え、今がコロナを封じ込める最後のチャンスだと強い口調で締めくくった。
 国はこの提言を聞き入れるだろうか。

 頑固なまでにPCR検査を拡大したがらない国の姿勢には、本当に怒りを覚える。法律や体制を変えるのは大変なことだろうが、こういう非常時には、思いきった決断をしなければ、道を切り拓くことはできない。個人の人生に、腹をくくって冒険や挑戦をしなければならないときがあるように、国にも強い決意のもとに果敢に行動しなければならないときがある。









7月30日(木)
 東京の今日の感染者、367人。今までで最多だ。検査数は5千数百に上っているが、この検査数は今日の検査数ではなく、何日か前のものなので、今日の陽性率が明確に出ない。

 都は飲食店とカラオケ店に営業時間の短縮を要請する。期間は8月3日から31日で、夜10時までとなる。協力金を一店舗につき20万円出す。









7月29日(水)
 東京の今日の感染者、250人。この人数は3日前、26日の検査数、1000のうちの陽性者ということだ。とすると……、四分の一が感染していたわけで、これは恐ろしい!!

 愛知県知事が、夜の街を回り、感染防止への協力を呼びかけている。ビラを配りながら要請する知事を見ていると、追い詰められている心情が伝わってくる。その知事に、自粛をしたら店が潰れると、店長さんかオーナーさんかが必死で訴えている。どちらも崖っぷちに立っている。
 このままでは何も解決しない。道が見えないまま、ウイルスだけが広がっていく。

 国は役にたたないマスクを大量に配ったが、店を支える金はビタ一文出さない。8000万枚のマスクを配布するのに、どれだけ税金を使っているのか。そのぶんを、店舗を補助したり、病院経営を支えたりするのに使おうという頭がないのか。
 怒りが積み上がって、憎悪を覚える。
 世田谷区が独自にPCR検査の拡大と感染者隔離を始めるそうだ。ニューヨーク州知事がやったことを、実行しようとしている。財源がどうなっているのか気になるが、国が動かないなら自分達がやるしかないということだろう。

 医師や専門家の中に、世界の潮流と逆行して、無症状感染者を見つけ出すために検査を拡大することに、意味や必要性を見出さない人達がいて、そういう人達が、コロナ分科会のメンバーになっているそうだ。たびたびテレビに映る尾身会長も、PCR検査の拡大に反対する側なのだろう。

 厚労省の官僚や、こうした医師や学者が、コロナ対策の障害になっているように見える。感染はどんどん拡がり、検査も診察も受けられない人が増えていくだろう。こうした官僚や専門家は、国民を死に追いやっているようなものだ。どれだけ罪深いことをしているか、彼らは気がつかないのだろうか。
 








7月28日(火)
 東京の今日の感染者、266人。

 全国で感染者が増えているが、PCR検査をすぐに受けられない状況が起きている。
 ある人は、「濃厚接触者がいない、若い、軽症。だからあなたは検査を受けられない」と保健所から言われた。
 やっと検査を受けられたが、入院できたのは4、5日後で、その間は家族と一緒だった。家族と同居なら、濃厚接触者がいることになるのに……。
 二ヶ月以上前の、検査待ち、自宅待機、病院が見つからないという状況が再び起きている。二ヶ月間、厚労省は何もしていなかったことになる。体制を変えるのが難しいなど、いろいろな問題があるのだろうが、命が関わっている状況で、何の進展もないとは、どういうことだろう。

 ホテルや病院に入れない人が、7月始めは70人くらいだったのが、今は1000人近くに上っている。
 陽性という結果が出、無症状だったので自宅待機していた60代の人が、やっと入院できることになり、入院予定の前日、容態が急変して亡くなった。
 コロナの変異を唱えている東大の児玉教授が言っていた、目を覆う状況というのが迫りつつある。医師は口をそろえて、医療の逼迫を訴えている。

 政府はアベノマスクを医療機関や各施設に、追加で8000万枚配るという。この追加分は、6月20日頃に、伊藤忠商事に発注したのだという。あのマスクは、医療機関では役に立たないと医師は言っている。
 安倍さんへの国民の信頼度は、もうゼロと言っていいだろう。

 雨雲は東北地方に移り、山形県、岩手県に避難指示が出ている。最上川が氾濫し、住宅地が浸水した。
 中国でもあちこちで大規模な洪水が起きている。

 極端な降雨とコロナウイルスの蔓延の、根っこの原因はひとつだ。







7月27日(月)
 東京の今日の感染者、131人。

 あと一週間くらいは梅雨が続きそう。夏は来るのか???
 梅雨が明けなかった年が、過去にあったらしい。そう言えば、夏がなかった年があった。

 昨日の夕方、不思議な雲を見つけた。上空で風が回っているのか、丸い雲がふたつあった。ケーキみたいな形だ。写真を撮ったが、スマホのカメラでは、雲の特徴がわからない。
 昨日、埼玉かどこかで竜巻があったから、調布市上空の雲も、何かしら関係があるのかもしれない。

 連休の人出は、各観光地が期待したほどではなかったようだ。
 コロナを甘く見ている人、反対に恐怖で外に出られなくなる人や鬱になる人と、両極端の反応があるらしい。
 ウチは極端に怖がってはいないが、慎重な考えは強い。

 






7月26日(日)
 東京の今日の感染者、239人。検査数は24日が2200くらい。今日がどのくらいかはわからない。

 安倍総理がコロナ対策について会見をしないことに、批判が集まっている。安倍さんのパワー不足を心配する、自民党内の声もある。心身ともに疲れきっているのだろうか。

 アメリカのCDCは、コロナに感染しても、ほとんどの人は軽症との見方をしている。高齢者はどうなのだろうか。死者の数は累計で10万人を超えている。アメリカの人口は、約3億3000万人。この人口の中での10万人を、どう捉えればいいのか。
 しかし、人の命は無機質な数字で判断することはできない。一人の命は、その家族にとっては数字の1ではなく、数えきれない価値と意味がある。

 コロナに対する人々の反応はさまざまだ。感染症の捉え方は難しい。そして、コロナは人間に内在するいろいろな暗いどろどろしたものを引きずり出す。露骨な差別や、非難や、攻撃など……。いがみ合っている場合ではないのに、不安感から人に対してとげとげしくなる。







7月25日(土)
 東京の今日の感染者、295人。
 観光地は人出が多いが、銀座はガラガラだ。

 暑いとマスクは苦しい。家で軽い熱中症の症状が3回ばかり出たので、外を歩くとき、人がいなければマスクを外している。
 マスクに紐をつけて、胸の前に垂らす。人を見かけると着ける。










7月24日(金)
 東京の今日の感染者、260人。大阪は120人以上ということだ。

 GoToキャンペーンが始まり、各地の人出が増えている。ビクビクしながらお出かけする人もいれば、「オレは絶対コロナにはかからない」と、何を根拠にそう豪語するのか、威勢のいいお兄さんもいる。そして着々とウイルスは勢力範囲を広げている。

 離島で感染者が出ている。GoToトラベルのさなか、町長は島に来ないでほしいと呼びかけている。島での感染は怖い。

 新聞の世論調査で、45パーセントの人が、安倍総理は辞任すべきと答えている。決定打はGoToキャンペーンだと書いてある。
 自民党の議員が、安倍さんは精神的にもうギリギリの状態で、この状況を打開する気力がなくなっていると漏らしていたらしい。GoToを推し進めたのは、二階幹事長と菅官房長官で、安倍総理はもしかしたら反対だったかもしれないが、抵抗する気力もなくなっていたのだろう。安倍さんは気持ちも体力も保たないかもしれないと、党内では心配しているらしい。

 コロナ禍のなか、安倍内閣を頭上に頂いていることが、日本国民の最大の不幸かもしれない。









7月23日(木)
 東京の今日の感染者、366人。3百人台になったのは初めてだ。検査数は約5000で、これも過去最多。
 大阪府の今日の感染者数は、103人から104人。これも過去最多だ。

 東京では、重症の患者が昨日から3人増えた。感染の年代は40代、50代と広がっている。もっと上の年代もいる。子世代が親世代にコロナをうつしているのだろう。当然これから死者も増える。

 医者は医療の逼迫をとても心配している。もう少ししたら、ベッド数が足りなくなるだろう。軽症者の隔離施設もこのままだと足りなくなるかもしれない。入院か隔離のホテル行きかが決まっていない人数が増えていて、自宅待機をしているうちに、家族が感染したり、急に重症化してして亡くなる人が増えると、医師は言っている。

 羽鳥慎一モーニングショーで、なぜPCR検査が増えないのか、という特集をやっていた。コロナ分科会のメンバーの経済学者にインタビューをしていた。それによると、厚生労働省の中に感染対策コミュニティのようなものがあって、そのグループに非常に慎重な姿勢があるのが、原因だという。

 PCR検査は、10万人に10人くらいの割合で、ウイルスがないのに陽性の結果が出てしまう。そうした偽陽性の人を隔離施設に入れることは、人権侵害だという非難を浴びることになりかねない。健康な人を拘束するから、後で人権侵害で訴えられる可能性があり、感染対策のグループでは、そのことに非常にナーバスになっている。
 何故それほどナーバスになるかと言えば、過去、ハンセン病の患者を何十年にもわたって社会から隔離し、ハンセン病の治療薬ができてからも、隔離が続いたことがあったために、患者や遺族から人権侵害で訴えられた経験があるからだという。その経験が厚労省の内部のトラウマのようになっていて、偽陽性の人を隔離施設に入れることになるという現実を、恐れているのだという。

 しかし、この問題は、PCR検査を2回やれば解消するという。ウイルスが体内にないのに、どうして感染しているという結果が出るのか、検査機器がパーフェクトでないからだろうが、二度の検査でウイルスの存在の有無を確定できるという。それなら、厚労省の感染部門の人達が、それほど悩むことはないではないか。

 厚労省に人権侵害の問題を直接問いただしたところ、厚労省内部に、そのような事情はないとの返答だった。ただ、PCR検査を拡大することは、多数の軽症者で病床が埋まり、医療機関を圧迫するという意見が添えられていた。
 これは4月の頃、PCR検査を拡大できない理由として、政府や厚労省が掲げていたものだ。

 インタビューに応じた分科会の学者は、偽陽性判定で隔離された場合の、人権侵害の問題について、国民の理解を得る必要があると結論していた。国民のコンセンサスがあれば、この問題は解決する。番組を見ていて、世論作りが必要だと私も思った。

 それにしても、ストンと腑に落ちない。ハンセン病の隔離は一生だったが、コロナの隔離は2週間だ。2週間の隔離で人生が狂うことはないのだ。厚労省の感染対策の人たちが、どうしてハンセン病とコロナをイコールしてしまうのか、そこのところがどうしても理解できない。よっぽど深い心の傷があり、それが上司から部下へ、先輩から後輩へと、受け継がれているのだろうか。ハンセン病とコロナでは、状況がまるで違う。厚労省に入るだけの頭脳を持っている人達が、状況の違いを見つめていないはずはない。
 疑問は深まるばかりです。
 
 









7月22日(水)
 東京の今日の感染者、238人。大阪府は約120人で、過去最多だ。経済活動が緩和される前は、感染者ゼロが続いていたのに。まあ、経済を止めるわけにはいかないから、仕方がない。

 GoToトラベルが始まった。旅行業者への説明会は前日で、具体的に決まっていることが少ないから、旅行代理店がこれから苦労することになるのだろう。ホテルや旅館のコロナ対策が十分でないと、キャンペーンの割引が受けられなくなるから、話が違うと客がクレームをつけることが多くなるかもしれない。
 トラベル以外に、GoToイートやGoTo商店街などのキャンペーンもあり、ポイントを稼げる。ウチでは旅行も外食もする気がないので、冷ややかな目でこの騒ぎを見ている。

 PCR検査が拡大できないのは、役所の仕組みのせいと、専門家が話していた。新薬の許可がなかなか下りないことでもわかるように、問題が起きないように何重にもチェックしたり、指定機関以外に検査機関を広げることに及び腰になったり、検査の検体を運ぶのに、手間をかけたりといったことの複合が、スムーズな流れを妨げているという。
 思いきった改革が必要なのだと思うが、誰もそれをやろうとしないのだろう。改革の責任を取りたがらない体質が問題なのだろうが、国中がこんなに追い詰められているのに、役人は自己保身を優先するのだろうか。

 政府は経済活動を重視し、海外からの渡航制限の緩和も考えている。
 こんな状態でウロウロしているうちに、コロナは日本中に広がるだろう。家が燃え始めているのに、役人は居間から動こうとしない。間接的に国民を死に追いやっていることに、どうして気付かないのだろう。







7月21日(火)
 東京の今日の感染者、237人。
 7月20日の都のデータを見ると、検査数が3300人くらいで、陽性率は6パーセントになっている。

 18日、19日の大阪の新規感染者は両日とも90人に迫る人数だ。吉村知事は、第二波の入り口にいると発言している。

 東京では、陽性者で症状の軽い人の、入院か隔離施設かの振り分けを待っている人が、5~6百人に上っている。また、発熱や体の不調があっても、すぐにPCR検査を受けられない状況が起きている。

 新規感染者の集計にも時間がかかっている。医者は陽性者が出ると、保健所だか都だかに報告するが、その報告にはファックスを使い、集計の際に個人情報が露呈しないように、住所や連絡先などを黒塗りにするそうだ。さらに医者と保健所だか都だかの職員が、確認のために電話でやりとりをするという。なんと手間のかかることをしているのか。医療機関から集計機関へのオンライン化はできているが、なぜか使われず、ファックスでの連絡になっている。

 休養補償金のときも、迅速にお金を渡すことができず、さんざん非難された。日本の役所がいかにアナログか、時代に即応していないかが、コロナ対応で次々と明らかになっている。
 
 PCR検査が海外のように拡大しないのも、官僚と役所の保守的な体質が原因だと思う。日本には優秀な人材はたくさんいるし、技術力もある。この国を土台の部分で牛耳っている役人と役所が、コロナ被害を広げているとしか思えない。これは、人災だ。








7月20日(月)
 7月18日土曜日の東京の感染者、290人、19日日曜日の感染者、188人。今日の感染者は、168人。

 GoToトラベルの話題でニュース番組は埋め尽くされていると言っていい。キャンセル料を払わない方針だった国は、一転して払うことを発表した。国が途中で東京を外したのだから、国がキャンセル料を負担するのは当然だ。

 旅行会社が頭を悩ましている。GoToトラベルは、旅行代金が最大半額になるが、割り引かれた金額は、いったん旅行会社が負担する。負担分はあとで国から振り込まれるが、一時的に旅行会社の支出が増え、小さな会社だと経営が保てなくなる恐れがあるそうだ。
 また、旅行はさまざまなケースがあり、友人グループの旅行で、一人だけ東京在住という場合もあるし、単身赴任で東京にいるお父さんが、地方に住む家族と夏休み旅行をする場合、お父さんはトラベルの割引から外れる。
 地方発で、スカイツリーを見学し、東京近県、たとえば千葉のホテルに泊まるという日程の場合、パックツアーだと割引対象にならないが、個人旅行だと割引対象になる。個人旅行の場合、東京に寄ることが確定、証明されないからだという。なるほどね。旅行会社はそういう細かいケースに、いちいち対応しなければならない。
 GoToトラベルを使うために、東京に住む人で、地方に、たとえば田舎の実家に、住民票を移すことを考えるというケースもあるらしい。GoToトラベルは何度でも使えるから、そういう発想も湧くのだろう。キャンペーンが終わったら、住民票を戻せばいいのだ。

 何にしても、キャンペーンは今週木曜から始まり、これに大きな期待をかける旅館や土産物店、飲食店は多い。地方の観光地からは、客の激減で、悲鳴のような声が上がっている。このギリギリの状態に背中を押されて、政府はキャンペーンを前倒しで始めることを決定したのだという。

 北海道は国のキャンペーンとは別に、独自に道民の旅行を補助する政策を打ち出し、北海道の中だけを旅行するという条件のもとでキャンペーンを実施した。これまで旅行というと本州などに行っていた道民が、北海道のあちこちに出かけ、観光地はおおいに収益が上がったという。

 東京都でも、都民が都内のホテルや旅館に宿泊するミニ旅行に、キャンペーンを適用してはどうかという声が上がっている。
 たとえば小笠原とか……。いやいやあの小さな島に感染が広がったら、どんなことになるか。大病院なんかない、あの美しい島に。








7月17日(金)
 東京の今日の感染者、293人。

 東京都が、Gotoキャンペーンからはずされた。東京都民はキャンペーンの補助を受けられなくなった。他県から東京に来る場合も、補助を受けられない。キャンペーンの補助がなくなったから旅行の予約をキャンセルする人が多いと思うが、その場合キャンセル料は国の負担ではなく、個人が支払う。

 国会で、野党が推薦した参考人の、東大の児玉龍彦名誉教授が、コロナについて新しい研究結果を示した。それによると、これまで日本のコロナは、初めは中国からもたらされた武漢型、次がイタリアからもたらされたヨーロッパ型が感染拡大していたが、新たに東京型、埼玉型という型が発生している可能性がある。コロナはそれが広がった土地に合わせて変容することが指摘されていて、日本にもたらされたウイルスが、日本という土地に合わせて変容した。今、東京で広がっているコロナウイルスは、東京を発生源としたウイルスで、これまでの武漢型やヨーロッパ型に比べて、おそらく感染力が強い。なぜ感染力が強いかと言えば、コロナはその土地で自身がより強く生き延びられるように、自身を変えていくからだ。国をあげてこれを全力で抑え込まなければ、来週は大変なことになる、来月は目を覆う事態になる。児玉教授は強い口調でそう述べた。

 児玉先生は、先々週だったか、羽鳥慎一モーニングショーのインタビューで、専門家が全力をあげてこの問題に立ち向かい、闘わなければならないと、目に涙を浮かべんばかりにして話しておられた。先生はウイルスのさまざまな研究をしており、その恐ろしさを身にしみて感じておられるのだろう。
 知識のない一般市民は、Gotoキャンペーンに乗っかって、のんきに旅行の予約などしていたのだ。私達は、このウイルスについて、一人ひとりがもっと真剣に考え、学ぶ姿勢を持たなければならないと思う。







7月16日(木)
 今日の東京の感染者、286人。陽性率は、7月1日に3.9パーセントだったのが、今日は6.1パーセント。
 PCR検査は増えているが、陽性率が高くなっているので、感染は拡大している。

 PCR検査を増やし、無症状感染者を拾い出して隔離するのが、最も良い方法だが、陽性者を隔離する施設が足りるのかという問題がある。膨大な数の陽性者を隔離する施設がないから、PCR検査を広範囲に実行できないという事情があるだろう。

 そういう現実とは別に、PCR検査の拡大を渋るお医者さんがいるらしい。PCR検査は、陰性なのに陽性反応が出てしまうことがあり、精度の問題が検査の拡大に反対する理由らしい。
 また、ほかにも検査の拡大にストップをかける何かの要因があるらしい。政府は積極的な検査をする気は十分にあるが、それに反対する人あるいはグループが存在するのだという。いったい誰が検査の拡大を阻止しているのか、それはテレビなどの公の場では、うかつに言えないらしい。
 どういう理由で検査の拡大に反対するのか、想像もつかないのが現状だ。

 うがった見方をすれば、コロナの感染拡大で高齢者人口が減ることを目論んでいる人々がいるのかもしれない。高齢者は生産性がなく、年金や医療費など、言ってみれば金食い虫だ。これは私が思っているだけでなく、朝の情報番組で、そういう発言があった。私が家族と、まさかそういうことがあるかしらと半ばブラックな冗談として喋っていたのと、そっくり同じことを、その出演者が語っていた。

 安倍内閣はコロナ対策では失敗続きだ。Gotoキャンペーンは批判が多いし、旅行のキャンセルも増えている。このキャンペーンのせいで感染者がどんどん増えたら、ただでさえ下がっている支持率が急降下するだろう。自民党の支持率が下がることを懸念してか、党内で消費税を下げる議論が起きている。








7月15日(水)
 今日の東京の感染者、165人。都の警戒レベルが、最も深刻な最高レベルに引き上げられた。
 大阪府の今日の感染者数は、60人以上になる。これまでで最も多い。

 都知事の会見。積極的な検査の拡大。検査体制を拡充する。大学などの検査機関を利用する。一日、1万件をめざす。現在は5千件くらい。
 ガイドラインを守っている店にステッカーを貼り、ステッカーを貼っていない店は避ける。消毒、マスクなどの対策がずさんな店は利用しない。イベント参加の場合は、住所氏名を記入する。区の対策を経済面でも後押しする。接待を伴う飲食店は、従業員に積極的なPCR検査を勧める。
 PCR検査、抗体検査を推し進める市区町村には、都がバックアップする。

 感染者が増え、緊迫感が漂っている。今月の連休から始まるGotoキャンペーンに反対する声が多い。大阪府知事は今日、西村経済再生担当大臣にキャンペーンが時期尚早であることを訴えた。都知事も、キャンペーンの実施を考え直すように発言した。その他の県知事からも反対意見が出ている。今、Gotoキャンペーンをすることは、これはもう人災だと言い切り、うちの県では観光案内所を閉じると言った県知事もいる。
 ツイッターでもこの時期にキャンペーンをやることに反対する意見が多い。観光地のホテルでは、東京の感染者が増えてから、キャンセルが続き、初めの予約が半分くらいに減ったというホテルもある。

 経済界はGotoキャンペーンに賛成している。国土交通大臣は、行動自粛をしたら日本経済は大変なことになり、多少感染者が増えても、旅行のキャンペーンを推し進めるべきと発言した。大臣は多少という言葉を、具体的に何人くらいと考えているのだろう。私が記者だったら、そこを質問したい。









7月14日(火)
 今日の東京の感染者、143人。昨日からガクッと減っている。このまま減り続けてほしいけれど、プールも営業が始まり、歌舞伎も開演し、Gotoキャンペーンも推し進められるから、減るはずはない。

 公演といえば、新宿のシアターモリエールで発生したクラスターで、一週間の公演中の観客850人すべてが、濃厚接触者に認定された。850人のPCR検査が行われるのだろうが、陽性の判定が出るのを恐れて、逃げる人もいるだろうか。

 この公演の主催者側のコロナ対策は、ずいぶんずさんなようだ。舞台と最前列の客席の間は、1メートルしか離れていないし、最前列の客用にフェイスシールドの用意はあったが、着用の要請や説明はなく、積み上げられていただけで、客は誰もフェイスシールドを着けていなかった。
 出演者の一人は公演前に体調不良を訴えていたが、抗体検査をしても陰性だったので、本人の意向もあり、舞台に立った。陰性だったのは、抗体がまだできていなかったのだ。抗体検査ではなく、PCR検査をしなければならない。PCR検査には時間がかかるので、抗体検査で済ませようとしたのかもしれない。
 客との握手もしていたという。
 公演をしないと生活できないので、強行したのかもしれないが、考え方があまりにも雑だ。観客の中に陽性者は数多くいるだろうし、その人たちが家族や友人や同僚に、おそらくうつしているのだ。コロナのそういう連鎖を考えない人が、あまりにも多い。

 菅官房長官と小池都知事が対立している。菅さんが、東京の感染拡大は東京問題だとし、小池さんは都と国の方針の食い違いを指摘し、一方的に東京問題だと責めるのは心外だという表情をしていた。
 小池さんの言うことがもっともだと思う。

 感染者は東京だけでなく、大阪でもその他の県でも増えている。沖縄では米軍基地で60人だか90人だかのクラスターが発生した。7月4日の独立記念日に、米兵や基地で働く人達が、あちこちでパーティーをやった。沖縄の市内でも飲んだり食べたりのお祝いをした。市中にどれだけの感染が広がったか……。 
 こんな状態なのに、政府は国民に旅行をしろと言う。政府内でも、キャンペーンをやるかやらないかの議論があったそうだが、もうキャンペーンは発進してしまい、全国の旅行業者や旅館関係者は、そのつもりで準備をしているので、今さらやめることができないというのが結論だったそうだ。キャンペーンのために感染が日本中に広がった場合にどう対処するのか、政府は考えなかったのだろうか。









7月13日(月)
 熱中症のような感じになった。熱中症なのかどうかはよくわからない。室内が蒸し暑いと、その症状が起きるから、熱中症かもしれない。視野が変な具合になる。もわもわと何かが起こって、視野の一部を覆い、覆われた部分は見えない。冷凍のジェルで首筋などを冷やすと、30分か40分で普段の状態に戻る。慢性的に眼精疲労なので、この土日はパソコンを閉じた。

 7月11日の東京の感染者は、たしか202人。12日の東京の感染者は、206人。
 そして今日の感染者数は119人。  土日に検査所が休みになりがちなので、検査数が減り、したがって月曜の感染者数は少ないとのことだ。

 あと一週間もしたら、医療機関はギリギリの状態になるという。市中感染が広がっている。にもかかわらず、今月20日からGotoキャンペーンが始まる。感染に気をつけながら、旅行をしてくださいと、西村大臣が不透明なものの言い方をしている。都知事は、発熱などの体調不良があったら、旅行は控えてと言う、旅館も観光客も、コロナ対策を十分にしたら、感染が抑え込めるかどうか、これはひとつの実験ですとおっしゃる専門家の方もいる。
 冷ややかな目で眺めれば、この人達の言動、仕草、表情が、どこか滑稽に見えてくる。感染と経済のせめぎ合いのさなかで、立ち往生している。
 みんなに支給された10万円を、キャバクラで使ってしまう馬鹿な男どもがいる。給付金が夜のお店に流れ、そして感染が広がっていく。給付金が感染拡大に加担している。ブラックなギャグじゃないんだから。情けない。







7月10日(金)
 東京の今日の感染者、243人。うーん、これは……。言うまでもなく、今まででいちばん多い。
 新宿の夜の街で、集団検査をしているので、数が多いのはそのせいでもあるらしい。20代、30代が8割を占めるという。ただし感染経路不明も増えている。また、陽性と判明した人が、その後、電話に出ないなど、行方がわからなくなり、入院や隔離ができないケースがあるという。
 無症状だと、入院、隔離をさせられると働けなくなり、生活に窮することへの不安から、逃げようとするのだろう。気持ちはわからないでもないが、そうこうしているうちに、人にうつすのだ。

 ホスト対象に、コロナ対策をわかりやすく説明したビデオを、都が作った。夜の街の若い人達は、コロナに真剣に向き合ってほしい。

 意識調査をしたところ、年代性別で見ると、コロナに対して危機意識が最も薄いのは、20代の男性だそうだ。重症になる確率は低くても、絶対大丈夫というわけではないのに、軽く考えている人が多いのだ。感染したら自分が人にうつすという事実に、どうして考えが及ばないのだろう。社会性に乏しいというか、あまりにも自己中心的だ。

 お医者さんは、すぐに医療が逼迫すると警告を絶え間なく発している。にもかかわらず、イベント規制緩和もGotoキャンペーンも推し進められる。今ほど政府の姿勢に危うさを感じたことはない。政府はコロナに対して無策だ。真正面から取り組もうとする気概もまるで感じられない。
 他の国だったら、政府批判のデモが起きるだろう。日本人は不甲斐ないほどおとなしいのだ。

 梅雨前線の雨雲は、依然として日本列島に居座っている。あちこちに避難勧告が出され、被害が起きている。もう一週間以上も、青空を見ていない。空を眺めてがっかりし、コロナのニュースを見て、不安や怒りが湧く。さんざんな7月だ。








7月9日(木)
 東京の今日の感染者、224人。言うまでもなく、これまでで最も多い。PCR検査が増えているからだろうが、この数字は気持ちを暗くする。

 大阪では、新たな感染者が30人出た。これまでずっと一桁台だったのが、一挙に増えた。

 安倍総理は、PCR検査を拡大すると明言した。ようやく重い腰を上げたのか。あらゆる学者、専門家が検査の拡大を訴えている。抗体の研究をしている東大の教授が、専門家は積極的にコロナ問題に取り組まなければならないと、強い口調で、目をうるませながら言っていた。
 クルーズ船の頃から、学者は広範な検査を訴えている。あの頃は、PCR検査を広げると、医療崩壊が起きると言われていた。ツイッターで一般の人も、そのような意見を書いていた。今は状況が違う。

 国はなぜPCR検査に消極的なのか、はなはだ疑問だ。政府はこの先、コロナの問題をどう解決しようとしているのだろう。政府はコロナで国民が死んでもかまわないと思っているのだろうか。死ぬのはおもに高齢者だし、高齢者の人口が減れば、年金の支払いが減るし……。まさか、この国の中枢に、そんな考えがあるとは……。







7月8日(水)
 東京の今日の感染者、75人。ようやく二桁になった。数字に一喜一憂するのは良くないだろうが、やはり数字が小さくなるとホッとする。

 連日感染者が多いので、都知事は県をまたいでの移動を自粛するよう呼びかけた。ところが国は、他県への移動を許している。Gotoキャンペーンが続いているから、県をまたいでの移動を、むしろ勧めたいのかもしれない。国の方針に驚いたと、小池都知事は言っている。

 国は、人の命が危険にさらされても、経済を優先するつもりのように見えると、お医者さんが怒りをあらわにしている。

 猛烈な雨を降らせる梅雨前線は、岐阜や長野にも災害をもたらした。長野県では、上高地に行く道路が、土砂崩れで通れなくなった。上高地に300人以上の人が足止めを食らっている。土砂崩れは大規模で、いつになったら復旧するのだろうと心配になる。
 豪雨は関東にも及んでいる。雨はまだまだ降り続く。







7月7日(火)
 東京の今日の感染者、106人。依然として三桁だ。

 コロナ対策を話し合う分科会が発足した。医療の専門家だけでなく、経済その他幅広い分野の専門家が集まっている。解散した専門家会議の議長であった尾身さんが、同じく議長を務めている。相変わらず国民には詳しい内容は知らされていないが、今度は議事録は取る。
 早く対策を取らなければならない、時間がないと、尾身さんが珍しく激しい口調で言っていた。これからは広範なPCR検査をめざすらしい。

 神奈川県は独自に検査を広く行なう。経団連は企業が費用を出して、PCR検査を全社規模でやることを提唱しているそうだ。

 検査をして、陰性ならば安心して仕事ができる。しかし、一度検査して陰性でも、たまたまその一時間後に出会った人が無症状感染者で、会食をしたらどうなるのだろう。検査をしたから安全というわけではない。
 店の従業員すべてが陰性でも、入って来た客が無自覚な陽性者という場合はおおいにあり得る。結局、ほぼすべての人を洗い出さなければ、感染防止はできないのではないか。

 頑なにマスクを拒否していたトランプ大統領が、マスクを容認するようになった。「マスクは必要だ、私は自分のマスク姿も気に入っている」などと言っているが、トランプがマスクを着けたところは見ていない。
 アメリカでは深刻なマスク論争が起きている。マスクを着けるのは、自由を奪われるのに等しいというような考えを持つ人が多いようだ。マスクをするのは、病人か強盗というイメージも強いようだ。マスクごときでどうしてそんなにキリキリするのか、日本人にはさっぱりわからない。

 九州に甚大な被害が起きている。大きな河が次々に氾濫し、山が崩れ、死者の数が増えている。数分で水かさが溺れるほどに増す。500メートルも離れたところを流れる河から溢れ出た水で、2階建ての家が水没する。いったいどういうことなのか……。








7月6日(月)
 東京の今日の感染者、102人。
 小池さんが圧倒的多数の得票で当選した。引き続き、コロナ対策に専念するとのこと。再選の笑顔はなく、厳しい表情だった。

 7月3日の東京都のPCR検査数、2506件。陽性者数、124人。
 
 ホストクラブなどの新宿エリアの最近の陽性率は29パーセントだそうだ。この数字はこわい。新宿には当分足を踏み入れない。

 専門家会議に替わる会議が現在、開かれている。プロ野球とサッカーは、観客を入れての試合が可能になる。白鳳大学の岡田教授は、不安な表情だった。

 一昨日から九州が大変なことになっている。熊本に続き、鹿児島も河川が氾濫し、今は福岡、佐賀、長崎が危険な状態になっている。
 熊本では24人が亡くなった。心肺停止の人が16人,行方不明者が12人いる。雨雲は九州北部に移り、ニュース番組が避難を呼びかけている。
 線状降水帯というものは、昔はなかったように思う。雨雲が線状に次々と移動し、その下の土地に大量の雨がいつまでも降り続く。なんと残酷な現象か。
 








7月5日(日)
 東京の今日の感染者、111人。
 政府がコロナ対策をしていないという批判の書き込みが多い。まったくその通りだ。
 今回の感染者は若者が多いから、緊急事態宣言を出す状況ではない、まだ大丈夫と、加藤功労大臣が言っていた。何を寝ぼけているのか。若者は活発に動き回るから、症状が出る前に、いろいろなところにウイルスをばらまいている可能性が高いのだ。若者の感染者が多いから、どんどん感染者の数が増えているのではないか。
 政府は、緊急事態宣言を出したくない。再び莫大な補助金を出さなければならないからだ。お金を出したくないから、大丈夫と言い続ける。こんな事態になっているのに、旅行を促進するGotoキャンペーンも継続するという。そして感染は拡大し、オーバーシュートが起き、経済はガタガタになる。
 感染者数が増えれば、怖いからみんな外出を控える、自粛要請を出さなくても、自主的に行動を抑えるという書き込みもあった。食事に出かけたら、店がガラガラだったそうだ。

 熊本県の豪雨被害の深刻さに、ニュースを見るたびに目をみはってしまう。これはキツい。
 多くの人が亡くなった老人ホームの状態には、胸が潰れそうだ。ホームの職員さんの話では、突然窓ガラスを破って水が押し寄せ、皆、部屋の片側に押し流されたそうだ。その人は入居者を水に浮いている家具などに乗せようとしたが、バランスが悪いのでなかなかうまくいかなかった、皆、顎まで水に浸かった状態で、5時間近く救助を待ったと言っていた。

 コロナとの闘い、自然の猛威、すべて自然のメカニズムが壊されていることが原因だ。私達一人ひとりが、このことをしっかりと受けとめ、考えなければならない。自分一人に何ができるのかと、諦めてはいけないと思う。







7月4日(土)
 今日の東京の感染者、131人。
 小池都知事が、不要不急の外出を控えるようにと言っていた。7月に入ってから、感染人数は急上昇だ。小池さんにこれを食い止めるどんな方策があるのだろうか。
 明日は都知事選の投票日。感染が急拡大しているので、私は投票所には行かない。同居人も行かない。小池さん以外の候補者で、心惹かれる人はいない。コロナ禍の今、新人に票を入れる人は少ないだろう。
 投票所に行かないのは、気が咎める。国民の権利として、一票を投じることを大切に考えるからだ。しかし今回は自分ファーストです。

 コロナの後遺症について、いろいろなことがわかってきている。脳に症状が出るケースもある。記憶障害が起きる例を、以前テレビで報道していたが、数日前の報道では、重症者の中で幻覚を見る人がいること、医者の診断として、脳に後遺症が残り、通常の生活に戻れない恐れがあることが報じられていた。コロナが血管を傷つけ、血栓ができることがわかっているが、脳の血管がつまり、その部分の細胞が破壊されるのだそうだ。
 重症になるのは若者より高齢者が多く、幻覚を見るケースも高齢者に多いらしい。私は60代なので、この報告は心に突き刺さる。

 梅雨前線が大量の雨を降らせ、熊本に被害が出ている。球磨川が氾濫し、土砂崩れも起きた。亡くなった人もいる。
 去年の台風で大規模な被害が出た千葉県では、いまだに壊れた屋根の修理ができていない家がたくさんある。大工さんを待っている状態だという。皆が地元の大工さんを望むので、なかなか修理の順番が回ってこないのだそうだ。遠方の大工さんだと、交通費などの経費が余計にかかるという事情もあるのだろう。







7月3日(金)
 今日の東京の感染者、124人。新宿エリアの感染者が50人、池袋が7人。感染経路不明者が40人以上いる。

 昨日、友人が渋谷のパルコ劇場に出かけたら、パルコの従業員に感染者が一人出たので、消毒やマスコミの取材などで大騒ぎだったという。

 ホストクラブやキャバクラなどではなく、友達同士で食事をしたりお酒を飲んだりといった場での感染が増えている。緊急事態宣言が解除され、みんな開放的な気分になったことのツケが回ってきたのだろう。

 西村経済再生担当大臣が、国民に向かって、自覚をもってコロナ対策を一人ひとりがしなければ、この状況を乗り越えられないというような内容の、説教めいた話をした。それじゃあ、あんたはいったいどんな働きをしているのかと問いたい。国民を叱るような発言はやめてもらいたい。この人、大阪府知事の吉村さんにもかみついた。無策なくせに人に突っかかる男なのだ。やたらに吠える犬は弱いというけれど……。犬にたとえるのは、犬に対して失礼か……。

 情報番組でコメントをしているお医者さんが、政府にも都にも本気度が感じられないと言っていた。東京で感染者がうなぎ登りに増えている今、早急に対策を講じなければならないのに、政府の方々はまるで動いていない。都知事も動いていない。刻々と感染は広がっているのに、小池さんは選挙に気を取られているのだろうか。今、適切な処置をしたら、彼女は英雄になれるのに。

 経済とコロナ対策を両立させるには、できるだけ多くの検査をし、無症状の感染者を隔離するしかない。ガールズバーの経営者の女性が、ウチは積極的にPCR検査をして、お客様に安心してもらいたいと言っていた。半ば強制力をもった広範な検査を実施しても、感染が拡大している大都市圏の人たちは、反対しないと思う。むしろ検査を望むのではないだろうか。








7月2日(木)
 東京の今日の感染者、107人。
 東京に衝撃が走った。

 東京のPCR検査数も増えている。緊急事態宣言が解除された5月25日の検査数は、920人。6月12日は倍以上の2113人。検査を受けた人の中の感染者の割合は、5月中旬で1%前後だったが、6月に入ると2%になり、6月25日以降は3%を超えた。6月30日の陽性率は3.4%だった。

 検査数が増えたから、感染者の数字が上昇したのだと胸をなでおろせない。陽性の割合も増えており、つまりジワジワと、というより加速して、コロナは拡大している。

 夕方、小池都知事が緊急会見をした。107人の内訳は、20代、30代が半分以上を占め、新宿と池袋の夜の街関連で感染が広がっている。
 白鳳大学の岡田先生は、そのエリアでそれぞれ一万人規模のPCR検査をやり、感染者の囲い込みをしなければならないとおっしゃっていた。
 23区全域でPCR検査をする必要があるという別の人の意見もあった。東京の感染を抑え込まなければ、日本全体のコロナの問題は解決しないという。その通りだと思う。

 昨日、ディズニーランドが開園し、ファンは涙を流して喜んでいた。再び閉園ということになるだろうか。
 シルク・ドゥ・ソレイユが倒産した。各地の公演が中止になり、会社を保てなくなったのだという。しかしオーナーの口ぶりでは、コロナが終息したら、再び始めるようだ。
 ブロードウェイは今年いっぱい、公演を取りやめた。

 アメリカの多くの州で、ロックダウンが再び始まったようだ。
 








7月1日(水)
 東京の今日の感染者、67人。

 小池都知事が、コロナの新しい指標を発表した。休業要請を出すか否かの、数字による線引きをやめ、医療体制が安定しているかどうかが焦点になっている。一週間単位で見て、一日平均50人を超えたら危険領域という今までの指標はなくなる。はっきりと数字で示してほしいという声が多い。
 明確な数字の線引きができないという、苦渋の選択が透けて見える。感染者数が、決められた数値をオーバーしても、都は休業要請を出したくない。休業の協力金をもう出せないからだ。都内のほとんどの店舗が閉まったら、税収も減る。都は貯金をほぼ使い果たしたから、税収が減るのは困る。

 都も国も、経済優先に軸足を置いた。日本だけでなく、世界中がそうだろう。そして東京都の日々の感染者数は着々と上がっている。
 毎日の感染者数に一喜一憂してはいけないと、情報番組などでは言っている。緊急事態宣言前に比べ、検査数は増えているから、陽性者の数字が多くなるのは当然だ。現在、検査の数がいくつかを明確に示してもらいたい。検査数が分母で、陽性者数が分子だ。分母がはっきりしなければ、現在の状況がどうなっているか、把握できない。
 都も国も、国民に対して明快な説明をしていない。悪いことも嫌なことも、良い部分も、すべて明らかにするのが誠意ある姿勢だし、コロナという大きな困難にぶつかっている今、国民はきちんと理解すると思う。








6月30日(火)
 東京の今日の感染者、54人。

 関西も関東も、大雨が降る。西から雨雲が通過する。関東は明日の朝まで降り続く。
 避難所を用意した区では、ソーシャルディスタンスを保つために、避難所にテントを設置した。今までのように、床にマットを敷いた状態では、床にウイルスがいる可能性が高いので、床から30センチくらい高さがあるダンボールのベッドが使われる。

 中国では大雨が一ヶ月近く降り続き、河川の氾濫や山崩れが起き、洪水で車や家や橋が流されている。ダムが決壊する恐れもあるという。
 シベリアでは気温が38度に達し、市民が海水浴をしている。永久凍土が溶け始めている。
 コロナの嵐が吹き荒れる中、狂った気象が人々に打撃を与えている。

 コロナの後遺症について、テレビが報道している。陰性になって退院した後も、37.5度の熱がなんと2ヶ月近くも続き、倦怠感や痛みが消えない。食べ物の味がしなかったり匂いを感じないといった味覚嗅覚の異常も続いている。体に湿疹ができる人もいる。いずれも20代30代の人だ。後遺症というより、コロナが治っていないことになる。陰性になっても症状が続くのだから、検査が間違っているか、それがこのウイルスの特徴なのか。コロナについては、わからないことだらけだ。
 感染した人は、コロナはインフルエンザの何倍も苦しいという。後遺症が2ヶ月近く続いている若者は、インフルの10倍苦しいと言っている。コロナを侮らないで、気をつけてほしいと言う。それなのに、コロナに罹ったら罹ったで仕方がないと、さらりと言う若い人が多い。自分は大丈夫と思い込んでいる人も多いだろう。
 感染して初めて、深い後悔に陥るのだ。







6月29日(月)
 東京の今日の感染者、58人。若い世代の感染者が多い。感染経路が不明な割合も多い。

 栃木県のキャバクラでクラスターが発生した。ウイルスを持ち込んだのは、県外の客だそうだ。客はマスクを着けずに入店したという。
 小樽では3つの昼カラオケの店で、33人の感染者が出た。小樽市は店名を公表して休業要請を出し、図書館や美術館なども閉館した。

 コロナ慣れしたのか、遊びに出かける人が増えている。感染のことなど考えたくないのだと思う。カラオケで感染が拡がり、図書館や美術館まで閉まってしまうのだ。問題の店で感染した人は、責任を感じているだろう。そうなってからでは遅いのだ。

 トヨタ自動車は休業要請が解除されてから、販売台数が回復している。来月はもっと売り上げが伸びると予想している。
 経済活動の自粛は繰り返したくない。みんながもっと用心して暮せば、経済を守ることもできるだろう。自分の生活態度や行動が、社会に即反映されることを、みんなが理解してくれればいいのだが……。

 台風とゲリラ豪雨のシーズンがやって来た。避難所が過密になっては困るので、今年は役所が自分の判断で自宅にいることを勧めている。









6月28日(日)
 東京の今日の感染者、60人。
 札幌の昼カラオケで感染した人のうち、80代の人が死亡した。また、小樽でも昼カラオケで16人のクラスターが発生した。症状は軽症か無症状だ。

 アメリカでは、一日の感染者が4万5千人に上ったそうだ。国土も人口もスケールが違うとはいえ、この数字は驚き呆れるばかりだ。
 アメリカ人は、行政のトップも、一般の人々も、コロナに対する危機感が薄いのではないか。自分や自分の家族が罹って、ようやく恐怖感が湧くのだろう。

 ここのところの感染者数について、都知事や経済再生担当大臣はどんなコメントを出すのだろう。お店は営業を続けてもいいけれど、皆さん、あまり長居はしないでね、できれば行かないでね、ってなところがホンネかしら。
 ソーシャルディスタンスを守らなければならないから、飲食店も映画館や劇場も、スポーツ観戦も、バスや飛行機も、すべて客数が半減する。コロナで儲かっている業種もあるが、間違いなく日本経済は下降する。コロナの下でビジネスを活性化させる、新しい道を見つけなければならない。
 
 東京都は現在、病院のベッド数に十分なゆとりがある。しかしこの調子で感染者が増加すれば、すぐに医療は逼迫すると、お医者さんは言っている。







6月27日(土)
 東京の今日の感染者、57人。緊急事態宣言解除後、最も多い人数です。
 これからジリジリと感染者は増えていくのだろう。
 第二波が来ると言われているが、東京の場合、第一波の終わりが明確ではない。感染人数がいったんゼロになったのなら、第一波が終わったと言えるが、第一波が終結しないまま、ゆるゆると感染者が増えている。だらだらと第一波が続いているように見える。と、まあ、ウチでは犬の散歩をしながら、こんな会話を交わしているのです。

 今朝、目覚め際に、何かの病原菌に感染して身近な人が死んでいく、という夢を見た。コロナ感染が始まってから、妙な夢をたまに見る。自分が細菌の研究者になり、ウミガメの解剖をしている夢、大事に育てている植物がコロナに感染した夢。もう覚えていないが、ここ3ヶ月ばかりの間に、こうした夢を他にもいくつか見た。どの夢も細部がいやにリアルで、現実感がたっぷりなのだ。
 脳にコロナへの不安が染み付いている。

 私は鬱になってはいないが、コロナのせいで鬱症状を呈している人が増えているそうだ。気分が落ち込むので、コロナのニュースは見ないという人もいる。
 先が見えないパンデミック。ゴールが霧に包まれているというのは、精神にこたえる。店を経営している人は、特にそうだろう。








6月26日(金)
 今日の東京の感染者、54人。昨日の時点では、小池都知事はまだ大丈夫的なことを言っていたが、今日のこの数字については、どんな発言をするのだろう。

 20代、30代の感染者が40人。夜の街の感染者が多い。感染経路が不明の割合も多い。3日間続けて50人前後というのは気が重い。

 PCR検査や抗原検査は増えていると思うが、検査数がどのくらいかという具体的な数字が、都民に知らされていない。小池さんの発言は具体性に欠け、あいまいで、モヤモヤと不安感が残るばかりだ。国にしろ、都にしろ、真実を国民から隠そうとしているのではないかと疑ってしまう。

 コロナについての専門家会議が解散になった。突然の解散はどういうことなのか。専門家会議は議事録がないことが問題になっていた。政府に忖度した発言が多いようなイメージもある。政府の方針と食い違う発言を記録したくないために、議事録を作らなかったのではと疑う人は多い。

 高知県で知事や県議など100人の大宴会が開かれた。マスクをせず、人と人の間隔もあまり取らず、大皿料理などは少ないものの、コロナ以前の宴会になるべく近づける方法を、敢えて採ったと知事は語った。コロナの重圧に負けないための、これは実験だそうだ。
 高知県は感染者がここしばらく出ていない。そういう状況だからこそ、Withコロナの風潮に敢えて歯向かってみたのだろう。ウイルス対策を甘く考えているのではなく、自粛の風潮を打破したかったのではないだろうか。
 とは言え、公表の数字は感染者ゼロでも、拾い出されていない無症状感染者はいるかもしれないのだ。その点では、高知県知事及び議員さん達は、認識が浅いと思う。

 








6月25日(木)
 東京の今日の感染者数、48人。
 やはりじわじわと増えている。

 ベトナムとの間で、相互の渡航制限が緩和された。これから3日間で、440人がベトナムに行くという。ビジネスがほとんどだと思う。乗客は感染防止のガウンにマスク姿で、物々しい雰囲気だ。
 緊急事態宣言が解除されてから、一ヶ月たつ。解除前の空港での検疫で、コロナ陽性の人が約20人いた。解除後の、空港での検査で陽性だった人の数は、130人を超えている。
 移動が自由になれば、感染は拡大する。計算上では、一日に10人の陽性者が海外から入ってきた場合、大規模感染が起きる確率は98パーセントだそうだ。
 空港で陽性者をもれなく見つけ出して隔離しないと、また経済を止めなくてはならない。

 マスクや消毒液やパーテーションで、慎重にガードすれば、旅行をしてかまわないというムードが漂っている。旅行業界を救うには、こういう雰囲気を作るのがいいのだが、これで人々の健康が守られるのだろうか。
 国もマスコミも旅行を良しとしているから、遊びに出かけても大丈夫ということにはならない。国もマスコミも、今は経済を優先させている。それは当然のことで、いつまでも家に籠もっていたら、日本は潰れてしまう。しかし、自分の健康はどうなのか。外に出てもOKだという空気に、安易に乗ることはできない。

 ドイツの食肉工場で、1500人のクラスターが発生した。この数字にはびっくりする。
 なぜここまで感染が広がったのか。工場勤務の人々は、日々働かなければ暮らしていけず、仕事を休むと収入が減ってしまう。多少体調が悪くても、出勤するから、コロナが広がってしまったのだそうだ。

 コロナのしわ寄せは、経済的な弱者や高齢者に襲いかかってくる。若くて体力もあり、仕事も安定している人は、コロナを軽く考えないでほしい。自分が知らずに感染して、いつの間にか治り、自覚のないままに人にウイルスをうつして、苦しむ人達を増やす可能性があることを、想像力を働かせて考えてほしい。

 








6月24日(水)
 今日の東京の感染者、55人。感染者数の内訳を見なければならないが、この数字はやはりショックだ。
 春、緊急事態宣言に至るまでの、感染者数のふえ方に似ている。
 新宿のホストクラブでの集団検査は続いている。派遣会社で15人のクラスターが発生している。

 テニスのジョコヴィッチがコロナに感染した。個人的に開催したチャリティー試合で、ジョコヴィッチや奥さん、その他の人々が罹患した。
 観客席は人がひしめき合い、ソーシャルディスタンスなどまるで守られていない。マスクをつけている人はゼロだ。試合の後にパーティーがあり、そこで感染が広がったかもしれない。
 コロナが下火になったので、大丈夫と思い、チャリティー試合を実行したというコメントがあった。
 ジョコヴィッチに限らず、コロナに対して認識が甘い人がとても多い。

 昼の情報番組で、スウェーデンのコロナ対策を取り上げていた。コロナ対策のリーダーである学者が、経済封鎖はコロナを抑え込む科学的根拠がないとして、通常の生活を続ける方法をとった。マスクなどでの予防もせず、むしろ積極的にコロナに感染することで、国民の多くが抗体を持つことをめざした。
 しかし当然、死者は増えた。亡くなった人の90パーセントは高齢者だ。若者は自由に動き回り、スウェーデンのコロナ対策に疑問を抱いてはいない。むしろスウェーデンは堂々とコロナに立ち向かっているという誇りを持っているようだ。

 スウェーデンには他の国とは違う死生観があるようだ。死は自然の流れであり、逆らわずに死を受け入れるというものらしい。コロナ以前の医療でも、病気が重篤になっても、ICUを使わない方向で診療を進めることが多かったらしい。医療技術を駆使して病気と闘うのは、ある意味、自然の流れに反するといったような考え方なのかもしれない。
 そういう思想が根底にあり、コロナに対する独特の方法を採択しているのだ。

 国民の相当数が感染し、抗体を持つことをめざすのがスウェーデンの戦略だが、抗体保持者の数は予想をはるかに下回っている。

 死者の9割が高齢者という現実は、衝撃だ。スウェーデンのお年寄りは、どんな気持ちで日々暮らしているのだろう。自分の親や祖父母が死の危険にさらされる政策に、スウェーデンの国民は疑問を抱かないのだろうか。







6月23日(火)
 今日の東京の感染者、31人。
 
 コロナに罹り、治っても、発熱や倦怠感が何十日も続いている人がいるらしい。検査で陰性が出ても、コロナウイルスが内蔵など体のどこかに潜んでいて、悪さをするということらしい。鼻や喉の奥の粘膜を取る検査では、体内にコロナがいるかどうか正確にはわからない。唾液の検査でも、正確性は低いのだろうか。

 抗体は8ヶ月くらいたつと減少するという研究結果もある。また、抗体は軽症だと少なく、重症だと多いらしい。本来、抗体というものは、多ければ病気を抑え込み、軽症になるはずだ。軽症の患者は抗体が多く、重症者は抗体が少ないから症状が重くなる。重症者に抗体が多いのは、免疫が病気と闘うのではなく、免疫が暴走して病気を重くする、という状態になっている可能性があるそうだ。

 大阪府が、ワクチンの治験を始めた。大阪は何事につけても、やることが早い。吉村知事は寝ずに働いているとか。そんな噂が立つほど精力的になれるのは、やはり若いからだ。命と経済の崖っぷちにいるとき、リーダーには肉体的なパワーも必要だ。
 イケメンでもある吉村知事、女性からの支持も多いだろう。








6月22日(月)
 東京都の今日の感染者数、29人。大阪でも3人くらいの感染者が出ている。移動が自由になれば、感染者は増える。

 旅行についてアンケートを取ったら、62パーセントくらいの人が、行きたくないと答えていた。
 ホテルのバイキングはビニールのカーテン越し、なるべく喋らずに食べる、マスクをつけっぱなしの旅。窮屈で十分に楽しめないという声も聞こえる。無理なことをやっているのだ。Withコロナなんてスマートな名前をつけて、自身を納得させようとしているが、どだい不自然な過ごし方なのだ。

 テレワークをしている人のアンケートでは、6割の人が、仕事より家庭を大事にするようになったと回答していた。夕方、子供といっしょにお風呂に入れる、家族で食卓を囲める。これは人として当たり前の暮らし方だ。父親はほとんど家にいないというこれまでの暮らし方が異常だったのだと痛感する。
 子供の頃、私は父親を日曜しか見なかった。それが当たり前だと日本人はずっと思ってきた。「24時間闘えますか」なんていうCMがあった。家族と健康を犠牲にして、日本人は働いてきた。それが正しい生き方だと思ってきた。不意に襲ってきたコロナの猛威のおかげて、頭の切り替えができたのだと思う。

 フロリダで感染が拡大しているそうだ。ニュース映像を見ると、水着や短パンの人たちが、密に集っている。マスクをつけている人はほとんどいない。アメリカ人はコロナをどうとらえているのだろうか。







6月21日(日)
 東京都の今日の感染者数、35人。内、20代と30代で約90パーセントを占めるそうです。
 若者は家に籠もってなんかいられないよね。それが自然の姿というものだと思う。で、それでこのウイルス感染が解決するのか?
 
 国会は閉会し、安倍さんはお休みしているとは思わないが、総理大臣でいることがだんだん嫌になっているのではないだろうか。
 活発に動きたい若い人々の気持ちを満たし、なおかつコロナに怯えないですむ環境を作り出すために、安倍さんにはもうひと頑張りもふた頑張りもしてもらいたい。日本には優秀な人材がたくさんいるのだから、それをうまく活用し、ウイルスとの新しい闘い方を見つけ、実践してもらいたい。







6月20日(土)
 東京の今日の感染者、39人。
 
 岩手県は、コロナが広まってから、いまだ感染者がゼロだ。すごいことだ。県が医療従事者すべてに抗体検査を行なったところ、抗体を持っている人はゼロだった。
 こんな清潔な県に、東京都や他県から人が入り、コロナを広めたら、本当に罪だ。

 ヨーロッパも国境封鎖が解け、自由に他国へ旅行できるようになった。皆、嬉しそうに観光地へ出かけている。
 一方で、WHOは世界が新たな危険局面に入ったと発表した。世界の新規感染者は増えており、ブラジルが特に危ない。

 河井元法務大臣と妻が逮捕された。大臣経験者が夫婦で逮捕されたことは異例なので、テレビはそのことで持ちきりだ。
 河井さんは安倍さんのお気に入りだから、1億5千万円もの選挙資金が出た。
 黒川元検事長といい、安倍さんに近い人が、次々に倒れている。安倍晋三の運も尽きたのか……。身から出た錆か……。
 コロナ対策では、安倍さんはまったく仕事をしていない。大きな困難に立ち向かう能力も気概もない人、というふうに見えてしまう。







6月19日(金)
 東京の今日の感染者、35人。
 内訳を調べていくと、家族から感染した場合と、会食で感染した場合が多いらしい。職場での感染も人数は少ないがある。
 会食はマスクなしで近い距離で過ごすわけだから、感染リスクは高いだろう。コロナがうつるかもしれないと思いながら食事をするなんて、悲しいことだが、仕方がない。
 
 移動が完全に自由になったので、新幹線の本数が増えた。緊急事態宣言が出ていた5月の新幹線の乗車率は、前の年の5月に比べて、90パーセントくらいの減少だったそうだ。いったいどのくらいの損害額になるのだろう。

 東京都はコロナ対策でお金を使い果たした感がある。今年3月の時点で、9000億円以上あった都の貯金に当たる基金が、今は500億円だ。棒グラフを見ると、なんとも心細い。

 そんな中、都知事選が始まった。出馬する人は少ないと思っていたら、なんと20人くらい名乗りを上げている。具体的な公約をまるで持っていない人も多いみたいで、どういう気持で選挙に立候補したのか、不思議になる。元熊本県副知事が立候補したのも、なんで? という感想だ。熊本の人が、東京のことをどれだけわかっているのだろう。

 人の集まる場所に行きたくないので、今回は選挙をチョンボするかもしれない。三密を避けるために、期日前投票を都は勧めているが、皆がそういう気持ちだと、期日前投票も混むかもしれない。
 小池さんはオンラインで選挙運動だ。余裕だね。








6月18日(木)
 今日の東京の感染者、41人。昨日に比べて数字が多いのは、夜の街関連の積極的なPCR検査の結果だそうだ。

 政府が、県を越えての移動の制限を解除した。バスツアーは席を空けての予約受付、換気など、対策を工夫し、客を受け入れている。まだ空席ありだそうだから、皆、旅行は用心しているのだろう。
 ニュージーランド、オーストラリア、タイ、ベトナムからの入国制限が緩和された。
 
 接触者感染アプリが使えるようになる。感染した人に自分が接触したかどうかわかる。接触がわかればPCR検査や抗原検査を受ける。無症状の感染者を見つけ出すのに役立つだろう。

 政府が行なった抗体検査の結果、、抗体を持っている日本人は、人口の0.1パーセント。むろんこれは試験的にある人数を検査し、それをもとに計算した結果だ。日本の人口を1億2500万人として、感染したことがある人は、1万2500人。以前発表された、公表の感染者数の18倍が抗体保持者という結果は、間違っていたことになる。
 検査を徹底していないから、コロナの実体がわからず、国民の不安は解消されない。

 









6月17日(水)
 東京の今日の感染者数、16人。
 数が減っているのは、ホストクラブの集団検査がないからだろう。集団検査に応じるのは、新宿のホストクラブのうち、ほんの僅からしい。
 ホストクラブのお客さんは、キャバクラの女の子達が多いそうだ。ホストクラブだけでなく、キャバクラのPCR検査も徹底しなければ、コロナに対して安心を得ることはできない。不安を抱えたあいまいな状態での経営は、商売上も良くないと思うのだが、検査に前向きな店は少ない。

 中国で感染の第二波が始まったのかもしれない。北京の市場で多数の感染者を出している。市場は閉鎖され、学校も休校になった。やっと自由になったと喜んだのも束の間だ。どの国でも、こういうことが繰り返されるのだろう。しかし、暮らしと人々の精神は、もつのだろうか。

 北京で広がっているコロナは、武漢で大規模感染が起きたときのコロナより強いという報告があった。ヨーロッパで広がっているコロナは、中国でのコロナより、力が強い。ヨーロッパのコロナが入ってきたのだろうか。

 老人ホームの入居者は、外出が禁止されている。コロナに感染することを警戒してのことだ。家族の面会も許されない。ガラス窓越しに、ケータイで娘さんと話しているお年寄りが、テレビに映っていた。なんとも痛ましい。
 感染を警戒してのこととは言え、こんなふうに人を閉じ込めていいものだろうか。








6月16日(火)
 東京の今日の感染者数、27人。一挙に減ったのは、PCR検査の数が関係しているだろうか。
 夜の街での感染者は10人、感染経路が不明の人が、16人だそうです。

 ワクチン開発の難しさを、「羽鳥真一モーニングショー」で報じていた。9月にワクチンができるという話もあるが、実用化には慎重に臨床試験を繰り返さなければならない。人によって体の状態は違う。ワクチンを接種しても抗体ができず、逆にウイルスを増やす結果になる場合もあるとか。
 高齢者で、ワクチンにすら体が負けてしまうということはないのだろうか。

 コロナがきっかけで始まったテレワークは、コロナが終わっても続きそうだ。テレワークのプラス面とマイナス面はいろいろあるが、通勤時間がないぶん、時間を有効に使えること、体力を温存できること、毎日出社しなくていいので、東京に住む必要がなくなり、自然豊かな田舎で暮らせることなど、利点は多そうだ。
 千葉の海辺に引っ越し、仕事の合間に海岸を散歩したり、採れたての魚貝を食べられ、夢の暮らしが実現して幸福感が増したというIT企業勤務の男性。北海道に移住し、自然に囲まれた広くて開放的な家で、のびのびと子育てをしている、会計士の女性。
 こういう生活を選択する人が、どんどん増えるだろう。
 在宅ワークが定着すれば、仕事と介護の両立もしやすくなる。介護のために仕事をやめざるを得ず、経済的にも追い詰められるということがなくなるだろう。
 地方に会社が分散し、地方の過疎化が解消されるかもしれない。
 母親が家で仕事をすれば、子供を保育園に預けなくていいから、待機児童の問題が解決する可能性がある。

 中世ヨーロッパでペストが蔓延したとき、ペストが終息したあと、それまで奴隷のように虐げられていた農民が、権利を認められるようになった。パンデミックは社会を変えることがある。
 コロナがみつかってからたった半年で、世の中は変わりつつある。劇的な変化が起こりつつある。








6月15日(月)
 東京の今日の感染者数、48人。この中には、新宿のたぶん歌舞伎町のクラブで行なった検査結果、20人が含まれている。昨日の感染結果といい、歌舞伎町でいかに感染が広がっているかがわかる。

 新宿区はホストクラブに協力を呼びかけ、昨日は、ホストクラブ4店舗、従業員延べ約140人にPCR検査を行なった。140人のうち、感染していた人は18人で、すべて無症状だった。今日の48人も、無症状の感染者が多いのだろう。

 無症状の感染者がどのくらいいるかが判明すれば、私達一人一人が自衛をするうえで、目安になる。できれば自分の生活圏内に無症状感染者がどれだけいるかがわかるとありがたいのだけれど、それは無理でしょうね。

 感染第二波が来るという予測から、アメリカも日本も、株価ががくんと下がっている。株価というのは妙なものだと思う。第二波が来ることは、ずっと前から言われていたことだし、普通に考えても、コロナがこのまま収束するとは誰も思わない。前からみんなが思っていたことなのに、なんで慌てふためくように株価が下がるのだろう。投資に関してド素人の私は、こんな感想を持ってしまうのだ。

 アメリカで、また白人警官が黒人を殺した。世界中に人種差別反対のデモが広がっているのに、アメリカの警察は何を考えているのだろう。
 黒人差別は日本ではあまりピンとこないが、渋谷でかなり大きなデモがあった。
 
 コロナをきっかけに、社会が変わり始めている。働き方の変化、意識の変化。人種差別をなくそうとする動きも、そうした社会の変化のひとつなのかもしれない。

 







6月14日(日)
 東京の今日の感染者、47人。この数字はショックだ。40人を超えたのは、5月5日の57人以来だそうだ。

 緊急事態宣言が解除され、街に活気が戻りつつあったのが、約2週間前。その時の結果が今日の47人。この数字は、PCR検査が拡大したことも反映されていると思うが、それにしてもねえ。経済活動を再開させれば、コロナも広がっていくのだ。
 飛沫防止のパネルやフェイスシールド、消毒で、どれだけコロナを抑え込めるだろうか。

 介護施設でクラスターが発生しやすい。介護施設は病院との連携が大切だと医師は言う。感染者が出た場合、病院と連携していれば、素早く検査や治療ができる。看護師を常駐させ、病状の急変にも対応できる。しかし多くの介護施設は、病院との連携を持っていない。仕組みが整っていなければ、介護施設でクラスターが発生し、助けを求めても、すぐに救いの手は届かないと言う。
 私の知り合いは介護職に就いているが、その人の勤める施設は規模が小さく、すぐに医師や看護師の手配ができるような状態ではない。そういう介護施設がたくさんある。国は、病院と介護施設をつなげるために、積極的なバックアップをしなければならないと思う。

 政府にはやらなければならないことが山積みなのに、GoToキャンペーンなんかにこだわり、給付金の業務委託にわけのわからない会社を使っている。この不透明な会社も、安倍さんのお友達なのではないかと疑ってしまうのは、私だけではないでしょう。







6月13日(土)
 東京の感染者は、11日・22人、12日・25人、13日・24人。
 東京アラートの解除が早すぎるという街の声が多いようだ。

 おととい、熱中症になった。昼寝をした後、請求書を書いていたら、急に視野が狭くなった。左眼が見えない状態になったが、鏡を見ながら片目ずつ閉じてみると、右眼を閉じても、視野の左半分弱が、モヤモヤと黒っぽい膜がかかったようで、ものが見えない。目の問題ではないと思い、これは脳の問題かと恐ろしくなり、とりあえず首のうしろを氷で冷やした。冷凍庫に凍ったジェルがあったので、それを首まわりや脇の下にあてた。そうしてしばらくたったら、視野はもとに戻った。
 目が見えなくなっただけでなく、頭の中が熱がこもったようにジンジンし、歩けはするがどこか体が浮いているような感じがあった。

 数日前、日中、マスクを着けて外出し、顔全体に熱がこもるような感覚があった。一昨日の異変は、それのひどいやつなのだ。
 首にかけた紐の先にマスクを付け、マスクを首からぶら下げるようにした。まわりに人がいない時はマスクをはずし、人が来たら、マスクを着ける。マスクなしで外を歩くのは久しぶりだ。顔全体を空気にさらして歩くことがどんなに気持ちがいいことか、新たに発見した気分でした。

 スウェーデンは経済封鎖をせず、逆に国民の多くが感染して抗体を持つという独自の政策をとっている。当然、コロナ患者は相当数に上り、なんと高齢者はICUなどの手厚い医療を受けることが難しくなった。重症者用の医療に優先順位をつけ、80代以上の人と,病気を持っている60代の人は、優先順位の下位になってしまう。
 感染がピークに達していたときのイタリアで、人工呼吸器が足りず、若い患者を優先し、高齢者を後回しにしていたが、スウェーデンではそれを医療の政策としてやっているらしい。
 老人が感染したら、死を覚悟しなければならないかもしれない。80代はまだしも、60代はすべての人が、まだまだ人生を続けるつもりだろう。
 なんということか。








6月10日(水)
 東京の今日の感染者、18人。
 4日間、20人を下回っている。都は今週中に東京アラートを解除するそうだ。

 北海道で昼のカラオケからクラスターが発生した。昼カラオケが流行っているらしい。ランチを食べながら、カラオケを楽しむ。昼に遊べるのは仕事や子育てから解放された年代で、今回のクラスターは全員60代だそうです。
 マスクをはずし、マイクも共有で、ちょっと無用心だよね。コロナを我が事と真剣に考えている人が少ないのではないか。

 ソフトバンクが社員とその家族、取引先、関係医療機関など約4万人に、抗体検査を行なった。陽性者は191人、陽性率は0.43パーセントだった。
 4万人のうち、コロナに感染した人が191人。たったそれだけ、という感じもする。
 これとは別に国が行なった検査と、ソフトバンクの検査の、陽性者の全国の分布図を見ると、両者はほぼ一致している。ソフトバンクの検査の正確性が高い証拠になる。
 陽性者がいる地域は赤で示されているが、赤いのは北海道と東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都など関西、福岡で、日頃ニュース報道されている地域と一致している。

 Jリーグや球団がPCR検査を実施したし、今後大きな団体や企業ごとに検査が進むのかもしれない。

 日本は強制的なロックダウンもせず、PCR検査も徹底していないのに、死者の数が少ないことに、海外メディアが驚いている。
 慶応大学などが遺伝子を調べるチームを発足させた。欧米に比べて、アジアは死亡率が低いので、人種による遺伝的要素が関係しているのかもしれない。
 
 緊急事態宣言が解除されて2週間たっても、東京の感染者数はある程度抑えられている。通勤者は多く、繁華街も賑わいを取り戻している。どうして感染が広がらないのか、首を傾げるのは海外メディアだけではない。日本って、どういう国なの?






6月9日(火)
 東京の今日の感染者、12人。
 朝から真夏のような陽が照りつけている。換気が必要ということで、エアコンをつけたまま、窓を全開したら、適度に風が入り、実に気持ちがいい。午後はこの状態で過ごした。電気代がどのくらいになるか、心配だけれど、体にはこのやり方がベストだ。

 マスクを着けるのはつらい。家の近くは人通りがほとんどないので、マスクをずらして鼻を出す。自分が吐いた息がマスク内にこもらないので、涼しく感じる。

 家にこもる生活が長いと、血管が拡張しづらく、水分が体のすみずみまで行き渡りにくくなる。体中に行き渡った水分は汗になって蒸発し、汗が蒸発することで体温が下がる。家で体を動かさないでいると、汗をかきにくくなり、熱が体内にこもって熱中症になる。
 水分を行き渡らせるために血管を広げるには、湯船に浸かるのがいいそうだ。暑いとついシャワーで済ませたくなるが、ゆっくりお風呂に入るのがいい。お湯の中で手足を伸ばすのは、至福ですもんね。

 政府が進めているGoToキャンペーンをネットで「強盗キャンペーン」と揶揄している。アベノマスクといい、強盗キャンペーンといい、素晴らしい言葉のセンスだと感心してしまう。
 多くの人が困窮しているときに、コロナが終息したあとの旅行の支援策を講じるとは、安倍内閣の皆さん、いったいどういう頭の構造をしているのだろう。
 安倍内閣の支持率は、どんどん下がっている。いろいろな疑惑に加えて、トンチンカンな政策とモタモタ感に、皆ウンザリしている。
 








6月8日(月)
 東京の今日の感染者、13人。累計では5396人。
 都は、歌舞伎町のホストクラブなどの従業員全員にPCR検査を実施することを発表した。強制ではないが、店側は前向きにとらえているようだ。従業員が皆陰性とわかれば、お客は来やすくなる。
 
 国はようやくPCR検査拡大の方向へ動き出したのかもしれない。Jリーグが選手、スタッフ全員の検査を実施したことなどが、国の方向転換の後押しをしたかもしれない。
 下水に混じるウイルスの検査も、国の方針で決まりつつあるようだ。欧米では下水の検査が進んでいる。
 発症していない感染者を見つけ出すことが、コロナ対策の根幹だ。下水を調べて、その地域のウイルスの多寡を知り、多ければそこで仕事をしたり、生活を営んでいる人のPCR検査ををする。無症状でも陽性の人を見つけて、隔離と治療をする。全面的に経済活動を止めることは、なるべくやらない。こういう方向に、世界は向かっていくのかもしれない。









6月7日(日)
 東京の今日の感染者、14人。

 給料が半減し、住宅ローンが払えなくなった人が増えている。銀行は相談窓口を設けている。個人の事情でローン返済が滞るわけではないのだ。対策が取られなければおかしい。

 新宿のキャバクラやホストクラブが感染源になっている。感染に対してゆるいやり方を取ってきた店側も悪いけれど、連日、都知事の口から、「夜の街、ホストクラブ」という言葉が出ると、集中攻撃されているようで、感じが悪い。「夜の街」の前は、パチンコ店が睨まれた。
 ここで働く人達の生活を考えると、複雑な気持ちになる。
 
 アメリカでは株価が上昇している。金融緩和政策が後押しし、ウォール街のいろんな仕掛けがあるのだろうけれど、そうしたものが効き目を現しているらしい。実際の経済活動はまったく落ち込んでいるのに、株価が上がるという現象が、気持ち悪い。
 株価の上昇で資産価値が上がり、金持ちはより豊かになる。一方で失業者がどんどん増え、貧しい人は追い詰められている。
 経済格差は何年も前から問題になっているが、コロナが格差をさらに広げている。

 







6月6日(土)
 東京の今日の感染者、26人。2桁台は6日間連続。
 新規感染者が減ることはないと思う。感染者数が増えたのは、PCR検査が以前より拡大したことも、理由として挙げられるだろう。
 唾液によるPCR検査も始まった。コロナウイルスがどういうものかも、しだいにわかってきている。緊急事態宣言前と比べると、状況は少し良くなっていると思う。

 アメリカで警官が罪のない黒人を殺したことで、すべての州で大規模なデモが起きている。トランプ大統領は軍による制圧を主張したが、米軍幹部に反対されて、主張を引っ込めた。大統領一人の考えで軍を動かせると、トランプ大統領は考えていたらしい。トランプは民主主義というものがわかっていないようだ。

 過激なデモを、殺された黒人の弟が諌める姿が報道された。全米の誰よりも傷ついているのは、家族だ。
 暴力に訴える差別反対の運動は実らないと、切々と訴える黒人の姿がYoutubeで流され、多くの人に支持されている。 白人警官が膝をつくポーズで、デモ隊の主張に賛同する意思を表明した。
 少しずつ人々の意識が変わってきているのかもしれない。
 それにしても、アメリカの人種差別の根の深さを、改めて思い知らされた。
 デモは、ソーシャルディスタンスなどどこかへ吹っ飛び、超過密で、マスクを着けていない人もたくさんいる。人がひしめき合い、大声で怒鳴り散らす。コロナが心配だ。








6月5日(金)
 東京の今日の感染者、20人。大阪は二日連続ゼロ。
 大阪の吉村知事は、大阪モデルを見直すと発表した。専門家会議を開き、意見を聞くという。

 東京の感染者の多くは、相変わらず新宿のバーやクラブらしい。場所が特定できているのだから、その一帯の店舗すべてに、PCR検査を行なったらいいのではないか。店の関係者がすべて陰性だとわかったら、お客は安心して店に行ける。

 京都も感染者数が低く、祇園の店が開業した。しかし通りには人があまりいない。祇園の料亭に行くのは年齢が上の人だから、コロナに用心しているのだろうか。

 自転車通勤に人気が集まっているのは、日本だけではない。パリでは自転車通勤のために、車道を減らして、広い自転車専用道路を確保した。こういう素早さは日本の行政には期待できない。
 
 パンデミックに備える新しいライフスタイルが模索されている。コロナは序の口で、今後さらに大きなパンデミックが起きるというのは、学者の間では常識だそうだ。パンデミックが起きたとき、経済を損なわずに感染症対策をするための方法が、欧米では検討されているそうだ。
 たとえばウイルス感染のために、仕事ができない業種の人は、パンデミック下でも仕事ができる業種を、常日頃から副業として持っておく。感染拡大で仕事ができなくなったら、サブの仕事に従事する。二種類の仕事を持つことが、常識になる、そういう社会を作っていく。

 テレワークやオンライン授業は定着するだろう。毎朝、ギュウギュウ詰めの電車に乗って通勤、通学するという生活の在り方は変わるだろう。それにともなって意識も変化する。レストランは、ネット販売によって、ビジネスが広がるかもしれない。
 頭を柔軟にすれば、いろいろな道がこれからも見えてくるのだろう。
 インターネットによって、社会は大きく変わった。この厄介なウイルスをきっかけに、社会生活の基盤がさらに変化していく。より健康な、充実した生活スタイルが実現するかもしれない。そうした変化の動きの中に、エネルギー問題や環境問題の解決への試みが含まれれば、コロナはあながち悪いものではないということになる。







6月4日(木)
 東京の今日の感染者、28人。この人数は、緊急事態宣言が解除される前の結果だ。
 夜の街の感染者の割合が多いと、都知事は言っている。エリアは新宿が最も多く、歌舞伎町で感染が増えているらしい。緊急事態宣言が続いているときも、営業を続けていた店もあるようだ。補助金も協力金もいっこうに届いていないから、店を開けるしかないと、店のオーナーがつぶやいた。
 役所の業務のこの遅さは、世界一だろう。

 政府が医療機関に送ったマスクに不備があり、隙間が空いてしまうので、危険だと、医療従事者から声が上がった。厚労省の担当者は、謝りもせず、要領を得ない回答をしていた。最低だ。

 電動のレンタサイクルの利用者が増えている。カフェなどのお店の脇の、ちょっとしたスペースに、自転車が並び、登録すると好きなときに乗れる。レンタサイクル会社によると、満員電車に乗りたくないので、自転車を通勤に利用したいという声が多いそうだ。登録者は増えており、新しいビジネスが生まれつつある。

 高速バスを利用する人も増えている。窓側の席のみを使い、背もたれの上部に、顔をすっぽり覆えるカバーが付いている。カバーは胸のあたりまであるので、飛沫防止はしっかりできる。5分ごとに車内の空気を入れ替える装置もある。
 
 電車は窓を開けることで、空気は循環するが、すみずみまで空気の入れ替えはできないし、雨が吹き込むこともある。
 混んだ電車は、こわい場所だと思う。  私は自宅で仕事をするので、乗らないですむが、もし通勤するワークスタイルだったら、かなり悩むだろう。電車に乗るだびに、不機嫌になるかもしれない。








6月3日(水)
 東京の今日の感染者、12人。
 東京アラートが発動され、不安が広がっている。その一方で、感染したらしたで仕方がないと言う若い人もいる。若いから軽症とは限らない。軽症と言われていても、相当苦しい。そういったことをきちんとわかっていない人が多いのだと思う。
 感染を知っているにもかかわらず、山梨から東京まで高速バスで帰った20代の女性が、ニュースで問題になってから、大変なことをしてしまったと後悔していた。そういう事例があるにもかかわらず、コロナに感染するのは運まかせのようなことを言う人が多い。自分は大丈夫という根拠のない楽観は、やめたほうがいいと思う。交通事故に遭うときは遭う。ガンになるときはなるのだ。コロナに感染して、家族や恋人や友人同僚にうつしたら、どうするのだろう。その人々から感染が広がり、死者が出る。感染症は、誰もが、間接的に人を殺す恐れがあるのだ。
 
 第二波が起き、休業要請が出ても、今度は従う人が少ないのではないかと思ってしまう。ギリギリの崖っぷちに立たされている人があまりにも多い。
 感染防止のさまざまな工夫をしている店やライブハウスなどを見ていると、ひょっとしてこれらの工夫で、感染を減らせるかなと思ったりする。日本人は綿密にものを考えるから、細やかな工夫が効果を発揮するかもしれない。

 フランスでは、飲食店の営業が可能になり、街に活気が戻ってきた。ソーシャルディスタンスを守り、注文なども手を触れずにすむ工夫をしている。どの国もおんなじだ。

 WHOがパンデミック宣言をしたころ、とんでもなく下がっていた株価が、少しずつもとに戻りつつある。多少はホッとしている。








6月2日(火)
 東京の今日の感染者、34人。うーん、嫌な感じになってきた。宣言解除されてからの感染者数は、今月10日過ぎに明らかになる。うなぎ登りに増えるんじゃないか。

 感染者が増えているので、警告を発する東京アラートが発動された。レインボーブリッジのライトアップが赤になる。しかし店舗の休業要請はしないらしい。

 銀座のクラブが開業する。文化人も多数通う、歴史のあるクラブのママさんが、着物の上にウイルス防止のビニールのガウンを着、フェイスシールドを着けていた。痛々しい姿だ。
 別のクラブは、クラブのスタイルをやめて、ホステスさんが料理を運ぶだけの、居酒屋状態の営業をしていた。当然料金も安くなるから、売り上げは激減している。お客さんは居酒屋だから来やすいと言っていた。常連さんが気軽に一杯やりに来るのだろう。

 外国人観光客がいないので、観光業は大打撃だが、星野リゾートの社長の話によると、これまでのお客の利用状況のデータによると、日本人の利用客が8割近くで、あとの2割が外国人だそうだ。インバウンドが減ったことでものすごいマイナスが出るような印象を、テレビ報道は与えているが、8割が日本人なら、さほど恐れるにあたらないと、星野リゾートの社長は言う。
 コロナに怯え、感情的になってはいけないということだ。

 沖縄のあるホテルでは、医療従事者が無料で泊まれる宿泊プランを提供している。いいね。

 10万円給付金の申請書がようやく届いた。入金は今月末かな? うちは二人だが、大家族はすごい金額になるね。







6月1日(月)
 東京の今日の感染者、13人。
 東京は映画館やスポーツジム、劇場、学習塾など、ステップ2の業種が休業解除された。
 街に出て、思いきり買い物をする人。水族館や動物園に行く家族。みんな楽しそうだ。渋谷の109も再開した。開店前、長い行列ができた。こんな風景を見ていると、どこかに出かけたくなるのだが。しかし……、私はまだまだ不安なのです。

 新型コロナイコール肺炎という認識は、なくなったらしい。血栓ができて肺の血管が詰まることが多いので、肺にダメージが生じる人が多数出るということだ。血栓は体のどの部分にも起きる。
 コロナウイルスは血管に入ることが最も多いということか。亡くなった人の解剖をしたところ、血管内にウイルスがびっしり付いていたという報告がある。

 東京とその他の府県で抗体検査のための血液採取が始まった。
 Jリーグは選手とスタッフ全員のPCR検査を実施する。とても良いことだと思う。
 検査に関して政府の腰が重いなか、民間の大きな会社や団体が、このような幅広い検査を実施すれば、ウイルスがいてもつつがなく経済活動を続ける道が見えてくるのではないか。

 国はいまだに、クラスターを潰し、感染が拡大したら自粛するという方針を変えていない。

 雇用助成金を給付するのに、国はなぜか小さなデザイン会社に業務を委託し、その会社はさらに電通に業務委託をしていたことがわかった。野党が激しく追及している。はてなマークが頭の中にいくつも浮かんでしまう。助成金の給付は、役所がやるものとばかり思っていた。民間に委託したら、個人情報が漏れるのではないかと心配になる。それに……どうしてデザイン会社や電通が登場するのだろう。
 助成金は、大半の人がまだ受け取っていない。







5月31日(日)
 東京の今日の感染者、5人。
 明日から、映画館やスポーツジムなど、ステップ2の休業が解除される。
 デパートは既に開業し、居酒屋の営業時間も伸びて、渋谷の街はずいぶん人が多くなった。今後、感染者は増えていく。感染の第二波がやって来ることを織り込んだ上で、この先進んでいかなければならない。

 暑くなったので、マスクはキツい。コロナは暑さと湿度に弱いが、夏は冷房のきいた室内にいることが多いから、コロナ感染の減少はあまり期待できないそうだ。

 汗にコロナウイルスが混じることはないそうだ。ただハンカチなどで顔を拭いたとき、そのハンカチにコロナが付着していると、目や鼻からウイルスが体内に入る可能性が高い。
 蚊が感染の媒介をすることもないそうだ。

 ブラジルの貧しい人々が住む区画で、感染が拡大している。夜は水が止まるので、手を洗うこともできず、そのうえ昼間でも断水がひんぱんに起こっている。仕事がなくなり、食糧も不足している。ボルソナーロ大統領は、何の手当もしてくれない。低所得者層は見捨てるということなのだろう。

 日本でも、突然の解雇が続いている。炊き出しの行列に、背広姿の男性や女性が多くなった。

 インターネットカフェで寝泊まりする人々のために、解除のステップ2にインターネットカフェを加えるべきではないだろうか。都も国も、本当に窮している人々のことは、考えていないのではないかと思う。
 








5月30日(土)
 東京の今日の感染者、14人。
 
 全国の百貨店が開業した。店員さんがフェイスシールドを着けて、応対している。女性にとってデパートは気晴らしの場。みんな嬉しそうな顔をしている。
 同級生に伊勢丹大好きの女性がいて、彼女が住む府中の伊勢丹が数年前に閉店したときは、伊勢丹ロスに陥ったそうだ。今日あたり新宿の伊勢丹に出かけているのだろうか。

 マスクが苦しい季節になってきた。日差しが弱くなる時刻を見計らって買い物に出かけたが、顔に熱がこもるような感じがあり、疲労感も濃かった。厚労省は、人がまわりにいない場所では、熱中症予防のためにマスクを取ることを勧めているが、ほんとにその通りだと思った。

 新型コロナによる倒産が、全国で181件に上った。休業は今が限界だ。感染を覚悟で仕事を続けるしかないのか。死者は出るが、経済活動は続けるとトランプ大統領が言ったように。
 








5月29日(金)
 東京の今日の感染者数、22人。小金井の病院のクラスターのために、この人数になった。
 陽性者は増えているが、都は解除のステップ2を、来週月曜から実施する。少しずつ日常の暮らしが戻ってくる。人々の顔にも笑みが浮かんでいる。でもね、ぬか喜びになるのでは。
 再び緊急事態宣言が出たら、みんなの心はついていけなくなるだろう。
 コロナと同居する新しい生活スタイルを実現しても、それだけではコロナを制圧できないと思う。オンラインを駆使しても、それだけでは物足りないフラストレーションが、募っていくのだと思う。








5月28日(木)
 今日の東京の感染者数、15人。このぶんでは、緊急事態宣言が解除された現在の結果が出る2週間後は、感染者はかなりの数に上っているのではないだろうか。
 飲食店やスポーツジム、映画館などがどれだけ感染対策をしても、感染者を一桁に抑えるのは難しいのではないか。

 世界の累計感染者数は、565万人を超えた。一週間に65万人増えている。死者の累計は35万人。

 下水に混じっているコロナウイルスを調べる方法が研究されている。PCR検査は結果が出るのが2週間あとになるが、下水のウイルスを調べれば、今、コロナがどのくらい増えているかがわかる。下水のウイルスが多ければ、検査をしていない無症状感染者も含めて、感染者数が増えていることが推測されるから、注意喚起をしたり対策を立てたりすることに役立つ。

 小金井市の病院で、クラスターが発生した。感染者が9人見つかった。

 北九州市は23日間感染者がゼロだったのが、宣言解除をしてから2日で、二十数人の感染者が出た。小倉城は見学が再開してから2日で、再び閉鎖になった。管理者の男性が、落胆の表情を浮かべていた。

 韓国でも感染者が増加し始めた。コロナと経済の両立の困難さを痛感する。







5月27日(水)
 昨日の東京の感染者、10人、今日は11人。2週間前は、自粛疲れが出てきた頃か。2週間後は、もっと増えているのではないだろうか。

 小さなライブハウスをやっている知り合いから、6月から営業を再開するというお知らせが来た。飲み会もやるという。地下の店で、換気の設備もあるというが、私は行く気になれない。コロナに関しては、過剰なくらい用心するというのが、私のスタンスだ。

 北九州で、感染拡大の兆しが見えている。早くも第二波の到来か。

 コロナによる長期にわたっての休校をきっかけに、学校の9月入学が検討されている。海外留学や留学生の受け入れの観点から、私は良いと思う。社会の仕組みを変えなくてはならないから、とてつもなく大変なことだが、やはりやるべきだと思う。

 ミャンマーの国民から迫害を受けているロヒンギャの人々が、バングラデシュに逃げ、広大な難民収容所ができている。バングラデシュは積極的に受け入れているわけではなく、国連が食糧援助をしているが、食糧は十分ではない。そこにコロナの感染が広がっている。過密で不衛生な環境は、コロナの温床だ。モンスーンが襲来する季節でもあり、ここが洪水に見舞われたらどんなことになるか……。
 ロヒンギャはイスラム教徒で、ミャンマーの多くの国民は仏教徒だ。迫害の原因と理由はさまざまにあるのだろうが、仏教を信じている人間が、いじめ、暴力、果ては殺人を行なうとは、いったいどういうことだろう。









5月25日(月)
 東京の今日の感染者、8人。一桁になるとホッとする。

 今日、全国の緊急事態宣言が解除される。東京は段階的な解除で、まずは博物館、図書館などが自由になるステップ1が実施される。
 現場のお医者さんが、感染のピークは過ぎたと言っていた。現在は、病院に来る感染者はピーク時の3分の1から4分の1だそうだ。

 ただ、これまでコロナ患者に治療を集中していたことや、コロナ用にプレハブの診察室を建てた費用などで、病院経営が苦しくなっている。経営が逼迫している病院は全国に多数あり、コロナのために病床を空けたことや、コロナの治療に他の病気の治療より人手がかかること、そのためにコロナ以外の病気の患者さんが後回しになり、手術などができないこと、院内感染を恐れて、人が病院に来なくなったことなどが、理由として挙げられている。

 私も院内感染が怖いので、ずっと続けていた骨粗しょう症の治療をやめている。数値を調べて、薬を処方してもらうだけだが、それほど悪い数値ではないので、当分行かないことにした。市が推奨している健康診断も、今年はやらないつもりだ。

 アフリカで感染者が10万人を超えた。国が供給した食料に人々がむらがり、殴り合いになった。
 加えて、ケニアやエチオピアなどアフリカ東部で、バッタが大量発生した。濃密な雲のようなバッタの大群が、木の葉や草や畑の作物を食べ尽くしている。ただでさえ深刻な食糧不足に陥っているところへ、バッタが大打撃を与えている。







5月24日(日)
 東京の今日の感染者数、14人。残念ながら、増えてしまった。2週間前は連休後の土日。自粛疲れで、人々が外へ出たくなったのか。
 政府は東京の解除を検討しているが、せっかく抑え込んだコロナが拡がると思う。

 静かな住宅街を、懸命にジョギングしている人を、ときどき見かける。同じコースをグルグル周回している。運動不足が気になるんだろうなあ。ふだんはスポーツジムに通っているのかもしれない。駅の階段の上り下りも、けっこう運動になる。在宅ワークで電車を使わないのは、体には良くないだろう。
 マスクをしないで走っている人もいる。この季節、マスクを着けてジョギングするのは苦しいだろうけど、走っているときの呼吸は、相当な飛沫を振りまいているそうだ。咳をするのと同じくらいの量だとか。
 
 コロナが流行ってから、口から飛び出る唾液の飛沫について、詳しくなった。喋っているだけでも、自分の唾液は2メートル先まで飛ぶのだそうだ。他人の唾液の小さな粒子が、私の額や髪の毛にくっつくのだ。ずいぶん気持ち悪い状態の中で、これまで暮らしていたのかと思うと……知らぬこととはいえ……。

 先週、ひさびさに美容室に行った。住宅街の中の店で、素晴らしくうまい美容師さんが、一人でやっている。予約制なので待たないですむし、店内は美容師さんと客が二人だけだから、密には絶対にならない。
 そこのお客さんが、レースのハンカチ、スワトウのハンカチなのだが、それでマスクを作って、着けて来たのだそうだ。それはそれは素敵なマスクだったとか。どこもかしこも閉まっているから、せっかく綺麗なマスクを作っても、着けていく場所がないと、嘆いていたとか。

 もうすぐ銀座も新宿もどこもかしこも、賑わいを取り戻すだろう。街に出れば、あっと目を引くマスクに出会えるかもしれない。そして、感染者は再び増えるのだろう。








5月23日(土)
 東京の今日の感染者数、2人。
 外国人が、日本は中国や欧米のように、厳しいロックダウンをしていないのに、なぜ感染者数が少ないのか、不思議がっているという。日本人がそもそも、こんな緩い緊急事態宣言なのに、どうして感染が減少しているのか、首をかしげているのではないだろうか。
 その理由として、ニュース番組のコメンテーターの人達が、日本人の生活習慣を挙げている。家の中で靴を脱ぐこと、ハグやキスや握手をしないこと、きれい好きなこと等々。
 規律を守る、真面目な国民性もプラスになっていると思う。子供の頃から、親に言い聞かせられている、人に迷惑をかけてはいけないという考え方。自分の欲求より、皆との調和を優先させる社会性。そういうものが、コロナとの闘いでは、有利に働いたのだ。










5月22日(金)
 東京の今日の感染者数、3人。劇的に減ってきている。緊急事態宣言は続いているが、解除に向けての小池都知事の方策が示された。ベッド数、陽性率等、今のところ、解除に向けての基準を満たしているようだ。
 レインボーブリッジが、基準を満たしていれば七色に、満たしていなければ赤にライトアップする。目で見てわかるというのはいいことだ。

 いくつかの県の知事さんが、PCR検査や抗原検査を幅広く行ない、隔離を徹底するという考え方にシフトしているそうだ。感染の第二波が来た場合、これまでのような自粛を続けていれば、経済が破綻する。倒産が増えれば、経済の土台が壊れ、生きていけなくなる人が膨大な数に上る。コロナで死ななくても、経済で死んでしまう。
 コロナと闘いながら経済を守るには、ウイルスのキャリアーを見つけ出して隔離し、健康な人は普通の生活をする。それ以外にない。

 妹と近所のショッピングモールに行った。これまで閉まっていたブティックが開いていた。感染者数が減っていることもあり、かわいいTシャツなんかを見ていると、ふと、コロナを忘れる。








5月21日(木)
 東京の今日の感染者数、11人。なんとか一桁台にならないものか……。

 黒川検事長が辞任した。産経新聞、朝日新聞の記者と、記者の家で賭けマージャンをしたことを、週間文春が報じた。緊急事態宣言が出ているにもかかわらず、マージャンに興じていたのだ。しかも金を賭けていたのだから、これは違法だ。検事長が賭博をする。もうのけぞるしかないね。

 黒川検事長は懲戒免職ではなく、訓告処分になった。懲戒免職ではないので、退職金は出るそうだ。黒川さんは賭けマージャンをしたことを認めているのに、なぜ懲戒免職ではないのだろう。

 安倍さんの用心棒と言われていた黒川検事長。野心は薄い人だという評もあるが、なんというか、人間として軽い人なんだろう。

 大阪は緊急事態宣言を解除する。大丈夫だろうか。抗体検査の結果を考えると、無症状の感染者がたくさんいるのだ。多くの人が自由に動き回ったら、感染が拡がるのは必至だろう。

 手続きの煩雑さと遅延で、生活に窮している人々に、お金が渡らない。仕事がなくなったシングルマザー、雇い止めになったタクシーの運転手さん、食事を一日一回、二日に一回にしているという。とんでもない事態が起きているのだ。

 インドで感染爆発が起こっている。アジア最大と言われるスラムがテレビ画面に映っていた。見渡す限りの、トタン屋根の小屋の群れ。トイレが数十人に一つしかない。
 仕事がなくなったので故郷に帰る出稼ぎ労働者が、バスにギュウギュウ詰めに乗っている。屋根にもたくさんの人が乗っている。
 ウイルスが流行していることは、皆知っているが、コロナがどういうもので、どういう危険があるかについて、腑に落ちていない人が多いと、インドで活動をしている日本人が語っていた。








5月20日(水)
 東京の今日の感染者数、5人。専門家会議の尾身さんが、コロナは収束の方向に向かっている、しかし気を緩めてはいけないと言っていた。政府は緊急事態宣言の解除を検討しているが、東京はまだ、感染者数が解除の数値まで減少していない。神奈川県も同様で、神奈川ー東京の通勤の問題もあるだろう。

 コロナについていろいろなことがわかってきている。そのひとつに、コロナの感染力は、発症してからより、発症前の無症状の時に強くなるということがある。
 これは問題だと思う。今までのような、症状が出た人のPCR検査をし、感染経路を追い、というやり方では、感染者をいつまでたっても把握できない。
 感染しているが無症状の人を見つけ出すことが、コロナ対策の重要なポイントだと思う。これをやるには、無差別に検査をするしかない。会社、学校、市区町村単位など、区分ごとにすべての人を検査する。
  
 隔離期間2週間が基本になっているが、発症してから一週間以上たった場合は、他に感染させることがない、という研究結果が台湾で発表された。
 これが確かなら、しらみつぶしの検査と一週間の隔離をできるだけ実行していけば、経済と感染対策を両立できるかもしれない。








5月19日(火)
 東京の今日の感染者数、5人。2週間前は、GWの真っ只中。多くの人が、我慢を重ね、巣ごもりしていた。

 医療物資や薬の原料の奪い合いが、世界で起きている。アビガンの製造を、すべて国内で賄う方向に動いている。

 イタリア、スペインで、ロックダウンが解除された。感染者は大幅に減っているそうだ。通常の経済活動が戻りつつある。

 コロナのためにバイトがなくなり、経済に窮している学生に、10万円の給付金が出る。住民税免除の所得の場合は、20万円出る。しかし実際にお金が学生たちに届くのはいつになるのか。東京都は自粛の協力金を出すことになっているが、手続きに時間がかかり、協力金を受け取ったのは、申請した人数の2%だそうだ。日本の役所仕事は、どうしてこうなんだろう。

 このところ、あちこちで地震が発生している。台風もこれから次々にやってくる。避難所で人が密になるのを避けるのに、テントが導入された。避難所の環境は今までに比べると格段に良くなるが、これまでの3分の1くらいしか収容できない。自宅にとどまることが推奨されるだろう。







5月18日(月)
 東京の今日の感染者数、10人。2週間前、ゴールデンウイークの自粛の成果が現れている。人との接触を減らせば、感染拡大を防げることが証明されている。

 金の値段が上がっている。企業業績の悪化、株価の下落が要因だ。

 夏に向かって、感染者数は減る可能性があるが、気温が下がり、空気が乾燥し始める秋から冬にかけて、再び感染が拡大するという見通しが、グラフで説明されている。インフルエンザの流行期でもあり、早めにインフルエンザの予防注射をしたほうがいいそうだ。インフルエンザの予防注射のためにクリニックに行って、コロナに感染することはないだろうか。

 料理屋や居酒屋が休業しているため、魚が売れなくなっている。漁師さんの売り上げが例年の半分になっている。刺し身にする高級魚が売れないそうだ。
 市場の魚の値段が相対的に安くなっている。魚が売れないために、セリが行えない漁業組合も出てきている。
 
 家の近所にある串カツ田中の店頭で、お弁当とともに、野菜の詰め合わせを売っていた。仕入れた野菜を消化できなくなったのだ。
 ラーメン屋さんも住宅街の中にあるカフェ・レストランも、小さな居酒屋さんも、軒並みテイクアウトを始めている。気のせいか、オリジン弁当の客数が減っているように思える。








5月17日(日)
 今日の東京の感染者数、5人。
 16日の東京の陽性率は、暫定値で3.3%。10日の陽性率は、7.5%だった。5%が望ましいという意見がその時あった。感染は抑えられている。

 休業要請を緩めている大阪の、今日の感染者は、ゼロだった。飲食店には活気が戻ってきている。

 東京は緊急事態宣言は続いているが、感染者数が減っていることや、他県各地で解除されていることの気分的な影響か、都内の人出は増えている。緩みが出れば、感染は拡大する。韓国のライブハウスのクラスターでは、百数十人の感染者が出、感染経路を追えない人が、三千人以上に上っている。ライブハウスに入場する際、電話番号を申告する決まりになっているが、嘘の電話番号を書いた人が三千人以上いるということだ。
 バッシングを受けることを心配して、虚偽の電話番号を書いたと、ライブハウスに行った若者が語ったとか。

 テレワークを徹底する会社も出てきている。コロナが終息しても、テレワークのシステムを変えないらしい。書類を電子版にし、ハンコを廃止するそうだ。
 ハンコを押すために、出社する人も少なくない。ハンコ文化は見直したほうがいいのではないか。
 印鑑に携わる職業に就いている人は、戦々恐々だろうけれど。ちなみに私の知り合いも、印鑑の仕事をしている。








5月16日(土)
 東京の今日の感染者数、14人。14日連続で、100人を下回っている。

 39の県で緊急事態宣言が解除され、街や温泉地に人出が戻ってきた。しかし店では席の間隔を空けているので、客数は半分以下になる。旅館も不安と背中合わせの営業で、閉めている宿も多そうだ。

 韓国、中国では、感染者が再び増えている。

 レナウンが倒産した。百貨店での販売の売り上げが伸びないでいるところへ、コロナによる百貨店の休業が追い打ちをかけた。子供の頃に見た、レナウンのオシャレなCMを思い出す。長いCMで、ずいぶんお金がかかっていたのだと思う。
 アメリカの若者向けの服飾メーカーも、販売の低迷にコロナの打撃を受けて、倒産した。

 世界経済を考えると、頭が痛くなる。証券会社が送ってくる、株と投資信託の報告の数字を見たくない。トランプ大統領は、死者は増えるが、ロックダウンを解除すると言い、自由を求めるデモもアメリカ各地で起きている。
 感染者と健康な人間をきっちり分けることができれば、経済は救われる。それを実現する方法はないものだろうか。








5月15日(金)
 東京の今日の感染者数、9人。ようやく一桁になった。連休の行動自粛の結果が、今出ているわけだ。明日はどんなふうになるか。

 抗体検査が試験的に実施された。都内で500人に検査を行なった結果、陽性率は0.6%だった。これを、東京都の人口、1398万人を基に計算すると、都内の感染者は約8万3880人になる。公表されている数字の約18倍で、本庶佑先生などが言っていた、公表の数字の20倍という予測とだいたい合う。
 東京に8万人の感染者がいるかと思うと、外出したくないという気持ちに自然になる。

 それでも日本のあちこちで、緊急事態宣言が解除されている。大阪は独自の政策で、緊急事態宣言を解除した。通天閣の灯りが緑になり、ニコニコ顔のライトも夜空に浮かんだ。
 このアイディア、人々に安心感と希望を与える。府民は吉村知事の言うことに従っていれば大丈夫と、大きな信頼を寄せているそうだ。

 北朝鮮では、コロナに感染した家を、住人が外に出られないように、ドアや窓を外から釘付けにする。閉じ込められた人は食料を買うこともできず、食べ物を与えられることはなく、餓死するのだそうだ。

 中国では、去年の9月くらいから、新型コロナの存在がわかっていたらしい。
 軍人が集まって開かれるスポーツ大会があり、去年はそれが武漢で開催された。欧米からも軍人が参加したが、今までに経験したことのない、原因不明の病気に何人もがかかったそうだ。
 また中国のウイルス研究所は、今年の1月に武漢の市場から500種類の動物等の検体を集めて調査したが、それらの検体をすべて破棄するよう、中国当局から命令が出た。
 トランプ大統領は、コロナは武漢のウイルス研究所から流出したと言い、米中が対立している。今、そんなことを言っている場合ではない、と思っていたが、トランプの言っていること、本当なのかもしれない。

 オーストラリアが、新型コロナがどこで発生したか、原因を究明したい旨を中国に言い、中国が猛烈に反発して、豪州産の牛肉の輸入をストップしたりしている。









5月14日(木)
 東京の今日の感染者数は、30人前後。
 緊急事態宣言の解除の目安のひとつに、10万人当たりの感染者数が、0.5人という数字がある。この目安には白鳳大学の岡田教授が、疑問を呈している。一人の人が何人に感染させるかという、実効再生産数のほうが確かで、これは世界各国が基準にしている。
 科学的根拠が希薄なようだが、この10万人当たり0.5人という基準を東京に当てはめて計算すると、一日に10人となる。一日に10人以下がずっと続けば、緊急事態宣言を解除してもよいということになる。

 妹の犬友達によると、私達が住む調布市の累計感染者数は、35人だそうだ。35人がどこに暮らしているのだろうと、その人は言っていた。
 アベノマスクがようやく届いた。小さくてキツそうなので、人にあげることにした。くだんの犬友達がもらってくれた。

 マスクの値段が下がってきている。ドラッグストア以外の店が、店頭販売をしているが、ちょっと前までの高値では売れなくなったらしい。
 パリのお店に、カラフルでオシャレなマスクがたくさん売られている。テレビに現れる政治家や知事さんたちも、素敵な手作りマスクをしている。これからしばらくは、マスクファッションが盛んになるね。








5月13日(水) 
 東京の今日の感染者数、10人。
 39の府県で、緊急事態宣言が解除される。感染者は増えるだろう。しかし経済がもたない。
 東京都医師会が、愚直なまでの自粛を、と訴えていた。息がつまるような閉じこもりを続けているおかげで、東京の感染者数は10人に減ったのだ。

 唾液を使ったPCR検査が始まる。唾液には鼻の粘膜よりも多くのウイルスがいるのだそうだ。ということは、コロナを飲み込んでいるのだろうか。胃液でウイルスは死ぬけれど……。
 PCR検査とは別に、抗原検査というものも始まる。検査の時間が大幅に短縮できるが、PCR検査に比べて、精度は落ちるらしい。

 専門家会議に、医学だけでなく、経済の専門家も加わることになった。経済の専門家から、徹底的な幅広い検査と隔離を実行することが、経済を崩さない方法だという意見が出された。陽性者と陰性者をきっちり分けることができれば、お店も会社も営業でき、旅行も自由にできるのだ。人数から言えば、全体の数パーセントの患者のために、国そのものが凍りついたようになってしまっている。
 活動を止め、家にこもる方法は、百年前のスペイン風邪のときのやり方だ。当時は医療技術も検査技術も発達していなかった。現代のテクノロジーを使って、ウイルスとの新しい闘い方を見つけなければならない。

 28歳のお相撲さんがコロナに感染して亡くなった。多臓器不全だとか……。コロナは若くて強い肉体も蝕むのだ。








5月12日(火)
 今日の東京の感染者数、28人。

 黒川検事長の定年延長を合法化するための検察庁法改正案が、審議されている。多くの著名人が反対の声を上げている。
 安倍晋三という人は、コロナ対策には行動力をまるで発揮していないが、自分に都合のいい状況を作ることには、とても精力的だ。
 検察庁は厳然と中立の立場を取らなければならない。政権が検察庁に介入することは、独裁政権への第一歩だ。
 しかしこの法案は通ってしまうのだろう。コロナでみんなが疲弊しているときに、こういう法案を通すのだ。安倍晋三という人間は、いかに嫌らしい、下司な男かということが、国民の前にさらけ出されている。








5月11日(月)
 今日の東京の感染者数、15人。
 東京の感染者数について、保健所の報告ミスがあったと、読売新聞が報じている。100人規模の漏れが見つかっているという。
 それにしても、感染者数は減少している。自粛効果が現れている。

 発熱37.5度までは、4日間の自宅待機と、厚労省は定めていたが、一昨日、加藤大臣は、これは規定ではなく、守るべき基準と受け取ったのは、皆さんの誤解だと述べた。厚労省はそういう基準を設けたつもりはないのだそうだ。しかし、厚労省のホームページには、発熱37,5度までは家にいてくださいと、書いてある。これを見たら、皆、この通りにしなければならないと思うだろうが……。
 自宅待機のこの基準のために、PCR検査を受けられない人が多数いて、死者も出た。この基準は間違いでしたと謝罪するのが筋で、みんなが誤解したのだとは、なんという言い草だろう。
 自宅待機中に亡くなった人の娘が、TBSの番組に、長いメールを送った。父は誤解のために死んだのかと、切々と訴えていた。加藤大臣は、自分の発言がどれだけ人の心を傷つけているか、気付いているだろうか。厚労省というところは、何があっても自分の否を認めないところなのだろうか。
 大阪府知事に文句をたれた西村大臣といい、加藤大臣といい、安倍内閣の閣僚は出来が悪すぎる。

 ロックダウンを解除した韓国と中国で、新たな感染者が見つかった。
 連休が終わり、都心の人出は少し多くなった。気の緩みだと、小池都知事がピリピリしている。







5月10日(日)
 今日の東京の感染者数、22人。
 東京都が、PCR検査をした人のうち、陽性になった人の割合、陽性率を発表した。今日の時点で、陽性率は7.5%。5%になることが望ましいと、都の職員が述べた。

 医療従事者やコロナに感染した人への、中傷、誹謗が後をたたない。家の壁に落書きをされたり、投石でガラスを割られたり、ネットに心ない言葉を並べたり、ひどいものだ。落書きや投石は罪になるのに、自分を抑えられないのだ。
 感染したことを周囲に隠す風潮も生まれている。感染を知られまいとしたら、検査をためらったり、病院に行くのが遅れたりするかもしれない。嫌なもの、異質なものを排除しようとする、江戸時代の村八分のような精神が、21世紀の日本にも根付いているのだ。この国の国民性の、本当に嫌な部分だ。

 スペインでは、感染者が退院して、病院の車で自分の住むアパートに送られてきたとき、アパートの住人が皆バルコニーに出て、おめでとうの拍手で迎えていた。この率直さと温かさを、どうして日本人は持てないのだろう。







5月9日(土)
 8日の東京の感染者数、39人。9日の東京の感染者数は、36人。

 連休が終わり、街には少し人が増えたようだ。人出を8割減らすという目標には届いていない。
 頑なに営業を続けるパチンコ店がいくつかある。客は県境を越えてもやってくる。間隔を空けずに並んでいる客に、暴言を吐き、スマホで撮影して抗議した男が、警官に引っ張られていった。やり過ぎだが、気持ちは理解できる。人の命にかかわる危険な状況を顧みず、自分の欲求だけ満たそうとする客が、そもそも悪いのだ。他の国だったら、警官はパチンコ店に行列を作る客を引っ立てるだろう。ニュース番組のコメンテーターも、暴言を吐く男を非難している。
 何か変だ。日本は奇妙な国だと思う。

 PCR検査を現在の2倍に増やすと、人との接触を5割削減するだけで済み、4倍に増やすと接触を減らす必要はなく、数日でコロナを抑え込めるというデータを、物理学者が出した。データの内容は、たしかこのようなものだが、間違っている部分もあるかもしれない。要するに、検査をうんと拡げて、陽性者をどんどん隔離すれば、市中のウイルスは減少し、感染していない人や、抗体を持っている人は、家にこもったりテレワークをしたりすることなく、普通の生活を送り、経済活動に支障をきたさないという考え方だ。シンプルでわかりやすい。

 厚労省が考えを変えたおかげで、PCR検査がこれまでのように保健所でブロックされることなく、受けやすくなったらしい。改善されたのはいいことだが、それにしても役所のやることは遅すぎる。

 アベノマスクは未だに届いていない。うちは調布市だからか。23区が先なんですよね。








5月7日(木)
 東京の今日の感染者数、23人。緊急事態宣言の効果が出てきたらしい。
 犬の散歩で時々顔を合わせる向かいの家のご主人が、「疲れますよね」とポロッと言った。この界隈、朝、出勤する人がめっきり減っている。お向かいさんも在宅ワークなのだろう。

 厚労省が、37.5度の発熱が4日続くまで自宅待機という規定を、取り払うと発表した。PCR検査を断られ、入院もできずに、不安な思いをしている人が、どれほどいることか。自宅で様子を見ているうちに、容態が急変し、亡くなった人がいる。
 死者が出るまで、厚労省は方針を変えなかったのだ。

 PCR検査を拡大するには、役所の機構を大きく変えなければならないのかもしれない。ガチガチに固まった役所の制度、機構のせいで、人が死んでいくのだとしたら、国は大変な罪を背負ったことになる。国がもっと柔軟に対応していたら、岡江久美子さんは死ななくてすんだかもしれない。

 大阪府の吉村知事に対して、経産大臣がかみついた。実にみっともない姿だった。コロナ担当大臣でもある西村さんは、全国に自分の無能さをさらけ出したようなものだ。







5月6日(水)
 今日の東京の感染者数、38人。連休で検査機関が休みのところもあるのだろうか。
 東京も、大阪のように、きちんとしたデータが出せないものか。
 大阪は、陽性率、感染経路、病床数という3つの基準を数字で示し、結果が良ければ、自粛を解除する。大阪城と通天閣のライトアップで、3つの基準がまったく満たされていない場合は赤、3つの基準が一日満たされている場合は黄色、緑が3つの基準が7日間満たされている場合とし、府民がひと目でわかるようにする。明確な努力目標ができるので、人々の心構えが違ってくるだろう。
 スカイツリーが三色のライトアップでコロナの状況を知らせるようになれば、都民の気分は変わってくると思う。

 テレビドラマが軒並み、新番組を中止している。半沢直樹を楽しみにしていたのに、残念。去年放映されたラグビーのドラマを再放送して、しのいでいる。旅番組も、撮影できないので、昔のフィルムを引っ張り出している。制作する側は、この先どうしようかと頭を痛めているのだろう。







5月5日(火)
 東京の4日の感染者数、87人。
 
 安倍総理から、緊急事態宣言の今月末までの延長と、感染者数が減れば、部分的に宣言解除があることなどの、説明があったが、具体的な対策は示されていなかった。
 PCR検査の遅れについての謝罪と反省の言葉もあったが、日本はこれまで感染症を経験していないので、体制が整っていないという、言い訳のような発言しかない。
 コロナウイルスが感染し始めてから、3ヶ月以上たっているのに、未だに検査体制は整っていない。3ヶ月もの間、厚労省の職員は何をしていたのだろうか。

 朝のニュース番組で、元厚生労働大臣が、検査の遅延は政府内に強力なリーダーシップがないからだと言っていた。それじゃ、総理大臣はいったい何をしてるんだ?

 対策は取れない、金は出さない。こんなダメな政府がほかにあるだろうか。

 しびれを切らした大阪府が、独自の出口戦略を打ち出した。大阪府は検査や陽性率のデータをきめ細やかに出しているし、病床数の確保など医療現場への目配りも徹底しているようだ。国がやらなければならないことを、大阪府がやっているという印象です。

 







5月4日(月)
 昨日の東京の感染者数、91人。国内の感染者数、15,057人。死者、510人、退院者、4385人。

 一人が何人に感染させるかという、実効再生算数は、4月10日の時点で、東京では0.5。一人が0.5人に感染させるということは、感染は半減していることになる。ほんとかなあ。

 トンカツ屋の主人が、油をかぶって焼死したというニュースが、朝のテレビ画面に流れた。休業要請で、商売を続けることの不安と悩みを知人にもらしていた。趣味がマラソンで、オリンピックの聖火ランナーに選ばれ、たいへん喜んでいたそうだ。
 政府がもっとお金を出さなければ、自ら死を選ぶ人がこれからも現れるだろう。

 





5月3日(日)
 2日の東京の感染者、160人。二桁台だったのが、一昨日、昨日と、三桁になってしまった。昨日の感染者数は、病院などのクラスター感染が影響しているらしい。

 エボラ出血熱の治療薬であるレムデシビルが、日本国内で承認される運びになった。アメリカではこの薬を国が承認したことで、株価が上昇した。

 安倍総理が、緊急事態条項を憲法に設置するため、憲法改正に取り組みたいという発言をした。コロナを利用して、憲法改正を実現しようとしている。緊急事態条項は、国民の生命に関わる重大な困難が生じた場合、総理大臣がすべての権限を握り、法律を作ったり改正したりしなくても、総理の権限で国を動かすことができるというものだ。かつてヒットラーは、この緊急事態条項を利用して、あの独裁政権を作り上げた。

 緊急事態宣言は法律で国民を縛ることができず、そのためウイルスの拡大を防げていない。だから強い力でロックダウンできる緊急事態条項が必要、というのが、安倍晋三の主張だ。いきなり緊急事態条項に論点を持っていくのは、おかしい。緊急事態宣言では足りないのなら、法改正をすればいい。

 緊急事態宣言の機関は、約一ヶ月伸びる。暮らしが成り立たなくなっている人々が増えている。学費が払えないので、大学をやめることを考えている若者が増えている。一ヶ月伸びることについて、窮地に陥る国民への具体的な経済支援は、まだ考えていないとの政府高官の発言があったそうだ。

 コロナ対策は最初から後手にまわり、検査も経済支援も医療現場への対策も、十分でない。お金を出し渋る政府、反面超保守的な考えのもと、権力の拡大をめざす政府。安倍内閣は、戦後最悪の政府だと思えてしまう。
 





5月1日(金)
 今日の東京の感染者数、165人。減っていると思ったら、増えてしまった。平日の品川駅の出勤の様子を思い出す。あれを続けていたら、コロナ終息は無理なんじゃないの?

 コロナ感染者で、軽症と重症の中間の、中等症の患者が激増しているそうだ。医師会がコロナ専門病院を作ると言ったのは、これが原因らしい。

 隔離施設であるホテルに滞在している人が、PCR検査について、「症状が出たもん勝ち」と言っていた。無症状だと、なかなか検査をしてもらえない。誰もが検査をしてもらいたいから、早く症状が出てほしいと思うのだろう。
 陰性が2回出ないと、ホテルから出してもらえないが、18回検査をしても、陰性が出ないという人がいた。ウイルスの死骸を機械が検知しているのではないかと、専門家が言っていた。

 自宅待機でいっこうに検査を受けられず、症状の悪化におびえている人がいるいっぽうで、一人に18回の検査をしている。検査制度をもっと整えられないものかと思う。

 中国はロックダウンを解除し、街にも観光地にも人が溢れかえっているし、道路は大渋滞している。ナントカいう観光名所の山の登山道が、コロナ以前の原宿の竹下通りのようになっている。大混雑の映像を眺めて、これじゃ大自然を味わうこともできないと思った。中国人は何を考えているんだろう。夏の富士山も人がいっぱいだけれど、富士山のほうがまだましだ。
 そんなことより、再び感染が拡がらないかと心配になる。







4月30日(木)
 今日の東京の感染者数は、46人。29日の感染者数は、47人。
 拡大が抑えられているように見える。実際にどのくらいの数の感染者がいるのかわからないが。

 PCR検査が進まないのは、ベッド数の問題だけでなく、検査に必要な検査薬や人員が不足しているかららしい。
 いっぽうで、民間の検査機関には、まだだいぶ空きがあり、民間の機関を十分に活用していない状況もある。民間に委託せず、すべてを国でやろうとする意識が、厚労省にあるのだという。
 国の姿勢は、いつものことだが、歯がゆいばかりだ。

 コロナに感染しているという風評を恐れて、検査を受けないケースもあるらしい。小さな会社だと、そういう心理も働き、家族に感染の疑いがあっても、医者に行かなかったりするのだろうか。自己免疫力で治ってしまう場合も多いのだから、そんな考えを持つのもわかる気はする。

 東京都医師会が、コロナ専門病院を作ると、記者会見で述べていた。このままでは、発熱しても自宅待機と言われ、何日たっても検査を受けられず、家族にうつしたり、突然呼吸困難に陥ったりすることになりかねない。

 韓国は、感染者がゼロになった。対応の素早さが功を奏した。






4月29日(水)
 4月26、27日の東京の感染者は100人を下回った。27日は39人だった。しかし、昨日、28日は再び増えて、112人になった。

 休業要請に応じないパチンコ店に対して、大阪と東京は店名を公表する措置を取ることにした。東京では、都の強い姿勢に、一店だけ除いて他のパチンコ店は店を閉めた。
 休業に抵抗する店主がテレビのインタビューに応じて、やむにやまれぬ事情を話した。パチンコ台のリース料や従業員の給料、景品の仕入れ費用等々で、月に1,000万円くらいかかるそうだ。

 各国が経済活動を止めているために、大気汚染が改善された。温室効果ガスが、四分の一減ったそうだ。
 これは驚きの結果だ。たった3ヶ月かそこらで、これだけの変化がある。地球温暖化を食い止めるのは、完全に手遅れだと思っていたが、そうでもないらしい。経済活動の在り方をなんとか工夫して、変えていけば、地球の未来に光が射すかもしれない。

 歴史を振り返ると、人類はペストなどの感染症に襲われるたびに、生活、文明の在り方を変革してきたそうだ。今回も良い方向に変えることができれば、この厄介なウイルスに、真に勝つことができるのだろう。





4月26日(日)
 25日の東京の感染者数、103人。亡くなった人、100人。
 26日の全国の感染者数、13,182人、亡くなった人、348人。

 感染者数の公表の数字は実態に即していない。死亡者数が増加しているので、それによって、感染者の広がりが想像できると、専門家が話していた。

 週末の人出は、かなり少ない。都心はガラガラだ。湘南の海岸にも、誰もいない。天気の良い土日だったにもかかわらず、多くの人が家にこもったのだろう。

 アメリカでは、外出規制と営業規制に反対するデモが起きている。「ここは自由の国だ」と叫んでいる。自由に動き回る権利がある、2パーセントの患者のために、98パーセントの人間が犠牲になるのはおかしい、自分の人生は自分で決める……、そう口々に訴える人々。そういう問題じゃないでしょ、と言ってやりたくなる。日本人もそうだけれど、コロナ感染という状況をちゃんと理解している人が、とても少ないのではないかと思える。

 スウェーデンは、感染を減らすのでなく、いっそすべての国民が感染し、回復することをめざしているらしい。もちろん、重症化して亡くなる人も多数出てくるが、それは仕方がないことと折り込み済みなのだ。死ぬ人は死に、生き残った人間で国を立て直していく。そういう方針を固めているそうだ。
 だから外出規制はなく、経済活動も変わらず行われている。
 死ぬ可能性が大きい高齢者は、身辺整理をしているのだという。
 スウェーデンは税金も高いが、福祉も手厚く、貯蓄がなくても安心して生きていける。そういうシステムを維持していくには、税収が減ることは国の崩壊につながるわけだから、こういう方針を取らざるを得なかったのかもしれない。
 それにしても、すごい覚悟だ。







4月24日(金) 
 東京の感染者数、161人。なかなか減らないね。
 ゴールデンウイークを前に、各自治体や観光地は対策を立てている。箱根では休業する旅館が出てきている。高尾山はロープウェイとケーブルを止める。駐車場が閉まるところもある。全日空はGW期間中のフライトを85%減らした。

 都知事や県知事が口を酸っぱくして、移動の自粛を要請しても、それでも人は動くのだろう。行政の長が自粛を繰り返し言うのは、誰のためか。みんなが危険にさらされないためではないか。医療崩壊を起こさないためではないか。そこをまったくわかっていない人が多すぎる。頭使って考えろ、と怒鳴りたくなる。

 岡江久美子さんは、発熱し、自宅療養を勧められた。今年の2月まで放射線治療をしていたことは、医者はわかっていたはずだ。早くPCR検査をおこなっていたら、アビガンを投与され、回復したかもしれない。自宅で容態が急変し、入院して陽性とわかり、刻々と状態は悪くなっていった。医者の判断ミスではないのか。救えたはずの命が消えてしまったという思いを抱いてしまう。
 自宅にいた患者が亡くなる例が増えている。







4月23日(木)
 今日の東京の感染者、134人。

 女優の岡江久美子さんが亡くなった。新型コロナウイルスによる肺炎だ。初期の乳がんになり、2月まで放射線治療をしていたという。そのため免疫力が落ちていたと考えられる。享年63歳。

 コロナで自宅療養をしていた50代の男性が、容態が急変し、亡くなった。数時間で容態が悪化するのが、この肺炎の特徴らしい。あれよあれよというまに呼吸困難に陥るのだそうだ。
 自宅療養には、前から疑問を抱いていた。一人で自宅にいた場合、体調が急変して、自力で病院に電話をかけることもできなくなったらどうするのだろう。その疑問と不安が現実のものとなった。

 スーパーに行くのも怖くなった。宅配の人が帰ると、すぐさま消毒薬で玄関のドアノブを拭く。ボールペンは必ず家のものを使い、タブレットにサインをする場合は、すぐていねいに手を洗う。
 道で人にすれ違うと、距離を置く。相手も私から離れる。

 緊急事態宣言による行動の自粛の結果が、そろそろ出てくる。せめて100人未満になってほしい。






4月22日(水)
 コロナのニュース、いささか疲れてきました。毎朝、テレビをつけると、トゲトゲのついたコロナの映像が出てくる。朝から気持ち悪いものを見せられる。

 東京の感染者、今日は132人。今日までの総数は、3440人。亡くなった人は、今日までの累計で87人。

 日本はPCR検査が行き渡らず、感染者は公表の数字よりはるかに多いはずだが、そのわりに死者の数が少ない。医療崩壊が始まっていると言われるが、この死者の数をどう考えたらいいのだろう。

 クルーズ船をテーマにした番組が、早くも放映された。何が起きていたかを、乗客が撮影した映像なども交えて、報じていた。驚いたのは、患者の診療に船に乗り込んでいた感染症の専門医が、ある日、突然引き上げてしまったことだ。上からの命令で、医者たちは下船せざるを得なかった。なぜそうなったのか、今も理由はわかっていない。

 クルーズ船の対応は、アメリカの新聞が、やってはならないことの見本だと、厳しく非難していた。

 日本政府の対応は、曖昧な点が多すぎる。中途半端な対応のまま、ずるずると現在に至っている。
 








4月21日(火)
 今日の東京の感染者数、123人。累計、約3300人。

 先週金曜日の201人をピークに、感染者数は減少傾向にあるようだ。
 みんなが外出を我慢している成果が現れてきたのだろうか。
 とはいえ、8日連続で、100人を超えている。
 緊急事態宣言が出てから、2週間、これから感染者数はどのようになるだろうか。

 高齢者は人に感染させる率が高いというデータがある。高齢者のほうが若者より出歩いていると言う人もいる。若者が叩かれ、今度は年寄りが叩かれる。
 高齢の男性が、若い女の子に向かって、「人殺し」と怒鳴ったそうだ。コロナに対して若者が真剣ではないことを、諌めたかったらしいが、ささくれだった言葉を投げ合っても、何も解決しない。

 コロナの終息には、これから何ヶ月もかかる。みんなの心が、それまで保つだろうか。





4月20日(月)
 今日の東京の感染者、102人。これまでの都内の感染者数は3184人。

 都心のターミナル駅周辺は人出が8割減になっているが、海辺や公園、地元の商店街は人で溢れかえっている。マスクをしないで遊ぶ人、ジョギングをする人、自転車を乗り回す子供……。外に出て気晴らしをしたい気持ちはわかるけれど、このままでは感染爆発が起きるだろう。ヨーロッパに住む日本人が、コロナを甘く見てはいけないと、しきりに警告を発している。

 テレビのリポーターに向かって、 「今日、出かける出かけないで、コロナに感染するかどうか決まるわけじゃない」と、訳のわからない発言をしている女性がいた。日本人は今、何が起こっているかをちゃんと理解していないのではないか?

 道で倒れ、亡くなった60代の人がいたそうだ。亡くなってから、感染していることが判明した。
 ネットカフェを追い出され、荷物を持ってトボトボと道を歩いている男性がいる。スマホを持っていなければ、給付金の情報を知ることもできない。仕事がストップすることもある。
 本当の地獄がやってくる。







4月19日(日) 
 東京の感染者、107人。全国の感染者数、10434人。クルーズ船を含む全国の感染者数、11146人。

 豪雨の後の青空は、純粋なブルーで、ウイルスが猛威を振るっていることを忘れてしまう美しさだ。
 風は爽やかで、若葉が陽にきらめいている。こんな日に部屋にこもっているのはもったいないので、庭仕事に精を出した。
 砂利を敷き詰めた庭に、ミニ花壇をふたつ作ったのだが、今日は花壇作りの際に泥にまみれた砂利を洗った。

 バゲットを買いに駅ビルに向かった。パン屋は閉まっていた。花屋もシャッターが降りている。改札付近に人は少なかった。
 小さな子供を連れた若い夫婦が、散歩しているのを見ることが多くなった。

 家庭内暴力が増えているらしい。コロナ離婚という言葉が、ネットに飛び交っている。在宅ワークは家族の間にきしみを生むこともある。ウイルスの不安と経済の不安が両肩にのしかかり、誰もが心のゆとりをなくしている。







4月18日(土)
 東京の今日の感染者数は、181人。クルーズ船を含む全国の感染者は、10507人。クルーズ船を除くと、9795人。
 回復した人は、1012人。亡くなった人は、154人。

 昨夜から激しく雨が降った。土砂災害や竜巻の警報が、テレビ画面のテロップに出た。
 暖かくなると、ゲリラ豪雨や台風に警戒しなければならない。コロナ蔓延に加えて、災害が起きたら、地獄だ。

 韓国は選挙で与党が圧勝した。コロナ対策がうまくいったからで、PCR検査の徹底や、感染経路の公開、細かい情報が得られるアプリなど、対応が素早かった。台湾も、ITに精通している大臣クラスの人の活躍で、感染防止に見事な対応をしている。

 日本政府のやり方は初めから後手に回り、安倍政権の支持率は下がるいっぽうだ。星野源のコラボ動画に出演したのもまずかった。韓国、台湾を見て、日本政府を振り返ると、腹立たしさを通り越して、悲しくなる。

 安倍政権の支持率が下がったとはいえ、40%くらいの数字を保っているのは、どういうことなのかね。こんなに頼りない総理でも、エールを送っている人がいるのが不思議です。






4月17日(金)
 東京の16日の感染者、149人。今日の感染者数、201人。

 緊急事態宣言が全国に出された。感染者が多数出ている県の知事は歓迎しているが、感染者が少ない新潟、和歌山の知事さんは、困惑していた。
 岩手県は一人も感染者が出ていないが、街の人はいずれ感染者が出ることを考えて、緊急事態宣言に賛同している。

 PCR検査がようやく広がり始めた。墨田区は陰圧できるテントを用意し、短い時間で検査が可能になっている。
 品川プリンスホテルが都に借り上げられ、軽症、無症状の患者を受け入れる施設になった。豪華なロビーに受付の事務机が置かれ、ホテルの雰囲気は変わってしまっている。

 コロナに感染し、軽症と診断されたグラビアアイドル・タレントが、ビデオで症状を公開していた。軽症でも相当苦しいようだ。若く、軽症でも、辛い病気だということを、一般の人々に伝えたくて、公開したと言っていた。

 早い時期に緊急事態宣言を出し、一時感染者が減っていた札幌が、再び感染者が増え始めた。
 コロナは減ったり増えたりを繰り返し、終息するのは2022年という見通しが出ている。来年、東京でオリンピックを開けるのだろうか。






4月16日(木)
 東京の14日の感染者、161人。15日の感染者は、127人。
 今日の全国の感染者数、クルーズ船を除いた数は、8753人。クルーズ船を含めると、9465人。
 回復した人は、クルーズ船を除くと、901人、クルーズ船を含めると、1546人。

 感染者、1万人突破は目前だ。
 実際にはこの10倍いるとか。

 PCR検査が保健所や帰国者、接触者相談センターを通さなくても、できるようになるらしい。
 保健所は相談の電話が殺到し、パンク状態だ。
 あちこちの病院で、院内感染が起き、新型コロナの患者を受け入れない病院が増えている。
 医師と看護師は、家族への感染を懸念し、自費でホテル住まいをしている。
 マスクや防護服は備蓄が底をつき、マスクはボロボロになるまで使い、防護服は洗って再利用している。
 医師も看護師も、感染の恐怖と闘いながら、日夜、働いている。
 欧米の医療従事者がSNSに載せたような、現場の状況を訴えるビデオを、ネットに上げることは、日本の病院では堅く禁止されているらしい。どうして隠そうとするのか。一般の人は、今、病院で何が起きているのか、しっかりと知らなければならない。

 日ごろ頼りにしている近所の医院の入口に、新型コロナを受け付けないという貼り紙がしてあった。小さな診療所だから、コロナかもしれない患者と、その他の患者を、分けておくことができない。先生も大変だよね。

 妹の友達は、突発性難聴で通院しているが、その病院に院内感染が発生し、外来が閉じてしまった。不安だとメールに書いてあったそうだ。






4月14日(火)
 東京の13日の感染者、91人。全国では7399人。クルーズ船を含めると、8000人を超える。

 品川駅の朝は、出勤の人々でいっぱいだ。テレビを見ながら、ため息が出る。
 在宅ワークができない人々が山のようにいるのだ。
 政府は休業補償はしないと言う。大阪府知事が、国が補償をしないことに憤っていた。
 金は出さない、仕事は安めってどういうこと?コロナで死ぬか、生活が困窮して死ぬか……。自殺者が出てくるかもしれない。国の冷たさに恐怖を感じる。
 安倍晋三とは、どういう人間なのだろう。
 政府のやり方に怒り心頭なので、アベノマスクが送られてきても、つけたくない。文句を並べた手紙とともに、突き返してやりたい。

 混んだ電車は、どのくらいの感染リスクがあるのだろう。スーパーはどうなのか。ウチから最も近いスーパーは、店が狭く、いつも混み合っているので、2週間くらい前から、足を踏み入れていない。
 





4月13日(月)
 東京の12日の感染者数、165人。都の累計の感染者数は、2000人を超えた。
 日本全体では、感染者数、7255人。回復した人は、784人。亡くなった人は、102人。

 テレビは週末の風景を映し出す。
 都心の繁華街から、人が激減したぶん、郊外の街の人出が多い。日曜日、吉祥寺は多くの買い物客で賑わっていた。 スーパーマーケットに家族で出かける人々が増えているらしい。家にいるストレスを少しでも解消しようという気持ちはよくわかる。子供はグズるだろうし、大人だって耐えられなくなるよ。
 スーパーの店長さんが、「家族連れで来ないで」と訴えていた。店内の人数がよけいに増えてしまう。荷物持ちに駆り出された旦那様は、車で待っていてという呼びかけも……。

 浜辺は潮干狩りの人が多い。規制の網を張っているのに、それを乗り越えて獲っている。「ちょっと寄ってみた。パスタと和えると美味しいのよ」とゆるい発言をしているオバサンに、ムカついた。






4月12日(日)
 朝の情報番組で、政治評論家が、安倍総理を批判していた。安倍さんが総理大臣でいることが、緊急事態宣言をしたいほど危ないことだ、といったような皮肉を言っていた。
 安倍さんが配るマスクは、一枚200円で、費用の総額は200億円だと報じていたが、その後200億ではなくて、400億以上かかるという報道があった。
 街の人々へのインタビューで、小学生の女の子が、「あたし、あのマスクはしない」とつぶやいていた。そうだよねえ、昔のガーゼのマスクのような、あんなダサいマスク、嫌だよねえ。

 マスクが手に入らない人にはありがたいだろうが、多くの国民は歓迎していないようだ。洗える手作りマスクは、すでに売られている。かわいいマスクの作り方も、ネットなどで紹介されている。
 小池都知事がしているマスク、オシャレです。

 安倍さんのマスク、アベノマスクと命名した人は、冴えてるね。そのアベノマスクにかかる費用を、明日の暮らしがおぼつかない人々の支援に当てたら、どれほどみんな助かっただろう。一世帯2枚、全国に配られる膨大なマスクは、もう作っちゃったのだ。4百数十億のお金が、どぶに捨てられるイメージを持ってしまうのは、私だけではないだろう。
  






4月11日(土)
 昨日の全国の感染者数、6162人。
今日の東京の感染者数、197人。

 イタリアとスペインの感染者数は減り始めた。ピークアウトしたらしい。
 日本はこれからだ。
 PCR検査が行き届いていないので、感染者数はもっと多いはずと、誰もが思っている。公表されている数字の10倍はいるという意見もある。

 2月下旬に、どのくらい感染者数が増えるのか、占ってみた。マックス1万。6000人から1万人の間、と、出た。怖くて眠れなくなった。気分を変えようと、翌日、日曜だったので、昼間からクィーンのコンサートのDVDを大音量で見た。




4月10日(金)
 昨日の東京の新型コロナ感染者数、181人。大阪は92人。
 今日の東京の感染者数、185人。

 経済と感染拡大の抑制のバランスを取ることが、どんなに難しいことか。経済を潰さずに感染を抑えるのは、結局無理なのだ。それはみんなわかっているのだ。わかりつつ、なんとかしようともがいているのだ。

 日本国はケチだ。国民の生活を守るためには、莫大な額のお金が必要だが、小心な人が大金を出すのを怖がるように、国は大規模な支援策を取ることができない。
 倒産する会社が増えたら、日本の経済基盤が崩れる。壊れた土台をもとに戻すのに、大変な年月がかかる。
 安倍総理は気が小さい人なんだろう。そのようにしか見えない。妻のやりたい放題を抑えることもできないんだものね。

 東京の感染者数は、二百人台、三百人台と増加するだろう。





4月8日(水)
 昨日の感染者、たしか80人くらい。
 今日は一挙に増えて、144人。

 街はガラガラだ。東京駅の前、渋谷センター街、スクランブル交差点、新宿駅東口……。テレビ画面を眺めて、この珍しい光景を自分の目に焼きつけたくなったけど、電車に乗って感染したらと思うと、そんな酔狂なことはできない。
 仕事の外出なら仕方がないが、私は自宅で仕事をしているので、電車は極力避けている。

 東京を脱出する人が増えているらしい。実家や、セレブは別荘か?
 東京を逃れる気持ちはわかるけど、その人達を受け入れる土地の人々にとっては、迷惑だ。
 東京人がコロナを運んでくる。撒き散らす。高齢者が多く、病院が少ない場所に、感染が広がる。